「禅問答?」カモン カモン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
禅問答?
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急遽、訳アリの妹の9歳の息子ジェシーの面倒をみるはめになった伯父さんジョニーの奮闘記。マイク・ミルズ監督はジョニーをラジオのルポルタージュ製作者に設定し子供たちに、未来をどう思うか、死んだらどうなるかなど脈略のない哲学的な質問を投げかけます、面白いのは答える子供たちが仕込みの子役でなくリアルなこと、答える内容はこれまたびっくりな高尚さや辛辣さを含んでいて驚きました。
映画の半分はそのドキュメンタリーのような部分でしょう、言葉の魔力をより感じさせるためにあえてモノクロ撮影というフィルターをかけたのでしょう。
ただ、ロスの陽光に充ちた自然の風景やビルのそびえる大都会ニューヨーク、JAZZの都ニューオリンズなどが舞台なのでカラーで楽しみたかった気もします。
伯父さん映画ではジャック・タチの「ぼくの伯父さん」シリーズの方が好みですね、本作は禅問答のような会話に溢れていて分かったような分からないシーン、セリフの洪水で翻弄されっぱなしでした。
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