劇場公開日 2022年5月6日

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「チェルノブイリ原発事故を基にしたフィクション」チェルノブイリ1986 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0チェルノブイリ原発事故を基にしたフィクション

2022年6月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

85~90点ぐらい。

「世界の為に命を懸けた男がいた」って安っぽい謳い文句や、ロシアの映画に馴染みがなく不安だったりで、

観るのが遅くなったけど、かなり面白かったです♪

この主演兼監督、かなり実力お持ちだと思います。

始まって30分ぐらいからグイグイ引き込まれ、緊張感を持続したまま話は進んでいきます。

不穏な音楽が流れ、配管だらけの暗い原発内部は、緊張感みなぎり、何かが出てきそうな感じで、ホラー映画みたい。

意識してるのか?まるで『エイリアン』のよう、ホラー好きの自分としては、ゾクゾクしてタマらなかった(笑)

細部に至るまで、リアリティに徹底的に拘ったらしいですが、

原発内部のシーンは、チェルノブイリと同じ設計図で作られ同じ内部をしたクルスク原子力発電所を使い、

当時、流行った『ランボー』や『コマンドー』のポスター、ケミカルウォッシュのGジャン、なども出てきます。

終わりまで緊張感が続く、見応えある重厚な物語でした。

ダークホース!!もう1回観たい!!

まだ映画館で上映してる地域の方は、

ぜひ、原発の大きさや迫力を感じられる、映画館の大きな画面で、ご覧ください。

RAIN DOG