「イギリス文学を美しい一編の詩に」帰らない日曜日 ラピタンさんの映画レビュー(感想・評価)
イギリス文学を美しい一編の詩に
美しい絵画を見ているようで
終始、夢心地でした
原作をぎゅっと絞って採れた雫をインクにして書いた詩のようでもありました
恵まれすべてを持っているはずの貴族の宿命と
生まれながら失うものがない孤児の主人公の運命との対比を軸に、物語が彼女の人生を紡いでゆきます
悲しみと悲しみが与えたもの
それは過酷だけれど素晴らしいものだったのでしょう
余韻の残る、ため息が出るように美しい作品でした
地味だし、映画に求めるものが噛み合わないケースが少なくないでしょうから、ヒットはしないのでしょうが‥‥
人生が、しっかり描かれていた作品だと思いました
みる価値あり!なイギリス映画です
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