「MER最高!!」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
MER最高!!
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やっぱりMER最高!!
2時間ほぼ泣いてた。涼香さんの過去映像なんて何回出てきても泣いてしまうし、千晶さんを救う為にビル内で孤軍奮闘する喜多見チーフの姿が胸に響く…!
千晶さんが心肺停止でみんなが諦めムードになったシーンは涼香さんのことがオーバーラップしてきて嗚咽…。
それにしても鈴木亮平の演技が圧巻。冒頭から颯爽と患者に寄り添って、オペのシーンも手際が良くて本当の医師のよう。相当な練習をしないとこの手捌きにならないのでは…。
ストーリーとしてはシンプルで、横浜のYO1と東京MERの対立構造と高層ビルの火災現場で命の危険と救助の葛藤、緊迫感。スリリングな展開であっという間に2時間が過ぎていく。息もつかせぬスピード感はさすが。
もちろん、娯楽映画としてご都合主義的な演出は随所にある。
落下する壁をすんでのところで支えたり、身動きひとつ取れず治療を受けていた消防隊員が急にゾンビのようにぞろぞろと立ち上がったりと、他にも思わず寒気がするようなシーンはいくつもある。一歩間違えば一気に冷めてしまうけれど、それ以上の興奮や感動を与えてくれるのでそれほど気にならず観られた。
個人的に1番好きなシーンは、喜多見チーフが「あなた医者でしょ…!」と千晶に言われて「俺は千晶の夫だ!」と返答したくだり。医師であり夫でもある。だから妻も子供も諦めない。これは冒頭で仕事ばかりを優先させてきたことへのアンサーでもある。そして、危険を冒さないと救えない命があり、それを救うのが東京MERだという存在証明。もうお見事です。
最後に、70階を走って登り、落下物を押し除ける力。やはり筋肉は正義!
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