「僕の名はルシアン」僕の名前はルシアン 杏さんの映画レビュー(感想・評価)
僕の名はルシアン
これはポスターの宣伝からして、何か感じるものがあるインスピレーション感じる物で、渋谷ユーロスペースに舞台挨拶付きを観に行った。
柳俊太郎さんのルシアン、かなりなはまり役!美しく神秘的で壊れるような脆さと、現世界ではなく、異世界に生きるような存在感。
そして、極めつけは友達役で出てくる菜葉菜さん!凄く映画を一変し明るい画面に切り替えていき、瞬時にリラックス感を持たせる。それにより映画への緊張とリラックスを程よく感じさせる。彼女の存在感はかなり大きい。監督に伺ったところ、菜葉菜を出したくて役を付けたしたのこと。分かるがした。
この世にも表があり裏がある。人にもしかり…。人は普段は表で生きている。
それが、ルシアンの存在で裏を感じ表し始める。
大山監督の映像美、俳優の眼差しでの捉え方。間合い、空気感、人選力…俳優さんの。全てが美しく、儚く、そして力強い。
写真で鍛えた風景、風の捉え方をルシアンで感じながら…改めて社会、人間、愛、生きる、触れ合い、感覚、感性、這いつくばり暮らす、全ての感覚を感じて欲しい秀逸の作品です。是非、全国展開されますように!
監督と2023.10.9 月曜日に渋谷ユーロスペースで話させて頂きありがとうございました!菜葉菜さんの舞台挨拶も良かったです!
コメントする