ブルービートルのレビュー・感想・評価
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誕生譚
全く知らなかったDCヒーローで、DCEUの終演と共に劇場公開がされなかった作品。
確かに日本ではマイナーなヒーローだし、公開してもお客が入ったとは思わないけど、それとは別に作品としては面白かった。
ストーリーは単純明快だが、ヒーローの誕生譚としては良く出来てるし、何と言っても、キャラクターが総じて魅力的だ。おばあちゃんなんて素晴らしい。
家族物としては「ミズ・マーベル」や「シャザム」等が先行しているが、それとは違った楽しさがある。
DCEUの一編として製作された本作だが、他の作品と関わりが無いためか、DCUにも引き続き出演するとか。
今後の展開に期待したい。
#ブルービートル
#DCU
#DCEU
家族愛
昔、宇宙から飛来した青いカブトムシ、スカラベ、軍需産業のコード社を牛耳るビクトリア・コードはスカラベを使って無敵の兵士を作り出そうとしている。ビクトリアの姪のジェニー・コードは平和を望み、何とか阻止しようとスカラベを研究所から盗み、就職探しをしている青年ハイメ・レイエス に託します。そこから、ハイメに寄生したスカラベが目覚め超人ブルービートルに変身、コード社はスカラベの奪還にハイネの家を攻撃、家族の危機を救うためにハイメとジェニーは力を合わせビクトリアと闘います。
エイリアンが創ったDCコミックのヒーローサスペンスですが際立っているのは家族の協力、レイエス家は皆、只者ではありません、中でも科学者顔負けの博識の伯父ルディや銃器に強い祖母のナナの凄いこと、ハイネは新米のヒーローで苦戦続き、家族の助けがあってこそ戦いに勝利という稀な展開でした、家族愛こそがすべての源ということでしょう。面白かった。
セクシー
まぁ嫌いじゃないよこういう感じ。今となってはありきたりな内容だが、ファミリーをテーマにジョーク混じりのヒーロー映画は嫌いじゃない。しかし、デザインがダサ過ぎるけどね笑
何故か極端に、ファミリー愛を全面に押し出す映画になると評価が下がるの何でなん?視野が狭いし家族愛を知らないんだろうか?日本は気薄だが、国が違えば国独自の文化や歴史がある。もう少し心を広く持とうよ、という意見しか感じないね評価を見ると。まぁ確かにデザインはダサいけど笑(大事なんで2回言う)
それにしても、メキシカンな映画なのにほぼメキシカンが居ないキャストは頂けないね。あと、ヒロインのブルーナやブラジルメキシコ系の若い女優やモデルってセクシーで可愛い子多いが、老けるの早いよね?既にブルーナはその頭角をあらわしてきてるし。日焼けするからやっぱり老けるの早いの?
タイトルなし
DCEUシリーズに含める意味がよくわからない作品で、他作との関連性は皆無と言っても良い。マーベルで言うところのスパイダーマンとアイアンマンを合わせたような感じ。ヴェノムっぽいところも有るか?
賑やか家族が個人的にはチョイ苦手。唯一まともに見えた親父さんがスパイダーマンのベン叔父さん的な役割として中盤あたりで離脱してしまう。
強いはずなのに主人公が常にピンチばかりで爽快感が乏しい。宿主とスカラベの意思が噛み合わずモタモタしているのも工夫がなく楽しくない。
先代ブルービートルの事等、原作を知ってる事が前提のような気がした。ある程度は仕方が無い事だけれど、過去に映画化された事も無さそうで、アメリカ以外での認知度は低そう。これで先代ブルービートルがって感じで始められてもサッパリ。
妹が腕に装備していたシールドと巨大拳の装置は凄く欲しい。
移民・ボディスーツ・サランドン
ジェームズ・ガンが撮っていたら、、、
CGと美術は神がかってるけど、
脚本は…スーパーヒーロー映画の王道を行き過ぎじゃない?
スーザン・サランドンが「よくできた動画でしょ」と絶賛するCG動画。
確かに、ブルービートルのデザインや変身シーンは圧巻!
実写セットの作り込みも、まるでコミックから飛び出したよう。
しかし、その素晴らしい素材を活かす演出やアイデアが、ちょっと平凡すぎる。
主人公ハイメの問題が「家賃滞納」って、
スーパーヒーロー映画の主人公にしてはスケールが小さすぎない?
ゴッサムシティのダークな世界に慣れてるDCEUファンとしては、ちょっと拍子抜け。
確かに、家族愛や友情といった温かい物語は良いんだけど、
もう少しダークな要素があっても良かったかも。
一周回って、
ジーン・ハックマンのルーサーや、
ジャック・ニコルソンのジョーカーのようなヴィランが懐かしい。
スーザン・サランドン演じるヴィランには期待大!
ジーナ・デイビスと地獄から復活なんて、
やりすぎだけど面白そう。
でも、モトリークルーにタイムボカン、
デカいソードとか、
ラストのシークエンスのようなことをやるなら・・・やらないか。
ジェームズ・ガンが手掛けたら、
もっと血みどろで過激なブルービートルが見られたかも?
正直なところ、「ブルービートル」は、スーパーヒーロー映画の王道を行き過ぎてる感がある。CGや美術は素晴らしいけど、脚本はもう少し冒険心が欲しかった。
もし、ジェームズ・ガンが監督だったら、もっと過激でR指定な作品になったかもしれない。
原作もポリコレ?
既視感の塊
こういうのでいいんだよ、こういうので
宇宙人のテクノロジーによる共生型スーツ“スカラベ”を手にしたメキシコ人の青年ハイメ・レイエスが、愛する家族を守る為スーパーヒーロー“ブルー・ビートル”となって立ち上がる。
打ち切り決定後のDCEU作品とあってか、日本では劇場未公開となってしまった不遇な作品。しかし、本国では初登場1位(事前予想は下回ったが)、批評サイトスコアDCEU作品中最高評価と、まずまずの評判だった。
率直な意見としては、展開や設定はどれも教科書的だが、だからこそヒーロー誕生譚としての王道を行く出来の良い作品だったと思う。打ち切り決定後だからこそ余計にそう感じてしまうのだろうが、「どうしてコレをもっと早くやっておかなかったんだ!」と言いたくなってしまう。軽快でポップな万人受けする作風は、ダークで重厚感溢れる世界観を意識してスタートしたDCEUとは真逆の作風だが、それでも先行して成功を収めていたMCUを意識して展開するならば、初期段階で本作や『ワンダーウーマン』のような作品の適時投入は必須だったのではないかと思う。
宇宙人のテクノロジーによる会話プログラム付きのハイスペックなパワースーツと昆虫を意識したビジュアル、青年とヒロインのロマンスといった要素は、MCUの『アイアンマン』と『スパイダーマン』を足して2で割ったような印象を受ける。だからこそ、ある程度の面白さは担保されていると言えるし、実際本作はシリーズのスタートとしてまずまずの出来だった。先行して公開された『ザ・フラッシュ』と同じく、「DCEUの今後を左右する作品」という触れ込みだったが、打ち切り決定は残念。
しかし、話によると新体制後も本シリーズは続く可能性があるらしく、まだ希望は残されているか?あちらが過去のDCEU作品群と密接な関わりを持っているのに対し、本作はヒーロー達の名前こそ登場したが、キャスト陣の合流は無く、ストーリーとしても新体制後のDC作品に問題無く合流出来るので、出来れば実現してほしいところ。
肝心のストーリーについてだが、特に前半30分程で、貧富の差が拡大した近未来のメキシコの世界観、ハイメをはじめとしたレイエス家のメンバーの基本設定、ハイメとスカラベの融合によるブルー・ビートル誕生をテンポ良く展開する様が抜群だった。
大学を卒業して故郷に帰ってきたハイメが、在学中に家族が過酷な日々を乗り越えた事、それでも跳ね上がった家賃を払い切れずにいずれ家を失う事が提示される序盤の掴みが上手い。妹のミラグロや叔父のルディといったクセの強いメンバーも早速グイグイと絡んでくる。思わず「やめてくれ」と言いたくなってしまうような過剰な家族愛描写には失笑してしまうが。
妹の紹介したバイト先が偶然にも「コード社」CEOのビクトリア邸というのは出来過ぎだが、ヒロインのジェニーとの出会いや仕事の斡旋を約束してハイメを社に招く展開は上手い。これによって、ハイメがスカラベを手にするまでの展開がスムーズに進むし、ジェニーの「箱を開けるな」という言いつけを破りたがるレイエス家の人間の野次馬根性も提示している。
個人的には、叔父のルディがお気に入り。陰謀論者や発明家といった面白い要素を兼ね備えているのは、ステレオタイプながら魅力的だった。発明が絶妙にダサい点や、それでも何だかんだ役立つ点も面白い。
父アルベルトの「間が悪いと吉報も凶報になる」「今は旅の途中だ」「物事には終わりが来る。だが家族は永遠だ」「人には使命がある。お前は見つけてないだけ」といった印象的な台詞の数々が良かった。作中1番、家族愛というテーマを実践していた人物と言える。
特に、せっかく大学を卒業して得た学士という資格を上手く活かせず、家族を救えない事にもどかしさを覚えるハイメを励ました際の「今は旅の途中だ」という台詞は、個人的な実生活と重なってグッと来た。
個性派揃いのレイエス家でも最も強烈なのは、祖母のナナだろう。序盤のいかにもな好々爺描写とは打って変わって、ジェニーの父テッドの遺したマシンガンを意気揚々と扱う姿や、かつて革命活動に熱心だったと思わせる知将っぷりや交戦的な素顔は、アクの強いルディすら凌ぐから笑える。
惜しいのは、前半の展開に対して、後半は少々盛り上がりに欠ける印象だった事。特に、最も肝心な要素であるはずの「何故、ハイメがスカラベに選ばれたのか?」は、終ぞ曖昧なまま。スーツのパワーも、中盤でイグナシオをオートマチック戦闘機能で圧倒した時とは違い、ハイメの意思と融合した事でイマイチ強さが判然としなくなってしまう(イグナシオもスカラベの機能をダウンロードしてパワーアップしたとは言え)のは勿体無いと思った。
要塞での雑魚戦やイグナシオ戦は、家族への思いを強さに変えるハイメの設定を活かすには絶好の機会だったにも関わらず、あまり効果的に活かせていなかった印象(それは恐らく、レイエス家に個性的なメンバーが多く、互いに食い合ってしまったから)を持ってしまうのは残念。
全体的には、変に奇を衒わず王道まっしぐらなストーリーを貫いた作風には好感が持てたし、ブルー・ビートルのビジュアルも少々グロテスクな融合した背中含め好みだった。
エピローグで示されるテッド・コードの生存という未解決の要素、登場人物の更なる掘り下げ等、まだまだ膨らませられる要素を数多く抱えているだけに、今後の展開が実現する事を願うばかりだ。
なんくるないさ系ヒーロー
アメリカ人がやりたい放題やった裏庭への反省なのかスーパーヒーローものでメキシコ人が主役って珍しいかも。
そのメキシコ人家族の生き方がすごく沖縄人ぽかった。
辛い現実をなんくるないさと言いながら耐えてるところとか。
そこはちょこっとウルッときました。
アクションはアイアンマンとほとんど同じことをやっているのに、スーツやアクションが仮面ライダーみたいにチープで本当に残念でした。
折角の新しいスーパーヒーローなんだからもう少しこのヒーロー独自のオリジナリティがあり迫力あるアクションを見たかったです。
あとは肝心なことを一切言わない慈善事業大好きニートお嬢様とか、やることなすこと観客を苛つかせる妹とかもう少し何とかならなかったのかな?
悪の女ボスもちょっとステレオタイプすぎてイマイチだった。
おばあちゃんだけはなかなか良いキャラだと思いました。
あと残念なのは吹替えがないところ。
ワーナーの日本支社は吹替するお金もないのかな?
所々スペイン語の字幕もないし‥
日本では劇場にもかけられなかったし、本当にこの作品は期待されてなかったのだと思うと悲しい気持ちになりました。
青が澄んでいる!家族への想い
ヒーロー大好きオヤジです。
青いスーツの見た目もかっこ良くて、ちょっと気になってた作品。DCコミックのヒーローみたいですが、本作品ではジャスティス・リーグとの絡みは無かったかな。
さて、内容ですが、南米系のヒーローって感じで、お笑い要素も盛り込んだ根アカがベースになっていると思うんですが、DCには付き物の深刻な部分が突然現れたりと、なんか、チグハグな感じがしちゃいました。
戸惑いながら見ていたので、イマイチ引き込まれませんでした。
ファンの人には申し訳ないけど、自分には合わなかったかな。
ヒーローの戦い方も、殺しちゃいけないと言っておきながら、手下連中をなぎ倒していく時に、ちょっと過剰に見える部分がチラホラ。そこんところもモヤモヤしちゃう。おじさんの突入時も、きっと何人か死んでるよね。
家族の大切さを訴えるテーマには、目頭熱くなるところもあったんだけど・・・
妹は置いといて、ヒロインの女性もが可愛らしかったのは、良かったかな。
テンポ悪い、爽快感なし
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