「せっかく萩原みのりさんが主演なのに😆」N号棟 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
せっかく萩原みのりさんが主演なのに😆
監督は、筒井真理子さんに「人類の歴史が証明してる」と言わせたり、デジタルカメラにアレを写させたりしてました。
ということは、心霊現象は存在証明が出来るものであると言いたかったのでしょうか。そういう主張が見え隠れしてるからどうしても胡散臭くて、怖さよりもバカらしさのほうが印象に残ってしまいました。
個々人の感性として、幽霊やUFOを信じることは否定しません。私だって小学生の頃にUFOを見たことがあります。矢追純一さんの番組や中岡俊哉さんの『恐怖の心霊写真集』などが好きでしたからね。錯覚や思い込みから何か見慣れないものを〝ソレ〟と感じることは誰にでもあり得ることだし、神秘的な存在、或いは精神世界に通じるものとして認知することは人間社会に文化的な厚みをもたらします。
でも、そのことと科学的根拠に基づく存在証明はまったく別物。
それを見たと証言する人はたくさんいるけれど、証明したという話は聞いたことも見たこともありません。
ラストの展開もそういう主張に沿ったものに見えて興醒めでした。
いるいない、信じる信じないの対立軸で作られたホラー映画なんて誰も見たくないと思うのですが。
〝本当に実在するから怖い〟のではなくて、人間の精神世界が生み出すものだからこその神秘性や歪んだ理解が巻き起こす現象として一捻りして欲しい。
ITや貞子は、それこそ人類が歴史的に経験してきた潜在的な恐怖や想像力の産物、象徴として描かれているから怖いのです。
美紅さん、こんばんは❗️
昨日はタランティーノのドキュメンタリーを見たので、いわゆるジャンル映画の楽しさを再認識したばかりです。
ホラーも色々あって、割りと当たり外れも多いですが、やっぱり楽しいですよね。
お互いに気を付けましょう・・。
”悪魔”は一番、身近にいるのですよ・・。怖いですねえ・・。
でね、最近どーも家人がこのサイトに私がレビューを挙げている事に気付いた感があり、こんなコメントはレビューには書けないのですよ・・。(しばらく前は結構書いていましたが・・。)
”壁に耳あり、障子にナイトメア・アリー・・”では。ご安全に・・。
今晩は。
そっと、お知らせします。筒井真理子さんよりも素敵で怖い笑顔を浮かべるのは、実は家人です・・。
彼女が満面の笑みで私に話しかけて来る時には、私の脳内緊急アラートが鳴り響くんです・・。怖いですねえ。家庭内ホラーですねえ・・。
先ほども”貴方、明日も映画に行かれるのですか?”とニッコリ笑って聞かれたばかりです・・。”えーっと、京都にも行けないしねえ・・””明日は娘が帰って来るので、なるべく早めに帰宅してくださいね。(笑顔)”では。あー怖い。
他の作品のオマージュであっても、オリジナリティを加えて面白することがクリエイターの性だと思うんです。でも、この監督はアイデアのつまみ食いだけですね。
グレシャムの法則さんがおっしゃるように、「得体の知れない何か」を観客が想像するからこそ、ホラー映画って面白いんだと思います。