「人とユーレイとの交流を描いたオカルトチックなお話です。登場する人物の行動や考え方にどの程度共感できるかで作品の評価が分かれる気がします。」左様なら今晩は もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
人とユーレイとの交流を描いたオカルトチックなお話です。登場する人物の行動や考え方にどの程度共感できるかで作品の評価が分かれる気がします。
人間とユーレイの同居生活。
設定が面白そうと思ったので鑑賞しました。
原作があるようですが未読です。
とあるアパートの一室。 の、101号室(…たぶん)。
男女の別れのシーンから始まる。
女性の方が男に愛想を尽かしたようだ。
去り際。
部屋に置いていた御札を女性が持ち帰る。
その夜に妙な現象が起きる。 …あれ?
突然部屋の照明が消え …ホラーですか?
冷蔵庫の扉が開く。 …聞いてませんけど(汗)
そして 「出た」
若い女のユーレイ。 きゃー。
今までは、
同居していた女性の力と御札の効力(?)で
出てこられなかったらしい。
それがどちらも無くなったので、出て来られたらしい。
ずっと前からこの部屋に居た と言う。
二人のことを観察していた とも言う。
この部屋からは出られない らしい。
そんな訳で、嫌々ながらも始まってしまう
ユーレイとの同居生活。
主人公に好意を寄せる会社の女性や
彼女の叔母で霊能力者の女性に
そして、アパートの部屋の事を知っている(らしい)
不動産屋のおやじも絡んで
最初の内は 「ユーレイを成仏させる」 だったのが
途中からは 「普通に生活できるじゃん」 に変わっていく
そんな二人の(一人と一幽霊)
同居生活を描いたお話です。
ホラー感があったのは、冒頭だけでした。 ほっ。
鑑賞終了。
何といいますか…
消化不良感がすごい。 う~ん…
あいすけの正体が分からないまま。
この部屋の地縛霊となった理由も不明。
不動産がようやく教えてくれた情報が 「お墓の場所」 …。
どんな人が暮らしていたか とか
自殺騒ぎがあったのか とか
そういった情報を教えるわけでもなく
菩提寺の情報を第三者に教えるでしょうか?
と思っている内にエンディング
そして新たな謎発生。
意味ありげな視線を主人公に送ってくる
あの女子高生はいったい… 誰?
ユーレイの生まれ変わり ?
ユーレイが女子高生に憑依した?
ユーレイはこの子の生霊だった ?
どれも違う気が… うーん
謎が謎のままエンディングとなり
更に謎を追加されてしまい
気持ちがすっきりしないまま映画館を後にしたのでした。
(原作を読むと解決するのかなぁ…)
◇ 最後に
ユーレイちゃんの事
「映画館に一人で通っていた」という本人の記憶が正しいのなら
この映画館の客やスタッフに、彼女を覚えている人がいそうなモノ。
その路線で正体探しをしても良かったのでは ?
とも思います。
ユーレイちゃんの事 その2
「二人のことを観察していた」 のは、夜もですよね …ならば
もう少しアダルトなストーリー展開があっても良いのかなぁ
何て事も考えてしまいました。
(アイドル主演だから無理ですよね。 はい)
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。