「一番コワいのは人間だ!?」きさらぎ駅 pekeさんの映画レビュー(感想・評価)
一番コワいのは人間だ!?
あまり期待していなかったけど、まあまあ楽しめました。
安っぽいストーリーといえば、そうかもしれないけれど、低予算の作品のわりには、けっこうインパクトがあって退屈はしなかったです。
恒松祐里の演技も悪くなかった。それから、意外に、現実世界のシーンの画(映像)は引きしまっていて、なかなか美しかった。
でも異世界でゾンビ(?)に襲われたりするのは、「あれが原因でこうなった」という因果関係がまったく見られないせいもあってか、全然怖くありませんでした。。
場当たり的というか、お化け屋敷的なドタバタした脈絡のない展開。後半は笑えるところも多く、「ひょっとして、これはコメディーなのか?」と思ったほどだった。
しかし、ろくなことが起きない異世界に迷い込むのもコワいけど、ふだんからナイフを持ち歩いている男や、わけのわからんおっさんたちと電車に乗り合わせてしまうこともかなりコワい。
そしてサトエリも……ね。
やっぱり一番コワいのは、人間という得体の知れない生きモノかもしれません。
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