「悲喜こもごも、家族や親族で農業を営むところを見事に表現していた気がします」太陽と桃の歌 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
悲喜こもごも、家族や親族で農業を営むところを見事に表現していた気がします
題材になっている事柄は、現代においては至るとこで目にするわけで、そしてそれは必ずと言っていいほど新しくなっていくことへの拒絶とか否定の気持ちが色濃く主張されている場合のほうが多い気がする。新しい未来、バンザーイ!これでみんな幸せで、しかもお金持ち、っていう場面なんて見たことがあるだろうか。しかも、太陽光発電そのものまでもが否定されかかっている現状、色んなフィルターがあっての観賞でしたが、果たして・・・
よくある家族の絆や亀裂を描きつつ、やっぱ別物・余所者への嫌悪感といったものが表現されていました。非常に丁寧で、かなり引き込まれて見入りましたが、もはやこういった表現こそがステレオタイプに見えて、もういいからそれでどうなったのかを見たいんだよ、と思ってしまいました。
人との関係性や繋がりなんかを眺めている分には最高の作品です。
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