「ブックスマートで長編監督デビューを飾ったオスカーワイルド、長編監督...」ドント・ウォーリー・ダーリン ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
ブックスマートで長編監督デビューを飾ったオスカーワイルド、長編監督...
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ブックスマートで長編監督デビューを飾ったオスカーワイルド、長編監督2作目。
何もかもが完璧に見えた理想郷で次々に起こる不可解な出来事。赤い飛行機の墜落をきっかけに、主人公の中で眠っていたはずの深い記憶が目を覚ます…。
☆☆☆
フローレンスピューがブチ揚げる、反撃の狼煙。閉鎖的な空間でガチガチに繋がれたジェンダーロールの鎖を断ち切り、己を自由意思の世界へと解放しようとする。
そこには我慢も苦痛も犠牲も夫もいらない。
必要なのは、現実に立ち向かう勇気だけ。
まごうことなきフェミニズム賛歌である。
☆☆☆
描かれるテーマはあまりにも明白だが、細かい設定やキャラ描写にはいまいち分からない部分も多い。
・赤い飛行機は何?
・フローレンスピューはログアウトした先で結局どうなった?本部はなんなんだ
・フランクの妻は結局何?背景が見えずよくわからない。
・赤い服の男たちも設定の説明欲しい
衣装などの美術も素晴らしかったが、配信ドラマでもよかったような、、、「フランク妻の過去は配信ドラマシーズン2にて」的な。シリーズ化ありきの配信ドラマなら、あのラストも完璧なクリフハンガーになりえたのに。
そして男たちは結局、仕事と昇進の話しかしないのな、、、
本国ではゴシップばかりが目立ったのが残念。
余談にはなるが、夫婦間の行為も、あのディストピアでは終始男性優位だと言ってるラジオ聞いて確かに、、、と腑に落ちた。
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