「クレイジーな男達」ドント・ウォーリー・ダーリン ぞのさんの映画レビュー(感想・評価)
クレイジーな男達
作品の設定や構造は過去作の寄せ集めといった感じで新しさはないものの、
皮肉感たっぷりのメッセージ性が面白かったです。
過去の男性・女性像に憧れる現代のダメ男達。
ダメ男達が創った仮想世界。
でもその世界への参加者は100人にも満たない。
もはや現代でもその世界にしがみついているのはごく少数になっているという点がとても皮肉的で面白かったです。
フランクの妻は夫を立てて支える良き妻的な振る舞いから一転、「ここからは私がやるわ」と言っていましたが、彼女はどんな考えであの世界にいたのか、その先どうしたかったのか、そのあたりも描いてくれればなお良かったなと思いました。
コメントする