「【ラオスとタイに住む狩猟採集民「黄色い葉の精霊」ムラブリ族の生活を捉えたドキュメンタリー映画。民俗学好きの方には面白いドキュメンタリーではないかと思います。】」森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ラオスとタイに住む狩猟採集民「黄色い葉の精霊」ムラブリ族の生活を捉えたドキュメンタリー映画。民俗学好きの方には面白いドキュメンタリーではないかと思います。】
ー 言語学者の伊藤雄馬氏がムラブリ族に密着したドキュメンタリー作品。ー
◆感想
・ムラブリ族は、タイの人達からは姿を見られずに常に移動して暮らす山地の遊牧民である頃が語られるが、撮影された人たちの顔付は、日本人と言われても違和感が全くない。
・生活は、家を持たないが葉っぱの下で暮らしている。格好は、やや古びたカラフルな衣装である。カメラが入ったのでお洒落をした訳でもないようである。
・奥さんに、村に出掛けてばかりで何も持ってこないために怒られる男の姿や、何よりも炊事風景が面白い。
魚は、普通に塩焼きだが串には刺さずに、茎の様なモノで挟んで焼いたり、煮たり・・。
竹筒に、モチ米を入れて炊いたりする風景は、アジアで良く見たなあ。
<文字を持たないムラブリ族の人達は、驚くほど警戒心がなく素直に言語学者の伊藤雄馬氏の願いを聞いているが、彼の関係性を構築するのは、随分と苦労したのだろうなあ。
今作は、民俗学に興味がある方には面白いと思われるドキュメンタリー映画だと思います。>
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