「ホラーに特化すべきでした 脅かすのが上手いのに惜しい 評価が低いのは期待値が高かったのかなあ?」N号棟 nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーに特化すべきでした 脅かすのが上手いのに惜しい 評価が低いのは期待値が高かったのかなあ?
タナトフォビア(死恐怖症)
自分という存在がなくなることに過剰な恐怖を感じてしまう精神症状
大学教授が、
子供の頃、死ぬのが怖くてお母さんの前で泣いてばかりいた
と告白するシーンがありました
全く同じだったんですよ
大人になっても変わらない
寝るのが怖いんですよ
そのまま死んでしまうようで
Jホラーとしては、かなりいい出来です
けっこう怖い
怖がらせ方が上手い
大女優は1人いますが、ほとんどが
スターには足りない役者でよくやったと思います
ストーリーがごちゃついて、考察好きには大好物の作品ですが
それが評価を落としたんでしょう
しかも、それを売りにしている
つまり、監督はホラーを作りたかったんじゃないのかも
まさか”死ぬのが怖い病”がテーマとは思わかなった
で、そのテーマに結果については、なーんだというつまらないものでしたけどね
幽霊がいるなら、自我が無くなることは無いってのは、若い頃から思っていたから
いまさらなあ
メンタルのタフの人や悟りきった人
生に執着しない人はいい
他の人で死の恐怖に過剰に反応しない人の方が信じられない
生まれ変わりなんてないと思うし、あったとしても、それは自我の喪失なんで意味が無い
まあ、ちゃんと考えれば、死後の世界なんて無いのは冷静に考えればわかる
なんとなく、まだ分からない事があるから、なんかあるって、なんとなく希望を持っていたりするのかな
タナトフォビア歴が長いので、あらゆる事は検証した
結果、死んだら終わり
人は生体コンピュータみたいな物で、電池が切れるように止まった瞬間から腐り始めて終わり
脳という器からは、絶対に逃れられない
今生きているのは、考えても死ぬのは一緒だから、考えるだけ無駄だと結論づけて忘れるようにしているから
眠るように死ぬのか、意識があるなら土壇場だけあがく
そう決心していたんだけれど、そろそろ先が短くなるとそうも言っていられなくなってきている
なので、歳をとるたびに鬱になっていく状態です
この映画を観て、今の医学では暗示をかけるのが治療なのかなと、興味が少し湧きました
しかし幽霊はいるという回りくどい暗示をかけなくても、単に考えさせないようにする方が簡単なような気がします
専門的な事はわからないけど