ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサートのレビュー・感想・評価
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IMAXでのライブシーンは圧巻
池袋のIMAXで鑑賞。
私はビートルズ世代ではありませんが、前半部分で彼らの経歴が簡単に紹介されていたので、どんな出来事が起きたのかを知ることが出来ました。
ライブシーンでは、ビートルズが目の前で演奏しているかのような臨場感があり、流石IMAXだなと思うぐらいのクオリティでした。また、ライブ中は沢山のカメラが回っており、様々なカットが表示されていたので、それぞれの視点で楽しむことも出来ました。
私は、家族と一緒にビートルズの曲を聞いていたので、知っている曲が多くて懐かしく感じました。
ビートルズ世代の人でも、そうでない人でも満足できる内容になっていました。
ピーター・ジャクソンが提示する、新しいIMAXの使い方
50年以上前のアナログな映像を、何でIMAXで?って疑問を持ちながらグランドシネマサンシャインに行きました。本編見て初めて分かったことには、これ、当時カメラ10台ぐらいを同時に回して撮影してたんですね。今思えば、もの凄いハイコンセプトなドキュメンタリーです。そのマルチアングルな映像を、大画面をフル活用して、分割画面で同時に見せるというIMAXの新しい使い方に感心しました。「さすがピージャク!」って唸りましたよ。ビートルズもスタッフも楽しそうで、警官が屋上にやってくると、すかさず「♪get back!」って歌うのとか最高すぎる。それにしても、この屋上ライブの時点で、ジョン・レノンは29歳、ポール・マッカートニーは27歳だったってのを改めて確認して、驚くしかありません。
伝説のライブをこの環境で観られる最後のチャンスか?
まずは配信で観て、その鮮明な画像と4人の若々しい姿に感動した後、ようやく取れたチケットを持って追加上映を観るために近所のI MAXへ。そこでは期待通り、大画面と大音響によって伝説のロック・グループの最後のライブが収められていて、やっぱり、"ゲット・バック"では少しだけ劇場の床を足で叩いてしまった。多分、ビートルズ世代の中高年夫婦等に挟まれつつ。
ゲリラ・ライブの本番と前後を少しだけ映し出した劇場版では、本当に楽しそうに演奏する4人の姿が見られるが、配信版では彼らがなぜ分裂してしまったのかをリアルに追っている。だからやっぱり、配信と劇場の両方を観た方がいいと思うのだが、不思議なことに、そんな背景に関係なく、演奏し始めた途端、4人が一気にロック好きの若者たちに回帰していく姿に心を打たれるのだ。
ヨーコが側で見守る中、背中を丸めるようにしてギターを弾くジョン、小柄なジョージ、肌がピカピカのリンゴ、そして、誰よりもカリスマがあるポール。こんなにもクリアに、伝説のグループの演奏風景と、その立ち姿が、この環境で観られるチャンスは恐らく2度とないだろう。これは、全世代に贈るライブ・ドキュメントだ。
ジョージがカッコよかった
ジョージがカッコよかったです。
ビートルズが活動していた時代にはまだ生まれていませんでしたが、生きて動いて社屋の屋上の風に吹かれながら演奏する姿にキュッとしました。
何度も映るヨーコの姿が印象的でした。
すごくよかった。
カメトメモード
ビートルズの未公開フィルムが出てきてLET IT BEの映画を作っていると随分前に聞いてこれは大スクリーンIMAXで観るぞと楽しみにしていました。延期になっているうちにディズニーチャンネルになって結局映画は無しか、と思っていたら屋上演奏の場面だけの映画を作って1週間ぐらいの期間限定で公開ということで、都合をつけて観にいった。そもそも元の音源が昔のだからしょうがないのかIMAX思った程じゃなかった。これまで何回も聞いてきた音の映像が観れて面白かった。あ~そういうこと!カメトメモードでした。当初の予定より長く公開していたので評判よかったのかも。ただ無理に都合をつけていったのでそれはちょっと悔しい。
ドーパミンが出まくり
期間は短いわ、上映館は少ないわ、上映回数は1日1回だわだったが、頑張って行ってきました。
家で同じ映像をディズニープラスで観れるけど、
映画館で観るのとは間違いなく別物。
やはり本気で観たい映画は映画館に限る。
いちファンのエコ贔屓が過ぎる感想ではあるが、
「2022年はこの映画がトップかも」というほど興奮した。ドーパミンがすごかった。
IMAXの最前列、ビートルズのみが視界に入るという環境で、最高品質のサウンド。
素晴らしい体験をさせていただいた。
『Eight Days A Week』も面白くて何回も観に行ったけど、楽々それを超えてきた。
当時のビートルズのポジションも伝わってきたし、街の人や景色、そして、無能なポリス、全てがこの映像を引き立てた。
特に、無能な警官。当時19歳だったらしい。「30分で30件以上の苦情がきてる」の一本槍で最終的に屋上に辿り着いた。もっと上手に説得できる優秀な警官であったなら、もっと早くLIVE(レコーディング)は止められていても決しておかしくはない。『Dig A Pony』も聞けてなかったかもしれない。
いまとなっては映像の緩急にもなっているし、あの警官がいなかったら、面白みも半減しているだろう。今となっては逆に感謝すべきか。
ルパン三世に銭形警部が必要なのと同じように。
本当に観に行って良かった。
20世紀に現われたAnomaly(特異点)の最後の42分
これまでU2の屋上ゲリラライブなどをMVで見たことがあって、「ルーフトップ・コンサート」はそれらの本家で豪華版のように勝手に思っていましたが、ちょっと予期したものとは違っていました。
ほとんどの「観客」からはメンバーの姿は全く見えず、あくまで映画のコラージュ的部分の制作だったのですね。まあ木箱一つ置いて上に立てば演説を始められる街の人々は皆鷹揚なものでしたが‥またそのストーリー性付加用に期待された「権威的かつ粗野」では全くない、「紳士的かつ忍耐強い」マジメなお巡りさんを演奏中ほぼ全編にわたって密着撮影しているので、もとよりあまり音楽に造詣の深くない私にはこの作品は少々
「ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・撮影と悩める警官」
のように映ってしまいました。 ☆5.0ファンの皆さん、ごめんなさい。
ただやはり[The Beatles]のメンバーが画面に出てくると、彼らが何を話してもものすごく興味深く聞こえますし、PAに音の火が入って[The Beatles]の音楽が始まるとたちまちそこが「ビートルズという別世界」になってしまう。プロの映画監督が演出と効果を凝らして「ミュージック大作映画」を作っても、なかなかこうはいかない。IMAX代も惜しくない、素晴らしい1969年音楽・映像体験です。
あと日本の映画館では珍しい「映画終了時オベーション(喝采)」が起こったことからも言えますが、当日この映画に臨む観客の熱意は高く、そのオーラが暑く感じられました。それは「シン・ゴジラ 発声可能上映」に匹敵するものだったと言えるでしょう(私は観てませんが)。そんな中、ゴメンナサイ私が上映中何度か感じたことは「やっぱオノ・ヨーコって怖いな‥」。殆ど写らず劇中一言もないのに、唄うザ・ビートルズ、態度に迷う警察官、の次に存在感がありました。いや良いものを見ました。
昼下がりの爆騒音
え?あ。そうよね。そうだったよね。コレが4人の人前での最後の生演奏なんだよね。と思うと、ポロリーンと来た。ちょちょちょ!その字幕は反則やぞ!
場数をこなして来た生演奏の貫禄だったり、バンドとしての息の合い方だったり。和声面でのスペースの埋め方だったり、ビート感だったり。今更ながらですけど、本当にカッコいい、って思ったりします。
Let it Be の後半で見ていたはずの、屋上ゲリラライブは全長42分間。小野ヨーコさんが居ます。これはひょっとしてパティ?スタジオにはリンダも姿を見せます。
ドラムセットのセットアップにリンゴが不満気だったり、ジョージが少し子供っぽかったり、ジョンがリードを取る場面でポールが不服そうな顔をしてたり。The Long and Winding Road のコーラスにジョンが参加してなかったり、地味に批判的な茶々を入れてたり。Beatlesの最後を記録したFilmには感慨しかありません。
騒音だ!仕事の邪魔だ!迷惑だ!今すぐ止めろ!
そうですよねぇ。迷惑ですよねぇ。そんなあなた。耳栓するか、帰宅するか。どっちか選んで!
楽しい
ビートルズが1969年1月30日に行った、自社ビルの屋上で行ったゲリラライブの模様。
結成からそのときまでの駆け足紹介もあって楽しい。14-15歳で結成したリバプールのしがないバンドがあっという間にスターに駆け上がり、1964年から米国を皮切りに世界中大人気の中を演奏して回り、映画もバンバン撮り、1966年マニラでのトラブルからツアーをやめてスタジオに入りマルチトラック導入で全員での演奏も稀(まれ)になったが、1968年にトゥイッケナム映画撮影所で観客を前にした演奏を行い(実際はうまく終わらなかった)、次回作はライブにしようと決定しさまざまな案を考えた結果のライブを映像として残したもの。
わずか65分であることが、かえって濃密な時間になっていると感じた。アルバム 「レット・イット・ビー」に収録されている曲の数々を、警察に無許可で演奏しまくる痛快感。何度も繰り返されるタイトル曲 「ゲットバック」、いい! 最高だよ。
ライブ後に、新作アルバムの録音を続ける中で誰かが行ったセリフ 「またやってやろう。今度は世界中のロックバンドが、ビルの屋上で同じ曲をやるんだ」 は魅力的な企画だったなあ。実現したらすごかっただろうけど、まあ無理か。
時期的にはもはや解散寸前の時期なのだが、4人が(生きていて)実際に演奏し唄っている。それを目の当たりにできること、それだけで幸せな時間だった。メンバーと確執があって一時離れたリンゴスターがずっと楽しそうで、なんかよかった。
もう、若者って年齢じゃなのかもしれないけれど、とにかく四人が楽しそうで、元気に動いているってのが、最高!
あとやっぱり、いい曲多いわ。
おまけ
「映画を観るのか、それともその一部となるのか」(IMAXの宣伝文句)
この映画にぴったりなセリフだった。
ビルの屋上で、無許可ライブって、当時ではだいぶヤンチャな企画なんだろうな。
想像を超越するクオリティー・・・
配信を見てから劇場へ─
テレビの画面は小さくないし、ドルビーアトモスに対応した音響で観賞済み
だから、大画面だったらどうなんだろうなぁ程度の、興味本位でIMAXに臨む
果たして─
もの凄かったです。予想を超えた映像として音響。特にお殿様表現ばかり見事なもので、どんなにがんばってもこの質の音は劇場じゃないと体感できないなーと実感しました。そして、2面3面4面・全面と巧みに切り替えられ大画面に迫力満点に映し出されるその映像は、IMAXに負けないくらいの画質で、よくぞこのクオリティーで作品化してくれたものだと、簡単と感謝の念がこみ上げて、感涙…とまではいかなかったもののそれくらいの気持ちの高ぶりはありました。
それにしても、音響表現の繊細さは見事でした。まるで、本当にライブを見ているかのよう、いやそれ以上の臨場感を感じたので─。それゆえに一段と思ったには、この4人はやっぱスゴイということしかありません。
あ,ごめんなさいかっこいい
これまでオアシスはかっこいいけどビートルズは微妙とか思っててマジすみませんでしたと土下座したくなった
てか動いてるジョン・レノンを初めて見た
警察が来ても動じないバンドメンバーも凄いが、警察到着までギリギリまで引き延ばそうとするスタッフの根気も凄い
寝そべりながら撮影してたカメラさん、確実に筋肉痛じゃろな……お疲れ様です
濃厚な1時間
ディズニープラスに入ってはいないので、「ゲット・バック」として観るのは初めてです。
ビートルズとしてのラスト・ステージを屋上で行うというアイディアは当時としては画期的でした。階下で突然の騒ぎに驚く人々や警察官の姿など、当時のドキュメンタリーとしても興味深い作品となってます。
僅か40分間に5曲の新曲を披露しただけで伝説的に語られる「ルーフトップ・コンサート」の全貌を間近に観ることが出来る事の幸せに浸りながら、IMAXの迫力の大画面と大音響で観る4人の姿に打ち震えました。特にジョン・レノンとポール・マッカートニーが並ぶクリアとなった絵面は、ただの映像であることや半世紀以上の時代を超越したパワーがスクリーンを通して送られていると感じるほどでした。
物語の終焉を飾る圧巻のライブと、かつての熱狂がないロンドンの街角との対比が堪らない
ギシギシと軋む木板の上に設置された楽器と機材。
何台ものカメラやアンプ、スピーカーのコードが張り巡らされた急ごしらえのステージに現れる4人。
映画のシーンとして計画されたレコーディングと撮影のため、あらかじめ前の通りにもビルの玄関にも確信犯的にカメラが設置されている。
おもむろに「GET BACK」の演奏が始まり、その爆音が平日午後の平穏な街に一気に降り注ぐ。
空からの突然の爆音に顔をしかめる人、思わぬハプニングに喜ぶ通行人、隣接するビルの屋上から眺める若者たち。
しかしそこにかつてのビートルマニアの熱狂はない。
この時は誰も予想しなかった、のちに伝説となる歴史的なライブが幕を開けたー。
ビートルズに関するいろんな想いを書き綴るとあまりに長くなり過ぎるので、感想だけ。
現場にいる誰もがこの"事件"の正体が何なのか、まるで理解できていない様子がよく分かる。
当時"スウィンギング・ロンドン"と呼ばれ世界最先端のファッションとカルチャーに彩られたロンドンの人々のカッコよさや、制止に踏みこむ警官たちとスタッフとののらりくらりの押し問答などもとにかく全編が楽しくてワクワクする。
IMAXの大スクリーンと高品質サウンドで、演奏のみを純粋に堪能したいという人にはそれらの描写や声が挟まるのは不本意かも知れないが、個人的に大好きな憧れの時代のロンドンの街角にタイムスリップしたかのような臨場感を全身で感じられるまさに至福の時間。
数年前にビートルズ聖地巡礼で実際に訪れたサヴィル・ロウ、アップルビル(今はアバクロキッズが入居)では味わえなかったあの頃のリアルな空気感、時代の躍動感が目の前に広がっていた。
そしてこのライブとレコーディングを最後にバラバラになっていく4人の儚い運命にも想いを馳せる。
1曲目から涙腺崩壊。
腹の底のほうから撃ち込まれるようなサウンドに自然と体も動く。マスクの下で曲を口ずさみながら周りに気づかれないように足を小刻みに揺らす。
こんなのじっとして観てられない。
そこにビートルズがいる。
IMAXえげつないわ…。
定期的に"ビートルズ沼"にどっぷりハマる期間があるが、しばらくまたハマりそうだ。
限定公開と言わず、頼むからロングランでやってくれ!
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️✨
おぉ!こりゃ、なんともエキサイティングなライブじゃ!笑
"Don't Let Me Down"には、思わず腰が揺れて踊り出しそうになったぜッ!笑
ビートルズだぜッ!
IMAXだぜッ!
画面が馬鹿でかいぜッ!
色々見えたぜッ!
ジョージは…歯並び悪いぜッ!
リンゴは…赤いぜッ!
ジョンは…警官に気づいて「ゲット・バック」のオカズ間違えたぜッ!
でも、ポールは…アドリブキメたぜッ!
…ビリーもいたぜッ!
みんな、靴がピカピカだぜッ!
アンコール上映は、空き空きで全然窮屈じゃなかったぜッ!
チラシみたいなミニミニポスターとステッカーも貰ったぜッ!
ポップコーンも喰ってやったぜッ!
気を遣ったぜッ!
限定公開だから早めに観た方がイイぜッ!
世代を超越した音楽
ビートルズ最後のライブパフォーマンスがIMAXで蘇る。ゲリラ感の伝わる街の様子や、執拗に映される警察官の姿。解散間際の彼らにはいろんな感情が渦巻いていることが想像できるが、寒そうに、そして何より楽しそうに演奏する4人の姿は感慨深い。10台のカメラによるマルチで映し出される映像は、多用しすぎている印象はあるものの、IMAXの大画面だからこそ映える描き方。ピーター・ジャクソン監督による、愛のある描き方によって、とても解散間際とは思えない空気感を映していた。65分という短さも「もっと観ていたい」と思わせる絶妙な時間だったのかもしれない。果たしてビートルズに「世代」は存在するのだろうか。解散して旅立ったメンバーもいる中で、彼らの音楽は形を変えてあらゆる世代に伝わっていることが、劇場に訪れていた幅広い世代を通して垣間見えた。
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