「ティモシーはティモシー、ジョニーはジョニー。」ウォンカとチョコレート工場のはじまり uruさんの映画レビュー(感想・評価)
ティモシーはティモシー、ジョニーはジョニー。
ティモシーシャラメが若き日のジョニーディップ?
毒気も狂気も感じないけど大丈夫??
なんて思っていた自分を恥じたい。
ごめんなさい。
そもそもこの作品は原作にない創作、ジョニーのウォンカとは全く別のお話なのだが、いかんせんアレが名作すぎたおかげで、自分のウォンカのボーダーラインがジョニーに設定されてしまっていた。だがしかし観終わってみれば、ティモシーで大丈夫?などと思った自分をお仕置き部屋に突っ込みたい。
今作のウォンカは、愛と夢と冒険と優しさの詰め合わせ。毒気も狂気も必要ない、純度100%のファンタジーだった。
私たちはティモシー扮する若きウォンカと共に、未来を信じて仲間と共に戦い、時に唇を噛みそれでも諦めず前を向き、夢を叶える1時間56分の旅に出る。
ジョニー版、延いてはジーンワイルダー版という名作を前にしても、なんら遜色のない傑作を観た。
あっぱれティモシーシャラメ。
この映画のオファーをよく受けてくれた。
彼はもうただのイケメン俳優ではない。
傑作ファンタジーの主演を張ったイケメン名優だ。
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