「目印」小さき麦の花 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
目印
2011年、中国西北部の貧しい農村で暮らす互いに家族から厄介者扱いされて結婚した夫婦の話。
兄の家の離れに住むマジメで良心を搾取されまくる男と、体が幾分不自由な女が結婚し、幸せに暮らす様をみせていく。
夫は妻を労り気遣い、妻も夫に寄り添い慕いと村でも1番と言われる貧しい夫婦だけどまあ幸せそうですこと。
まったりたっぷりそんな暮らしをみせていくけれど、麦の収穫の突然の変貌は何だった?
その綻びがかと思ったら、そんな話しどころじゃなくて…。
ロバに言ったことは強烈な揶揄だし、そこからはもう惰性な未来しかみえない…。
少々長さは感じたけれど、なかなか好みの作品だった。
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