劇場公開日 2022年9月1日

「トンデモ設定を受け入れさせるのは難しい」この子は邪悪 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5トンデモ設定を受け入れさせるのは難しい

2022年9月7日
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鑑賞方法:映画館

非現実的な設定・話でも受け入れられるものと受け入れがたいものがある。その境界線はかなり難しい。SFやホラーなんかは比較的非現実的なものでも受け入れられやすい。まぁ、映画だしなと。サスペンスやヒューマンドラマでそれをやられると違和感が強くなってしまうときがある。
つまり本作はどのジャンルの映画なのかを早めに明らかにしておくべきだったと私は思う。私は目グリグリのシーンで、あれ?これホラーなのか?と認識。心理的なサスペンス要素を待っていたから少し驚き、それ以降の展開を別の角度で受け入れようと気持ちを切り換えた。それでも後半の設定に戸惑うばかり。他の映画ではすんなり受け入れられた内容なのに。
「この子は邪悪」ってタイトルにも違和感。「邪悪」なのか?ってところに引っかかる。邪悪といえば邪悪かもしれないがピンとこない。結構面白い内容だっただけに色んな意味でもったいない。
もちろん南沙良はよかった。今後も期待したい。

kenshuchu