「完璧な生活が保証された街ってあるのか?」ドント・ウォーリー・ダーリン カール@山口さんさんの映画レビュー(感想・評価)
完璧な生活が保証された街ってあるのか?
男が定時に朝食を摂り、
定刻に自宅から出勤をし、
定時に会社から帰宅し、
愛妻が自宅を丁寧に清掃し、
夕食を用意して、
抱きついて迎える生活。
こんな生活を毎日繰り返し、
たまにハチャメチャ呑み食いしホームパーティで爆発する。
こんな生活は、
貧しい生活能力のない男の夢ではないか?
この完璧な生活をするために、
男は、薬や手術で意識改造して、
どんな代償を支払ったのか?
女性の夢はどうするの?
十人十色の価値観を承知に、普遍的な完璧な生活、幸福を求めることは、
危険な世界観ではある。
今日的な話題にすれば、
カルト的なバーチャル・リアリティへの警告だな。
ちなみに、
あの生活を支えていた仕事は、映画出だしの地響きの正体、1950年から60年の被曝覚悟の核実験ではなかろうか?
完璧こそが混沌だな。
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