生きててよかったのレビュー・感想・評価
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メチャクチャ心に刺さった
ほとんど駆け込みのような感じで見に行った今作だけど、ホントにいい映画に巡り合えたと思った。
ダサくて不器用で、それでも最後に最高に輝いてた。ポスターこの笑顔の意味が、最後にズシンと伝わってきた。くすぶりながらももがきつづける姿がリアルというか生々しさを感じさせて、生きていると実感できる瞬間を追い求める人たちの姿が他人事じゃなく感じられた。
「まぁまぁでもダサくても、ちゃんと生きてりゃよ...」
主人公のトレーナーをしていた老人のこの言葉は、先行きに不安を感じている人に届くものだと思うし、それを伝えるためのこの映画でもあるだろうなと思う。
人は、夢を食って生きるんか?
小幡竜は、元ボクサーで、動き、身体は納得。
人は、成功者ばかりではない。
みんな、割り算して生きている。
しかし、しっかり行きたいよね。
ひたむきに
何になりたいなんて
わからない。
僕にも
ボクシングは、魔物が潜む。
ラストは、納得だし
びっくり
そうなんかな
って!
イマイチのれず
中盤のシーンまではそれなりについていけていたのだが地下格闘技場に出入りするようになってから登場人物全員の行動原理が無茶苦茶になってるような気がしてついていけなかった。
「あなたは勝ちすぎました。だから負けてください」って何じゃそりゃ。
さっちゃんはね、幸子っていうんだホンとはね
中国からの逆輸入邦人俳優木幡竜に興味津々。
絞り上げた減量ボディ。
ツラ構えもよい。
幼なじみの三人。
二重瞼が色っぽい鎌滝さん。
体を張って熱演。
ボクサーの彼女は苦労が多いが、それに勝る激しいセックスの喜びがあるらしい。
しかし、さっちゃんは試合は見に行けない。
随分、つわりの期間が長いなぁ?なかなかお腹目立ってこないなぁ。ってずっと思ってました。
間男(セフレの高田)役の黒田大輔がエグい。自転車のサドル泥棒?ブロッコリー🥦刺してなにやってんの?変態ストーカー?一番殴られて当然なのに殴られない。
爆乳風俗嬢のヘンテコなセリフ。セカイの連呼がラストにも。
火野正平、銀粉蝶のキャスティングもなかなかグッド。
激しい息づかいとフラッシュバック映像がシンクロする最後のバトル場面。
テレビドラマではこれは無理。
映画でした。
最後のカレー🍛のエピソードが結構なカウンターパンチ。
棚の上の位牌。
「生きててよかった」題名とは逆のラストであるが、こうゆう男にとって命との引き換えであっても仕方なかったと、残された身近な人間が納得したならよかったんじゃない。みたいな話し。
幼なじみの男二人と女一人の関係がテーマだとすると、内容の熱さは真逆だけれども石井裕也監督作品の「生きちゃった」のような残された人間のドラマでもあるんじゃないのかなと思う。そういえば、大島優子も間男してたし。今野浩喜も好演でした。
相容れない二人が交わる特別な瞬間
主人公の創太は劇中で確かに生きていました。
命を燃やす焦げた臭いが伝わるほどに。
決してハッピーな作品ではないけれど
愚直でも不器用でも
自分の生き方に対して
ファイティグポーズを取り続ける
創太の姿はとても清々しく
前向きな気持ちを届けてくれました。
創太を愛する呪縛から解き放たれた
さっちゃんのこれからに
心から笑える日々が訪れますように。
そして木幡竜の芸術レベルの肉体が凄い!
息をするために。
これはボクシング映画です。ボクシング映画好きの方、見逃すには惜しいです。殴り合いと女神です。ドロドロです。ボロボロです。汚れです。底辺感バリバリです。
言葉がグサグサ刺さります。人間像がキレイ事からは程遠く、街の兄ちゃんやオバハン寄りです。性描写あります。脚本は臭いがします。臭いです。画もドロドロ感に溢れてます。役者さんが良いです。分かりやすく熱演です。誰も彼もが、暑苦しいけど、リアリティ増し増しだったりします。
止められない。夢に取り憑かれたら、止められなくなる。イヤイヤ、夢だなんてキレイなもんじゃなくても、何かに取り憑かれたら止められなくなる。そんな人間の性をネタに、ゆっくり話を進めますが、展開もシナリオも陳腐と言えば陳腐です。ユニークなのは、下ネタ系もガッツリ取り入れてること。女神もドロドロ系で止めにブロッコリーw
と言うか。
ここはムネアツか?泣かしに来たか?
と言う、最高の場面で「世界世界世界世界世界世界世界世界・・・・」
クッソ。ヤラレタw
で。最後は、チ~~~~~ン。
陳腐な展開も、この店仕舞いの、一筋縄では行かない可笑しさが好きw
息をするために、自己の呪縛を殴り破ることしかできない、底辺の男と、「男」以外には何もない女の物語りは、120分超の尺のドロドロワールド。比喩的ワールド無しの、怒ストレートシナリオで、感動なんぞは狙ってません。虚無主義に通じるとも見て取れますが、やっぱり感性は若いw
面白かった。結構。
ボクシングシーン、最高でした。
映画の見どころは間違いなく、小幡竜の肉体美とボクシングシーンだ。試合の迫力はもちろん、練習シーンのジャブやコンビネーションのスピードも見応えがあった。
ストーリー的にはツッコミたい部分はあるものの、要所要所のセリフにグッとくるものがあり、私は心を掴まれてしまった。
ジムの会長が男に語る引退ボクサーの話や幼馴染の友人が元嫁に語る言葉など、よく言えば寄り添って、悪く言うと巻き込まれた人間達の思いが詰まっていた。
ボクシングが好きなわけではない、戦っている自分が好きなんだ、そんな男が、最後まで勝ち続けて逝ってしまった。羨ましいほど幸せな奴だなぁ。
【”マアマアでも良いんだ人生は。生きていれば、とジムの会長は言った。が・・”不器用なプロボクサーが懸命に生き、仄かな希望の灯が灯る様を描いた作品。ラストは、少し沁みる作品でもある。】
ー 幼きときに、苛めっ子たちを見返すために、映画「ロッキー」に感動し、プロボクサーになった創太(木幡竜)と、スタローンに憧れ俳優になった健児(今野弘喜)だが、お互いに中々目が出ない。
創太の妻幸子(サッチャン:鎌滝恵利)も同様で、夫の試合が見に行けず・・。
この三人が、人生が開けずに藻搔く姿が描かれる。
そして、不器用で粗いボクシングを続けた創太はジムの会長(火野正平)から、身体の事を気遣われ、引退勧告を受ける。
◆感想
■今作品の一番の見所は、ボクシング界から引退させられた創太が、一般社会に上手く適合出来ずに地下総合格闘技の世界に入った後の、木幡竜演じる創太の凄まじいまでの闘うシーンであろう。
ー 禁止技無しのデスマッチに挑む創太が、ボクシング以外の格闘技の技を身に着け、健児が見守る中、連戦連勝していく様。
この一連のシーンだけでもこの作品は観る価値がある。
木幡竜の素人目から見ても、鍛え上げた鋼の様な身体とパンチのスピードが凄い。-
・幸子は創太のプロボクシングを見に行けず、その間セフレの男(黒田大輔)と身体を重ねて、不安感を一時的な快楽で紛らわしていた。
で、離婚・・。
ー この幸子の不安な心情は分かるのであるが、それであの行為をするところが、個人的には理解出来ず・・。-
・更に言えば、幸子は健児の説得で、創太の地下総合格闘技を観戦しに行き、最後は身を乗り出して応援する・・。
ー ウーム・・。複雑なサッチャンの心。会場に入る前は、心配で、吐いていたのに・・。けれども創太が必死に闘う姿を見て、素直に応援出来たのだね。-
<ラスト、創太の母(銀粉蝶:お元気そうで何よりである。)と、幸子がカレーライスを食べるシーン。義理の母から創太の部屋にあったネックレスをプレゼントされ、満面の笑みで言った言葉。
”私、カレーライスが苦手なんですよ、本当は・・。”
で、位牌がさりげなく、映し出される。
ボクシングが苦手だった幸子の想いが伺われるシーンである。
今作は、ファイティングシーンの迫力は、文句なしだなあ、と思った作品である。
そして、確かに創太は、愛する人と自分のために”生き切ったのだ。”と思った作品でもある。>
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