「不気味な幸せ」ドント・ウォーリー・ダーリン さはらさんの映画レビュー(感想・評価)
不気味な幸せ
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不自由ない暮らしの中で見えてくる不自然な生活が、なんとも不気味で面白かった
洗脳されて街へ連れて来られたのかと思ったら、みんな共通の夢の世界(VR世界?)にいるような状態
本部は外への出口で、そこへ出勤しているならば、外へ出てずっと夢を見ている妻を死なせないためのお世話をする時間なのだろうか
あの街で働く必要はないのだろうし、他部署が何をしているかは知らない、話さない、というのも実際やっていることを言えないからか?
夫の理想の生活はあの街で暮らしている姿だったけど、アリスにとってはそうじゃない
一日に手術を何件もこなすような医者で多忙ながらもやりがいを感じていた
帰ってくるときは手術着みたいな服で、着飾ることもしてない。家へ帰ってきても、またすぐ出勤で寝るだけ
家にいる夫は野暮な格好でメガネ、ご飯の用意をしようとはしない
あの街ではマッシュポテトを作ろうとして茹でずに芋を潰そうとしていたから、全く料理をしていなかったどころか、そんなこともわからない人というダメっぷりが表現されていたようだ
最初の30分くらいの間に性描写が3度も挟まり、お盛ん過ぎない?と思ってたら、元の生活では拒否されている。そこも元の生活との対比
バニーは子どもたちがいるあの世界で幸せに生きていた
人それぞれ幸せの定義は違う、というお話なのかなと思った
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