「瑞々しい」マイ・ニューヨーク・ダイアリー LSさんの映画レビュー(感想・評価)
瑞々しい
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詩人を目指す若者が一歩踏み出す話。さわやかな読後感の短編小説を読んだような印象。
チャンスを求めて西海岸からニューヨークに出てきた主人公の学生が、出版エージェントでの様々な体験ややりとり、とりわけサリンジャーとその愛読者の想いに背中を押されたことが描かれる。
自伝ベースだからか、あまり劇的なイベントはなく(彼の作家の「新刊」は大ニュースではあるが)、正直、映画のストーリーとしては物足りない気もする。シガニー・ウィーバーを始め、ベテラン俳優たちがチャーミングで素敵だったことと、謎の作家サリンジャーを取り巻くエピソードが好きなので贔屓目はあるだろう。
(映画「フィールド・オブ・ドリームス」劇中でジェームズ・アール・ジョーンズ(とても好き)演じる作家テレンス・マンが、原作小説ではサリンジャーだったことを思い出した)
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