劇場公開日 2022年9月30日

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「2022年。タナダユキ監督。漫画が原作。幼馴染の女性が自殺したとき...」マイ・ブロークン・マリコ 文字読みさんの映画レビュー(感想・評価)

3.02022年。タナダユキ監督。漫画が原作。幼馴染の女性が自殺したとき...

2022年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2022年。タナダユキ監督。漫画が原作。幼馴染の女性が自殺したとき、主人公は彼女の遺骨を奪って旅に出る。その過程で彼女との関係を振り返る。父親に支配され主人公に依存勝ちだった彼女の姿を振り返りつつ、実は主人公こそが彼女を必要としていたという自覚に至る。
物語としては、主人公が彼女を必要としていた必然性(エピソード)を描いてほしかった。主人公の家庭環境とか、人間関係とか。彼女からのウザイくらいの絡みは何度も描かれているが、主人公の側からの想いは主にセリフ。小さいときのエピソードのなかにそっと描いてあればより複雑な色合いになったような。
映像としては、冒頭付近に、部屋から飛び降りて宙に、次のショットでは川べりを転がっている、その次はそのまま川を歩いて渡る、という驚きのショットつなぎがある。こういう非現実的な感じで行くのかと覚悟したら、その後はそうでもなかったのが残念。

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