「2人だけのラジオ」君は放課後インソムニア bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
2人だけのラジオ
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「思っているほど、一人じゃない」とか、「バトンタッチ」の場面のお姉様のセリフとか。
刺さるんですよ。何気ない一言が、この映画。
脚本が大好きですもん、まずはw
ワタクシ、JRで電車通勤してるんですが、往復の車内は貴重な読書時間です。たまに。目が疲れて、活字から逃げたくなることがあるんですが、そんな時のために「星ごよみ365日」と言う、写真に撮影や星たちのエピソードを添えた、眺めるだけの本を鞄に忍ばせてます。夜空を見上げるのは好きだし、癒される。
そんな空気感の映画でした。
桜井ユキで天文台、っつーと、あの、エロエロの「紅いなんたら」を思い出してしまう、エロおやじなBloodでしたが。若い二人を囲むのが、この桜井ユキと荻原みのりと言う絶妙キャストが大好きw
あー、2人とも、良い感じで歳を重ねてるんだー、なんてことを思いながら見れる、ゆったりとした時間感覚が、疲れたワタクシの心にはぴったりでした。
こころに抱えた傷は、眠ることへの怖れという、更に深い傷を生み
同じ傷を抱えるもの同士が出会った天文台
星を眺めるでもなく
ただ人目を避けるがための場所が欲しかっただけの天文台
場所を守りたい、は、2人で過ごす時間を守りたい、と言うだけのこと
に。
気づくの遅いよ、君たちw
だって、先輩はすぐに気づいたでしょ?
「不純だ」とw
心洗われる純愛物語は、ずっと眺めていたくなる、ゆったりとした進行の113分。短命悲恋ものにするんじゃねーぞ!の願いが叶うハッピーエンドも心地よく。
良かった。
とっても。
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