オードリー・ヘプバーンのレビュー・感想・評価
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美しすぎるその人にも人間らしい私生活があるんだな。そんな人間味溢れ...
美しすぎるその人にも人間らしい私生活があるんだな。そんな人間味溢れるドキュメンタリーだった。
しかし、観てるだけで幸福感に満たされるあの可愛らしさと美しさ。
それだけでも観る価値あるな。
よく知っているつもり、本当は全く知らない
オードリヘプバーンと聞けば、その世代ではない私でも知っている
そのチャーミングな笑顔も
その頃の美しさとは少し異なる美しさも
ゆえに唯一無二なその存在が放つオーラも
もちろん映画のタイトルも
第二次世界大戦の頃、オランダで過ごし、
大変な苦労をしたことは知っていた
それでも、
オードリーヘプバーンという人を
初めてちゃんと知ったように感じる
そして、直接関わってもいない人を知ったなど、おこがましいかもしれないけれど、有名人って、何となくそういう感覚を得てしまう気がしている
けれど、いかに知らないかを改めて知った
ファンでないと正直しんどいかもしれないけれど
私はファンというほどてはないながらも
あのチャーミングだけれど、どこかに強さを隠し持つ笑顔に引きつけられてやまないひとりとして
観てよかったなと思う
彼女の強さが生み出した人生の軌跡のかけらをみて、やはり唯一無二の存在だと思った
オードリーはプライベートが大衆にさらされることを好まなかった。その...
オードリーはプライベートが大衆にさらされることを好まなかった。そのかわりに、表舞台に立っているときは、100%の完璧な自分を見せ続けた。
彼女がそう望んでいたかは、わからないけれど、わたしは、彼女の表舞台の100%の部分だけをみて彼女を愛したい、とおもう。
「幼少期に父親に愛されなかったから、自分に子供が産まれた時に、絶頂期だった映画の仕事に背を向けて、家族を優先した」とか、「世界中に愛された人が、あんなに愛に飢えていただなんて悲しい」とか、人々は語るけれど、彼女のほんとうの気持ちは彼女にしかわからない。彼女の身の回りで起こった事実を彼女ではない第三者が好きに解釈して、「みんなに愛されたオードリーのほんとうの姿、悲しい現実」と、オードリーが亡くなって、時間が経ったこの今、悲劇として簡単に消費されてほしくはない。
「愛したいと思う人に出会えて幸せ。それで愛されたらもっと幸せ。」
「政治は人道的でなくてはならない」
「よかったことは、苦しかった経験を自分の人生の助けにできたこと。人を無条件に愛することができたこと。」
ほかにも、お守りみたいな言葉や考え方がたくさん。素敵な人が使う言葉はやっぱり素敵だ。
たしかに彼女はずっと幸せだったというわけではなかったかもしれないけれど、彼女の悲劇をわざわざ掘り起こすより、誇りを持って取り組んだ素晴らしい映画たちを、何度でも思い起こしたい。もちろん、ユニセフの慈善活動も。映画を再生すれば、いつでも、100%のオードリーに、会える。
オードリーの美しさを多面的に堪能できるドキュメンタリー
たくさんの著名な作品に出ている(主演ばかり)けれど、この映画のなかで紹介されたもの(「ローマの休日」以降)はほとんど観てます。また、晩年はユニセフを通じて精力的に慈善活動を行っていたこともよく知っていました。しかしプライベートのことはまったく知らなかったので、とても興味深く観ることができました。人間ヘプバーンを知ることで、その美しさをより深く実感しました。若い頃の可憐な美しさは言うまでもなく、中年以降の内面から滲み出てくる、人としての美しさをこの映画で堪能しました(納得したという感じかな)。
「ティファニーで朝食を」の冒頭のシーン。紙袋を抱えてデニッシュを咥えるヘプバーン、あれ、いいよね。
ドキュメンタリー
ここのところ、アレサフランクリン、エルトンジョン、エルビスプレスリーといった、レジェンドの一生を映画化する作品が多かったが、今回は過去のオードリーの映像で繋いだドキュメンタリー映画である。
若くして大スターになったが、晩年はユニセフ大使として、貧困の子供達の支援に一生を捧げる。
既に語られてきたことだけに目新しい内容ではなかったが、彼女の訴えで世界から支援が集まる。
その影響力の凄さは驚きに値する。
早くしてなくなったのは大変残念でした。
永遠の妖精
私がオードリーヘプバーンを知ったのは中学2年で、
ローマの休日を見たときの衝撃を今でも覚えています。
なんてかわいく華奢で、妖精みたいな…。
それでありながら王女の気品も感じ
こんな人が世の中にいるんだと驚きました。
それからモノクロ映画にハマり、
彼女のスタイリッシュなファッションにも憧れたものです。
それから彼女について調べていくうち
パーソナルな部分についても知ることになるのですが、この映画を観て彼女のスピリットをさらに深く知ることができました。
この映画はオードリーヘプバーンという大女優がいたことを広めたいというより
彼女の素晴らしい内面を知ってもらいたいので
もっとたくさんの映画館で上映してほしいなと思いました。
ユニセフ大使をしていた彼女の笑顔は
若いころの笑顔と少しも変わらず美しいです。
いろんな経験を積んだ人の
深みのある愛情に満ちた微笑みが印象的でした。
ヘプバーンの人生
沢山の人に現在も愛されているのに、本人は愛を求めていた。
終始、なぜか涙が出そうだった。
100分の中に、見事にオードリーの一生が詰まっている。見終わったあとは1人の人物の一生を見たなんとも言えない気持ちになった。
世間でのイメージのオードリーと、本人の思う自分との対比。掴んだ栄光は必ずしも幸せとはイコールではない。
ドキュメンタリー映画って苦手意識が少しあったけど、素敵な映画だった。
ただ、自分が死んだあとに勝手にドキュメンタリー映画やられたんじゃたまったもんじゃないなって思ったw
結局本人はこの世にいないわけで、この映画も周りの思惑でしかない。死人に口無しとはこれか。
ヘプバーンというアイコンを深掘り
可愛いのアイコンとして時代を経て語り継がれる理由はなんだろう?という疑問から鑑賞。
なるほどなと思ったのは、まずはマリリン・モンローの存在。今までヘプバーン単体で見ていたからその魅力が理解できてなかっただけで、マリリン・モンローのカウンター的アイコンと考えれば納得。それに加えて妖精のようでファッション映えする体型、さらにはバレエ仕込みのリズム感。奔放なキャラクターがますます愛おしく見えてくる。私生活についてはよくあるパターンですが、彼女の場合、埋め合わせを慈善活動に充てていたというところが女傑。私の知り合いにもヘプバーンのように誰にでも変わらぬテンションと笑顔で接する女性がいますが、その人と接すると一瞬であっても気持ちが晴れる。広告塔をしてる人ってイメージだけでしょと懐疑的になりますが、人の気持ちを高めてくれるというのは取り替え不可能な能力ですね。
こういった資料映画は何らかの発見を与えてくれるので面白い!
大きなダイヤのようにキラキラ
愛くるしくて大きなダイヤのようにキラキラした人だ。
若き日の輝きが眩しすぎる!
GIVENCHYのドレスが似合いすぎる!
今の時代に観てもすぐ真似したくなるファッションがそこかしこに溢れている。
知らなかった結婚生活やプライベート、子どもを自分で丁寧に育てるために引く手あまたのオファーを断っていた時代も。
後半のユニセフの活動をしている頃は、素敵なシワがある。
スッと伸びた背筋に年齢を感じさせないオーラを感じる。
子どもにも再婚相手や友人にも恵まれ素敵な人生だ。
最後の方なバレーのシーンはちょっと長く感じたのが残念。
観たいのはそこじゃない。オードリー・ヘップバーン本人の姿なのだ。
世界の宝
前半、珠玉の名作オンパレード映像を観ているだけで、オードリーの魅力にやられてしまいました!
マスコミ系の友人が、若い頃の木村カエラさんの可愛らしさを、「日本の宝」と称えていましたが、オードリー・ヘプバーンは、「世界の宝」だと思いました。
もう彼女がこの世に存在していないのだと思うと、無関係なわたしでさえ、何やら悲しくなります。
他界して長いのに、また可憐で儚い印象ながら、圧倒的な存在感です。
しかし、カメラの前のオードリーが、プロフェッショナルで完璧だったように、映画スターは映画の中で輝くものだと感じ…もしかしたら、ご本人は「ドキュメンタリー映画なんて望んでなかったわよ!」と苦笑しているかもしれないと想像しました。
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨
(大スターになった後)子供の頃に自分を捨てた父に会いに行ったけれども、(喜んでくれるのかと思いきや)その父に迷惑そうにされた…というエピソード…泣けました。その会いに行った時のツーショットの写真も映されるんですが…オードリーがとても良い笑顔をしてんるんですよね…(泣)
(この時の写真がパンフレットにも載っていました)
この後、オードリーはユニセフの親善大使になって、世界中の飢餓や貧困に苦しむ国を訪ねます。
痩せ細った子ども達を笑顔で抱く写真がいっぱい映されるんですが、やっぱりここでも泣かされました(笑)…オードリーが何をしたというわけでは無いんですが、泣きました(笑)
オードリーが、その人生で"愛に飢えていたけども…だけど、人に愛を与えることに喜びを感じていた…そう決心したんだ"と。
こうした伝記物のドキュメンタリーは、見る人の視点によって良くも悪くも出来るし、印象操作が可能でしょうけども、彼女の幼少期〜少女期まで遡って、その人格形成について説得力のある物語を提供してくれる作品でした。
(あまり"悪い面"は語られなかったので、もしかしたら、その印象操作にすっかり騙されたのかもしれませんが…笑)
彼女の映画が大好きな貴方/貴女なら、あの"アーモンドのような瞳"に魅了されっぱなしの90分です…。
…オススメです!笑
オードリー・ヘップバーン学入門篇
とても丁寧にバランスよく作られたオードリー・ヘップバーンのドキュメンタリーです。内容としては、正直知っていることばかりですが、オードリーの事をあまり知らないファンの人にはいいいかも。とは言っても、オードリーの若い時から晩年までの映像コンテンツが一杯だし、恵まれない私生活から自分の名声を利用して、英語、フランス語を駆使してスピーチをするなど、ユニセフの活動を推進する彼女の気高さは素晴らしいです。海外の俳優が慈善活動に熱心なのは、社会への影響力を持つ者の責任感からなのがよくわかります。ドキュメンタリーとしては手堅い感じだけど、時々ハッとするスチール写真があり、監督のセンスが光りますね。
内面から出る美しさ
大女優、大スター、誰もが名前を知っているオードリー・ヘプバーンの
ドキュメンタリー、あちこちのサイトで点数が高いので気になり鑑賞。
私は残念ながら、この方の映画は一度も見たことがないが、
「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」「ティファニーで朝食を」
などなど、タイトルぐらいは知っている。
若いころの美しくて、かわいらしく、モデルのような容姿は知っていたが
これだけの大スターがプライベートでは、幼いころの両親の離婚から始まり、
幾度の離婚、パパラッチに追い掛け回されたり、と決して
順風満帆とはいえなかったというのは全く知らなかった。
それでも、晩年のユニセフの活動、貢献の偉大さは、まさに彼女の内から出た、
愛情、美しさであった。利他的な愛の深さ、心の底から滲み出る、
スターとしてのおごりなど一切ない、本当の美しさに感動した。
上映時間は100分だったらしいが、あっという間であった。
凛とした美しい人
その生誕から死没までのドキュメンタリー
どうしても注目を集める人、一つ一つの動画や写真から漲るオーラが凄い
市井の人が大女優になる確率と、大女優が市井の人に戻れる確率でいえば、実は後者の方が低いかも
そのへんを振り切って、自分の名声を、昔の自分と同じ様な基本人権に苦しむ子供達を扶けるための資金集めに使う
UNICEF活動資金を寄付募って倍にしたとか知らなかった
凛とした美しい人の映画
良すぎる素材に手を加えるのは難しい
変な演出潰して70分位にしたらよりキレキレだったかも
人間オードリー
オードリーの人生を垣間見る。
家族、知人たちのインタビューを交え、彼女が歩んだ人生に魅せられる。
いまと違う映画黄金時代と謳われた後期に彗星の如く現れた彼女。
恵まれた幼少期を過ごしたかと思いきや、戦争に翻弄され稼ぐ為に出てた映画界で幸運を掴んでいく。
されど彼女が求めたもの。その人生を捧げるものそれが家族であり、子供たちであることが女優オードリーではなく人間オードリーを観せてくれた。
何がソマリア難民を生み出したのか?
特にファンではないが最近仕事で彼女を熱烈に信奉するある奉仕活動をなさっている方に出会いその頃BSで「ローマの休日」をたまたま目にしてやはり面白いので最後まで観てしまったことがあってこれも神様の思し召しかなと思ったので観たがちょっと切ない内容であった。実子をはじめジバンシィのディレクターなど彼女に関わった多くの人のインタビューで構成されているのだが想像以上に直球勝負のドキュメンタリーでかなり不幸な彼女の実生活が飾らず描かれる。デビュー主演作でアカデミーショーを獲ってしまった若くて清楚なイメージが強烈だったが故に1976年の「暗くなるまで待って」以降銀幕から遠ざかったのはさもありなん。晩年のユニセフ広告塔としてのライフワークを手放しで称賛しているわけではなくその慈善活動が「依存症であった」という視点がこの映画の立ち位置であろう。今年1月に他界したピーター・ボグダノビッチ監督のインタビューが貴重でありがたい。
「男運がない」と言われていたこと。
スーパーウルトラメガスターのヘップバーンを出生から俳優デビュー、結婚生活、他界するまでなど、大体の人生を100分で知ることができた。
確実なのは、かわいい。
綺麗、美しい。
スタイルもいい。
身近になれるエレガントさ。
ハリウッド・スターとしてのオードリー・ヘップバーンはみんなの憧れになれる存在なのだ。完璧なのだ。現時点では、各時代の価値観など関係なく、輝き続ける方なのだ。
活き活きして、演技をしている時代の映像(主にモノクロ時代)は、本当に楽しかった。
どんなに、スーパーウルトラメガスターでも、一人の人間なのだな。
「ほー」と思うことも多かった。
私生活のことで、印象に残ったのは「男運がない」と言われていたこと。
知人が言っていたが、「良い、悪い」とかいう映画ではない。
結果的に観られてよかったが、プライベートなところまでオードリーのことを晒さなければならなかったのかは、疑問である。
果たして、知りたかったことなのか??
オーソドックスで正解のドキュメンタリー
ド直球ストレート、長男や友人たちのコメントを添えて、多くの伝記や映画雑誌などでは有名なオードリーのエピソードを紹介する、オーソドックスなドキュメンタリー。
変化球を投げないでも、よい出来だったと思いました。
彼女自体が「愛されている」アイコンだし、幼少期から過酷な人生を送ってきているので成立していました。
ナチに傾倒して、子どもだったオードリーを捨てて出て行っちゃった父親のエピソードはあまり知られていないはずだから、これを正面から取り上げたことはよかったかなと。
紹介されてなかったことも多く。
再会後、直接の交流としては袂を分かった父ではあるが、資金的な援助は続けて、亡くなる間際に「愛してないといったのは、父としてどう接していいかわからなかったから。娘のことは誇りに思っている(ニュアンス)」と言葉を遺したエピソードは入れてほしかった。
出演作品を満遍なく紹介していたから、『ローマの休日』などの代表作以外は観ていない人たちが、「あれも、これも観てみたい」と思うはず。
私も今「午前十時の映画祭」でかかってる『いつも2人で』が観たくなりましたよ。
光と光の世界
闇が濃くなれば光はさらに輝くものだ
この作品で描かれるオードリーの光と闇の闇の部分は世界大戦の最中、父との別離がもたらした哀しみと苦悩、ファザコンでダメンズとの失敗な結婚生活として描かれる訳です
甚だ勝手な話だと思いますが・・・
私の感想はこの作品、作家たちのオードリーへの礼賛があまりに強く眩し過ぎて、緻密かつ丹念に演出されて導き出される事実は本人には哀しみに満ちた深刻な闇ではあるが、他人から見たら、それを漆黒の闇ではなく、やはりオードリーさんは男運はなかったりしたけど基本リア充。与えたり与えられた多くの愛に包まれた、強運に満ちた栄光の人生を不器用かもしれないが、男社会と戦いながら、しっかりと自分の足で歩いた逞しい人だと感じた
だからこの作品はオードリーの光と闇ではなく光と光のように少し物足りない印象が残りました。
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