N号棟のレビュー・感想・評価
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来たるべきその時
大学の卒業制作でホラー映画を製作することになった元彼とその彼女にくっついて、生死を考える不眠症な主人公が岐阜県の廃団地を訪れて巻き起こる話。
ロケハンに訪れた廃団地には何故か人が沢山住んでおり、そこで起こる怪奇現象や、彼等からのおもてなしに飲み込まれて行くけれど、そんな怪しげなものよく口に出来るね君達は。
それ以前に何でこんなトンデモ3人組設定にしたんだかw
登場人物のキレるポイントが良くわからないし、言ってることがメチャクチャだし、取り込まれる理屈も判らないし、死ぬことはなんちゃらかんちゃら…ならば自分が死ねば良いのにと思っていたら、ちゃんと主人公が突っ込んで、でも流されて、と消化不良。わざわざ戻る理由も良くわからんし。
そしてラストも、そこは主人公は演技で良かったんじゃ?やっぱり演技?じゃなかった?って訳の判らない連続ひっくり返し。個人的にはつまらない方のオチで残念だった。
幽霊なんている訳ないという主人公vs.カルト集団なら、それはそれで不気味だし面白いと思うけど、実際にオカルトな方向が強くなってしまうと…ねぇwしかもなんか中途半端だし。
クビは唐突過ぎて笑ってしまった。
よくわからなかった
おそらく、主人公が今まで目を背けてきた生と死に向き合って受け入れる、って言うのが話のキモなのかな、とは思いましたが、その他の部分は結局なんだかよくわかりませんでした。
加奈子さん以外の登場人物の話はほとんど回収されないまま終わってしまったし。「僕だってほんとはこんなことやりたくなかったんだー」の人とかも、何か事情ありそうだったけど。
ホラーはどちらかと言うと普段はあまり見ないジャンルなので詳しいところはわかりませんが、不眠症なのにも関わらずあの不気味な砂嵐のテレビつけっぱなしで寝るのとか、なんでなのかな?特にあれが好きでつけてる訳でも無さそうだし。ホラー映画の慣習か何か・・・? 良い睡眠の為には、テレビはきちんと消して、寝やすいベットか布団で、どうせなら癒しの音楽か何かかけながら寝た方がいいよ!・・・なんてお節介ながら考えつつ見ておりました(^_^;)
みんなわかったかな?ぼくわかんなかった!
カルト
『ミッドサマー』をサンプリングしてみました
萩原みのり演じるのは、自己中心的でドS気質のある女子大生の史織。躊躇する元カレカップルを強引に廃墟団地に引っ張りこんでしまう。
勝手に住み込んでいると思われるホームレスが縄張りを守るために近づいてきたと思いきや、団地の管理人だという。魔界への案内人を演じるのは、諏訪太朗。このオッサンのカーディガンの背中の図柄が気になってしょうがない。
筒井真理子の演技力もあって、中盤までは得体の知れぬ怖さを感じる。久々のJホラーの傑作なのでは、と期待したが、『ミッドサマー』風の青空の下での集合ランチや、コンテンポラリー風ダンスが始まったあたりから様子がおかしくなる。オマージュするなら徹底的にやれば、Jホラーの新境地が見れたかもしれない。
結局は、サンプリングに留まってしまったため、中途半端な物語で終幕。残念でございます。
ホラーというより
体力気力共にもっていかれました
いや。本当に監督、この監督からこの作品が‼️です。
怖いんですけど、他にたくさん考えることもあるんです。
これは【史織】が生き抜いていくためのエピソードでもあるし、死の事についても考える深いところもあるのかなと…。
メインの登場人物は萩原みのりさん演じる【史織】所謂どこにでもいそうな女子大学生。
死恐怖症という持病をかかえ、眠りが浅い日々、夜が来るのが怖いのかな…。ハッキリとした性格で、とても強い、本当に強いけど、心の中は繊細にできている。
相変わらず表現力とパワーの凄さに圧巻。
舞台挨拶で見ていた方と同じ方とは到底思えない。
監督も言ってた彼女の顔色は本当にすごかった…
全身を使い、団地の方々に立ち向かう姿は自分をしっかりと守るため、死と向き合うため、これは敢えて、ここに行くことを準備されていたのかなとも感じる。
元カレの啓太は、倉悠貴さん
倉さん、とてもよかったです。
啓太の彼女役の真帆は山谷花純さん
この登場人物、1番普通に近い。
染まっていく姿が自然と、人の弱さの表現が素晴らしかった。
本当に摩訶不思議で、ホラー感ありつつ
実は幽霊より怖いものは人だと実感。
ただ、愛おしい方を亡くしたときにこの団地に住まわれてるように誰かに(何かに)縋りたくなったりされる方もいるんだろうなぁ。
私は無宗教だけど、宗教とかにハマる方はきっとそういうのに近いかと感じた。
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