「今年の暫定1位」マイ・ブロークン・マリコ TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
今年の暫定1位
タナダユキ監督、半信半疑ならぬ「三信七疑」くらいで挑み、実際の打率はさらに低い印象を持ちつつも、どうしても予想をぶっちぎってよかった『ロマンスドール(20)』が「観ざるを得ない」という気持ちにさせます。
で、果たして今作はどう感じたかと言えば、今年観た作品中で「暫定ワースト1位」だなというのが個人的な印象です。
漫画原作の映画化と言うことで、ある程度の「荒唐無稽さ」はハードルを下げて観ていますが、それにしても、「なんだこれ?」と思うアレコレについて枚挙にいとまがありません。
とは言え、私は原作未読です。その上で言いますが、もし最後のシーンに改変がないとすれば、「そこから発想して膨らませたのでは?」と感じるほど取っ手付けたようなプロットで、反ってシラケます。
そして主演の永野芽衣さん。彼女の演技力も力不足が否めませんが、そもそもあれだけ地声以上の声量で独り言を言いまくる人に彼女も会ったことないでしょうし(私は見たこともない)、そういうキャラクターに説得力持たせるならそういう演出しないとね。
まぁ星2つは付けますが、タナダさんへの期待度は「二信八疑」まで落とさざるを得ないかな。。。残念です。
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