「愛を渇望し、愛に生きたオードリーの人生」オードリー・ヘプバーン あささんの映画レビュー(感想・評価)
愛を渇望し、愛に生きたオードリーの人生
オードリー・ヘプバーンといえば「ティファニーで朝食を」「ローマの休日」「マイフェア・レディー」など数々の名作が浮かぶ。そして、キュートでファッショナブルで知的で上品、時代を超えても変わらぬオードリーの魅力に、どれほどの女性たちが彼女の姿に羨望と憧れのため息をもらしたことか…。
私たちが見ていた彼女の姿は“映画スター”としての顔。
ハリウッド黄金期、彗星の如く現れた彼女のほんの一部、側面しか私は見ていなかったんだと本作を見て実感。
それはオードリーが貴族の血筋だということ、戦争や食糧難を経験し、過酷な環境に身を置いたこと。さらに初めは女優ではなくバレリーナを目指していたこと、二度の離婚や、子育てのために10年近く仕事をストップしていたこと、歳を重ねてからのユニセフでの活動…。そして彼女の人生につきまとうテーマが“愛”、その背景には彼女の悲痛な幼少期の経験により(それが本当にその理由かはわからないけど)、常に愛を求め彷徨い、その苦悩が大きな原動力になり、いつしか自らが愛を与える人生になったことなどを…。
本作にはオードリーの子や孫、旧友、仕事仲間が出演し、彼女のことを口々に語る。
マイナスをプラスに変えられる彼女のポジティブさと謙虚さに感嘆したとともに、オードリーの内側から溢れ出す“美”と“儚さ”についての謎が解けたような気がする(もちろん、それなりに潤色されているし、描かれているのはほんの一部なのだろうけれど)。
彼女を知る上で本作は必見でしょう。
エンドロールの選曲「ムーンリバー」が素晴らしい!久々にこの曲を弾きたくなった。
今晩は
”ドクター・ストレンジ2”にコメント頂き、ありがとうございます。
私も昨晩、今作を久方ぶりのレイトショーにて鑑賞しました。(10日間休みだったので、出勤初日でしんどかったのですが、「ムーンリバー」を移動時に偶々聞いてしまい、観に行きました。結論から言うと、良かったですね。
”エンドロールの選曲「ムーンリバー」が素晴らしい!久々にこの曲を弾きたくなった。”
凄いなあ、ギター弾けるんですね!
ロック好きの癖に、弾ける楽器はなくって、リコーダーとトランペットだったら少しだけ吹けるNOBUでした・・・・。では、又。
ティファニーへのコメントありがとうございます。
高評価……故人を偲ぶ会ですから、みたいな心理も働いたうえでのものとご理解ください🤗
でも、茶トラ猫と元旦那の良い人ぶりにもけっこうほだされました。