PLAN 75のレビュー・感想・評価
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この題材の着想が…
出だし、ふと頭をよぎったのは数年前の事件。障害者支援施設を襲った悪夢の事件。
社会的な弱者を排除するために(守るという名目で)、命の選択を迫るなど想像を超える。
しかも、まるでアウシュビッツではないか。
自ら死を希望するとはいえ、こんな社会が許されるはずもなく。
それでも、この映画は身近な関係の濃密さ、希薄な血縁を炙り出しているのかも。
プラン75に近い年齢となった今、身につまされる。気持ちは30代と変わらないのに、年齢で線引きされるんだ。
考えさせられたけど、なにを?
まだ生き続けていいの?
そんなことを考えるの、意味あるのかな。死を目前にしないと、触れ合った人間にしか情がわかない時代なのか。
木内みどり主演だったら・・・号泣してたかも
PLAN75。あくまで架空の設定に過ぎないのだが、現実をもとに考えざるを得なくなってしまうことが明らか。そして、主演が倍賞千恵子。お帰り寅さんですでにすごく老けてしまったことはわかっていて、つらい。どう考えてもつらいということしか思いつかなかった。
観る前から個人的に強く思ったことは、PLAN75を受け入れるということは「負け」に他ならないのではということだった。そして、それに追い討ちをかけるような描写が、観たあとさらにそれを決定的にしてくれた。例えば、役所の職員役の磯村君が取り次いだ電話の相手先をスマホで調べ、産業廃棄物会社のホームページを見る場面。散骨以下の隠された事実。団体プランのカラクリ。身寄りのない孤独死予備軍に訴えかける。それは自己犠牲に近い善意を逆手にとっている。役所のPCを扱えなくて諦める場面は「私はダニエル・ブレイク」を想起させられた。
家の施錠はしないで下さい。これも遺品かたずけ専門業者が直ちに入り、処分されることを示唆している。さらに最後の所持品を処理するシーン。フィリピン出身の介護師が給料の高い職場として教会のNPO職員から斡旋される最終処理場。炊き出しの公園にPLAN75の宣伝のノボリ旗。臨時受付デスク。善意と背中合わせの勧誘。バケツの汚物をかけられる役所の職員。
私は騙されない❗
倍賞千恵子以外に主役(ヒロイン)は考えられないというご意見のレビューが目立つ。そりゃ、倍賞三津子では強過ぎる。三田佳子でも強過ぎる。夏木マリなんか問題外。
もし、あの女優さんが生きていたら、倍賞千恵子よりうんと悲しくて、泣けたかもと思った。
それは、木内みどり。
「10万円の最後の報酬」は安過ぎる。若い女性監督はケチだなぁと思ったが、悪質な公共事業を強調するためだと呑み込んだ。
コールセンター職員役の河合優実との1日15分のやり取りだけが楽しみだ。
オヤジ目線で恐縮だが、ボーリングまで付き合ってくれたら、もう死ぬ選択肢は霧散して、キャンセルすることしか頭になくなるだろう。クリームソーダはおかわりするに違いない。
このテーマで複数の監督作品を同時上映するという企画も面白いと思う。瀬々敬久監督だとヘブンズストーリー並みに長くなりそう。
早川監督の強烈な右ストレートにやられる。
冒頭の先制パンチ。若者の衝撃的な告白に、この映画は嘘をつかないぞ。真っ直ぐ直球で投げ込むぞ。覚悟をしろ!と言われてるようだった。
話の流れも軽くない、軸もぶれてない、詰めも甘くない。
なんでますます「どうなるの?この話をどうやって終わらせるの?」とワクワクした。
この映画の「ワクワク」は特殊で、映画にリアル感があるので実際の現実の政府政策の渦中にいるような。私達、どうなるの?と一瞬錯覚してしまうリアリティだった。
早川監督、スタッフの方々、よくぞ最後まであきらめずに世に送り出してくれました。
その凄まじい精神力と勇気を讃えたいです。
世界は日本の少子高齢化社会の行く末を見つめています。
映画の答えは観た人それぞれが考えるのが一つの答えだと思います。
ずっとこの映画を観た後から考えています。
子ども、若者、高齢者が利益や、便利さ、効率を省いたものに最後は救われるのだろう。救われると信じたい。
私は現時点での答えとして、単純に人の体温が感じられる事が重要なんじゃないかと思います。お互いの体温が生きてる実感を感じ取れるのは手を握ること。
生前の私の祖母の手を握った時、夏なのにとても冷たくて、手を温めてあげました。その時の笑顔が忘れられません。もっとたくさん手を握ればよかった。
高齢者は若者に優しくされると、自分の話を聞いてくれると、触れ合ってくれると、単純に嬉しいのですよね。逆にその嬉しい気持ちが相手に伝わるとお互いが嬉しい。
自分も高齢者になりつつあるのでわかります。
まずは選挙に行きましょう。
私達の日本の未来を考えるために、大事な一票を自分の手で投じる事が大事なんだと、この映画が背中を押すきっかけになればいいな。
日本文化
高齢化社会で老人は不要というようなタイトルイメージだったが
みてみると 日本の文化だった 昭和の時代の日本人をよく描いている 真面目で働き者で清潔で、いい人、古き良き日本人 老人になったって頑張って働いてた 困っても生活保護は受けないわってセリフがまた古き良き日本人らしい。 いじらしく可愛い、老人は日本の文化だと思う。
金融リテラシーが全くないところも日本人らしい。 そのために生活に困窮するのだが。。
海外の人が見たら他人を思いやる日本人のいじらしさ、美しさに感動すると思う。
君はプールの床底に寝て後方の視界を見たことはあるか?
それは静寂で孤独な無の世界だ。クレマトリウムが併設された旅立ちの施設、その並んだベッドはブルーのカーテンで仕切られ簡素で無機質な作りだ。その淡いブルーを想起させるのがプールの底で見た光景。続けて空を見上げる。すると水面に反射した太陽がゆらぎながら視界に入る。映画の前半、ミチが脚を引きずりながら団地の自宅に帰り着いた時、あがり框の玉すだれが揺れた。偶然なのか?作為的なのか? 私は意図的だと思った。やけにその揺れ方が記憶に残ったからだ。
この映画の通奏低音はナチスの国家社会主義だ。彼らのプロパガンダ、彼らの絶滅収容所、彼らの優生思想は合理的で無駄がない。その一つの帰結点がアウシュビッツだった。
物事が直線的に進むわけがない。迷い、行きつ戻りつ、揺れながら、また迷い、戸惑う。その繰り返しがあるから、暴力の暴走に歯止めがかかる。風の中の自転車、最後のエンディングロードの背景音、こもるような悲しみの音、画一性や無機質の対義語が揺れ、ゆらぎだ。ミチが選択した光 夕日にかすかな希望のヒカリを見た思いだった。
選択できるが、これは誘導
こんな日本は嫌だ
75歳以上になると自ら死を選べる日本
自ら死ぬ事を国が認める
それが良い事って
そんなアホな世界、、、
しかし、高齢者が新しいところへ住めない、働けないは今の日本を反映している。
最初のシーンから
引き込まれる
あんなボケた映像から始まるのね
倍賞千恵子さん、とてもリアルに繊細に高齢者を演じていた。
悲壮感半端ない。
退職した自分のロッカーを布で綺麗に拭いてありがとうございますと感謝をするシーンがミチの人柄を表現されて好きだ。
磯村勇斗君も親切丁寧な役所の人を演じている。おじさんの出会いをきっかけに行動する甥。
コールセンターの河合優実ちゃんも登場少ないがしっかりこの映画のポイントになってます。
倍賞千恵子さんのミチとの最期の電話のやりとりに泣く😭
ミチ
その後はどうなるのか、
コールセンターの河合ちゃんと合流して生き延びて欲しい
そして周りの観客は高齢の方ばかりでした。皆なにを感じたのかな。
リアリティ全くなし
なんであんなところの入り口が無人で勝手にはいれて、PLANの当事者の部屋にも入れるの? ありえない。人の命にかかわる仕事の途中で携帯に連絡はいるとその場を離れちゃうの?主人公は眠くなるガスを吸っても寝ないの?当事者が他の死にゆく人が見えるってありえないでしょ。遺体を運び出せちゃうって、どんなセキュリティ?最後で一気にばかばかしくなり興ざめ。
設定のおもしろさ
75歳以上の高齢者に死という選択肢を与える制度。現実には成立しそうにもないが、未来の話としてありえなくもない。星新一や藤子・F・不二雄が描きそうな設定だ。
その制度を担っている側と制度を使って死のうとする人間が描かれる。たしかに面白そうではある。でも、個人的には映像というか間みたいなものが合わなかった。ゆったりしすぎ。なので結構寝てしまった。だから評価としては正しくないかもしれない。
それにしても磯村勇斗という俳優の幅の広さには驚くばかり。凄みさえ感じてしまう。
問いかけ映画! 観た後は誰かと感想シェア必須!
見るきっかけ:知り合いのご高齢の方が興味あると言ってたり、たまたま嫁も興味があったから。
この映画の話を聞く前から、私は「この裕福な日本はいずれ生きることに対して、悩む人が出てくると思う。その解決に、安楽死制度が導入されてもおかしくない。そうしないと国がおかしくなる」と思っていたので、私の読み正しいじゃんと思って観ました。
今回の映画の内容は私の考えである、「安楽死制度を導入して国力が豊かになって良い国になって行く部分にフォーカスされる」というストーリー展開ではなかったですが、色々と感じる事が出来たので観れて良かったです。
さて、映画の内容ですが、観た直後の感想が、
「色んな人の視点で書かれてるけど、全てが中途半端だなー」です。
一緒に観た嫁は「映画では時間が短すぎる、それぞれの視点で書くならネットフリックス(笑)」
みたいな事を言ってました。
ただ、その後オフィシャルサイトで監督さんのコメントを読むと納得。「私は映画を見る人の感受性を信じています。」人それぞれの感じ方に委ねるからこそ、「で、だから何?何が伝えたいの?」という、モヤモヤした中途半端な感じになったのだと思います。
ということで、下記からはネタバレも含んで私の感想を書きます。
きっと人間は何かした後は、人と共有したいものだと思います。
高齢になったなら、なおさら。共有したいことは最近の事ではなく、大昔のことも。
主人公がコールセンタースタッフさんと安楽死の最後の日に話した時に「おばあちゃんのおしゃべりに付き合ってくれてありがとう、本当に楽しかった」と言う言葉が印象に残っています。
この映画を見て私は今後、高齢者向けのビジネスはドンドン流行るのではないかと思いました。
・高齢者の方向けにお話し聞きます。(コールセンタースタッフの会話シーンから)
・高齢者の方向け一緒にカラオケ行きます。(カラオケで楽しんでいるシーンから)
・高齢者の方向け一緒に美味しいもの食べに行きます。(特上寿司を注文したシーンから)
・高齢者の方向けあなたの思い出の場所に一緒に行きます。(ボーリング場のシーンから)
etc
PLAN75を選択されると10万円が給付されます。利用は何でもok
主人公は使い切れず(使う相手がおらず)コールセンタースタッフさんにお小遣いとして渡してました。
また安楽死の遺品整理のシーンでは、現金が入ったカバンが見つかるシーンもあります。
こういったお金のシーンを見ると、「日本はお金を使いきれずとも満足の生活が出来るなんと恵まれている国なんだろと感じるとともに、最後はお金ではなく、人との交流や生きるってことが大切になってくるのかなー」と思いました。
個人的には「死ぬときはしっかり最後までお金を使いましょう!」と言いたいです。今の日本はご高齢の方が銀行口座やタンスに入っているお金をガンガン使ってくれば本当はいいんでよね。それだけで国力は上がってくれると思います。
日本現預貯金額って約1000兆円です。家計の金融資産構成の約半分の50%が使ってないお金。世界からみたら本当に異常。アメリカなんて13% ヨーロッパ35%とか。
最後に私がこの映画を観てツッコミたくなる所、気になったところを書きます。
・なぜ主人公は生活保護受給者にならなかったのか。プライド?
・交通整理のバイトはあんなんで怒られなかったの?普通怒鳴る人が出てもいいと思うけど。
・PLAN75に反対する人のシーンが出てきたけど、どんな思いなんだろう?
・20年ぶりにあった叔父に情湧くのかな?
・主人公最後はどこに行ったのかな?コールセンタースタッフさんに連絡したのかな?
<他の人のコメントを観てのコメント>
・セキュリティのザル感、もっと死に対して厳格なシステムに
→確かに。まぁそこは映画の世界かな。
・また病魔に襲われている恐怖からも解放されると思うと、1つの選択としてあってもいいと思う。
→確かに。病魔や人間関係で鬱になっている人も多いと思うから必要だと思う。
リアルなシステム?
医療現場にいる自分としては、なんとも言えない問題。
ただ、この手の映画は「ソイレントグリーン」など、以前よりある話題なので凡庸かな。
賠償さんは演技とはいえども、老けた役が上手でした。
悲しい日本の現状を垣間見た
良くこんなプラン考えたなぁ〜。幸せなうちに死ねたらなぁ、病気とかで苦しむならその前に意識がある時に自分で決断できる…安楽死はそんな感じで考えていたけど
この映画は全く違った!
人生ドン底の状態で仕方なく選択しなければならない。
仕事なくて住む所も高齢である事や無職と言う事で借りられず追い詰められて行く老女。悲しすぎ。
親と一緒になんて観れない🥲
ただこうなる未来も否定出来ない気がする。
人生何が起こるかなんて分からない。
選択して生きて行くしかないのが人の世。
あ〜辛い映画だわ。
でも今観ておいて良かったので⭐️多目👌
ラストのりんごの歌はアダムとイブ的な?アップル社?
色々浮かんだけど分からず😅
うーん、なんか惜しい
近未来日本のリアルな話だという印象だね~!
正直、今の日本はまさにこの作品の世界に向かって一直線に突き進んでいますね
75歳以上の年配な方々の面倒をもう見られないから、生と死の選択を迫る日本政府の残酷な政策に、翻弄される年配な方々や職員達
自分がこのような状況に直面したらどうしようと時々頭真っ白になり、そして、ひたすらに怖かった!
とてもリアリティーがあって考えさせられる事も多いが、ただ残念に思う面も多かったな~
何と言ってもこのプラン75の制度が意外と緩くて、個人の気持ち一つで死の選択をやめる事ができ、収容所の管理が杜撰で、抜け道が意外と多い!
死の選択がいかなる理由があっても変えられず、収容所の管理も厳重等と、とても冷酷非道で、全く抜け道がない政策制度だったらこの作品が最高に面白かったのにな~(残念)
本作は国民の面倒を見られなくなった国が、非人道的な政策制度で国民の数を減らそうとするのを描いた作品だが、同じような作品に深作欣二監督・深作健太監督の『バトルロワイアル』『バトルロワイアルⅡ』を思い出した
『バトルロワイアル』が公開する直前に政治家のクレームが入り、その政治家と深作欣二監督が激しい議論を展開した
本作も政治家のクレームが入るような全く忖度等ない思いっきりの良い作品だったら、もしかしてカンヌ国際映画祭のグランプリを獲れたんじゃないかな!?と考えると、惜しいな~と、思わずに居られないね
送り出す者への静謐な鎮魂歌
人生75歳選択定年制と言うショッキングなテーマで、ディストピア系のSFかと思ったら、非常に抑制の効いた心理ドラマでした。お話し自体は淡々と進み、登場人物のセリフも絞り込み、場面ごとのカットも状況説明が最低限であっさりしています。その分、観客は行間を読み込む必要があるんだけど、非常に上手く作ってあります。とは言え、老人役の皺の多い表情を執拗にアップで捉え、老いの現実を情け容赦なく映し出すのは、彼らの諦念につなげる狙いがあるかもしれないけど、ちょっと引きます。むしろ、彼らを送り出す三人の若者達が、個としての死を意識したことによる心境の変化が重要で、残酷なまでに描いていく監督の腕前はすごいです。役者では、倍賞千恵子が圧倒的な存在感ですが、オペレーター役の河合優実の無言の演技も素晴らしかったです。
独居老人が都会のアパートの一室で誰にも看取られることなく、死後数か...
独居老人が都会のアパートの一室で誰にも看取られることなく、死後数か月たって液状化しているところを発見されるとかのニュースを見聞きするたびに、暗澹たる気持ちになる。
死んだところで、アパートの家主や管理人は迷惑におもうだけで、特殊清掃業者が機械的に処理していくだけ。死んでいった人は、どうしようもない寂しさや無念さを抱きながら逝ったんだろうなと思う。映画でも主人公の友人がそのような最期を遂げるシーンが出てくる。
ムラ社会が崩壊して、ご近所づきあいが無くなってしまった都会では、ホスピスのようなところに入るためにも、ある程度の財力がないとだめという現状は、なんとかせねばとは思う。政府は70になっても働けというが、この映画のように働きたくとも雇ってもらえないとか、さらには借家からも追い出されるとなると、どうしようもない。
自分も来月還暦を迎え、会社も定年退職するが、十数年後、自分が孤独死していないとも限らないのだ。
とても深いんじゃないのかな?
この映画、少子高齢化社会への問題提起としてみるだけでいいのだろうか?
映画のタイトルや予告から想像して映画館に足を運ばれた皆さん。その多くが高齢者でしたが、どんな気持ちでみたのだろうか?
とても切なくなった。この映画のテーマは「人間不要論」ではないか?世の中で役に立つ人間とそれ以外の人間へと区別すること。
映画の中では、区別することによって役に立つ側にいる若い世代が壊れていく。
人は周りに歓迎されて生まれ落ち、感謝されながらあの世へ旅立つ。その風習があったからこそ、人の尊厳は守られてきたのではないだろうか?
浅い
良かった点は、まず、テーマ、題材。高齢社会の日本の中で今後ありえるんじゃないかと思うような、ファンタジーではなくリアルに描いていた点。
そしてオープニング。すごくインパクトがあり引きこまれて、印象に残るオープニングだった。
残念な点はオープニング。後々「え?このオープニングいらなくない?」ってなった。そしてどの事件をモチーフにしているのかが容易に想像出来る。オープニングと本編の差がある。オープニングのインパクトからの前半が中だるみし過ぎて、席を立ちそうだった。
そして、人間関係が浅すぎる。磯村くんとおじさんの関係性も、倍賞さんとコールセンター女子の関係性も浅過ぎて、そんなにお互いに情が湧いているように見えない。死体持ち帰るほどおじさんに思い入れあったの?これから死ぬ人に泣きながら電話するほど?その関係性を感じなかった。磯村くんもコールセンター女子もドライで仕事として淡々と業務をこなしてる方が良かったかなって思ったり。
予告が全てて、申し訳ないが予告の方が良かったです。
人が生きること、人が死ぬこと
映像が少し暗めで、ドキュメンタリーを観ているような感覚に陥る。どちらかと言うと身近に感じ、
あの街でいまにも生活していそうな空気感と、昔観たフランス映画を思い出すような作り方だった。
人が生きること
人が死ぬこと
もしこのPLAN75の制度が出来たら、いまの私は迷わず選択をするだろう。
間違えなく残された方に迷惑をかけず旅立てるのだから。
また病魔に襲われている恐怖からも解放されると思うと、1つの選択としてあってもいいと思う。
そしてこのPLAN75を依頼した人、仕事としてる人たちのそれぞれのエピソードがよかった。
特にヒロムくんと叔父さんのお話が実に人間らしく。じっくりと見入ってしまった。
成宮役の河合さんもよかった。
あの電話口の涙声はこちらまで感情を揺らされた。
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