「ふしぎの国のアリス」ドント・ウォーリー・ダーリン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ふしぎの国のアリス
とある大きな仕事をするエリート、ジャックを夫に持つアリス。他のご近所さん達同様、献身的に夫を支え、妻として家庭を守りつつ、週末や夜は華やかなパーティーを楽しむが・・・
一見パーフェクトな暮らしの中で、ちょくちょく幻想や悪夢に悩まされ、異端児扱いされ、アリスはこの世界に疑問を持ち始めてしまい、やがて・・・。
ホラーテイスト満載のスリラー作品。
大人気、ピューさんの熱演が光り、ゾクゾクと不気味な描写に惹き込まれ、この先はどうなっていくのか、期待値は上がっていく。
飛行機のくだりからは更に物語が急展開し、狂ってしまった友人や、フランクは勿論、ちょっと出のバスの運転手さえ何かを知っていそうな、細かな所にも不気味さが滲んで、良いカンジ。
・・・しかし、途中からはどうにもこうにも同じような展開の繰り返しで、停滞感がジワジワと。。
スコーンと開いていきそうな扉をまた閉められるような、もどかしいというかじれったいというか。
本当に、そこまでは引き込まれていたんですけどね。
役者陣の鬼気迫る演技があったから観れたものの、物語のシチュエーション的にはよくあるそれと言った印象を受けてしまったかな。
言ってみれば・・・
(※以下、遠回しに内容に触れている・・・かも)
、
、
、
、
、
、
、
、
・ミ○ドサマーな不気味さに始まり、、、
、
・アン○ベラムな急展開を迎え、、、
、
・ドラ○エユアス○ーリーな真実と共に、、、
、
・オトナ帝○な追っかけっこを迎える、、、
、
、
、
、
、
、
、
…こんな感じに細かにきざんで混ぜ合わせたような作品だった。気がする。
ビックリホラーなどではなく、背筋が凍るような、精神に迫ってくるような恐さを味わいたいならおススメの作品です。