サリー・ポッターのパーティー
2017年製作/71分/イギリス
原題または英題:The Party
スタッフ・キャスト
- 監督
- サリー・ポッター
- 製作
- クリストファー・シェパード
- クルバン・カサム
- 製作総指揮
- ジョン・ギワ=アム
- ジム・リーブ
- ロバート・ハルミ・Jr.
- 脚本
- サリー・ポッター
- 撮影
- アレクセイ・ロジオーノフ
- 美術
- カルロス・コンティ
- 衣装
- ジェーン・ペトリ
- 編集
- アナス・レフン
- エミリー・オルシニ
2017年製作/71分/イギリス
原題または英題:The Party
野党の国会議員ジャネット(トーマス)の大臣就任を祝う、友人たちだけのささやかなパーティが開かれた。友人のマーサ(ジョーンズ)とジニー(モーティマー)はレズビアンカップルだが、人工授精でジニーが三つ子を妊娠したことをカミングアウト。突如ジャネットの夫ビル(スポール)が医者から余命宣告を受けたことを告げたことでパーティは波乱に満ちてくる・・・ エイプリル(クラークソン)の夫ゴットフリート(ブルーノ・ガンツ)がドイツ人で西洋医学は腐っているとか、宗教、ブードゥー教について語り始めるのが何とも可笑しい。だけど、実際にはガンツが19年に亡くなったことを考えると悲しい。 死に直面したからなのか、ビルは自身の浮気について語りだし、みんな感情をむき出しにし始める。女性の地位向上だとか、政治・宗教などの堅い会話はなくなってしまう。そしてトム(マーフィ)はヤク中で、持っていた拳銃を捨てたり拾ったり落ち着きがない。議会政治に対する皮肉。個人が好き勝手に主張し始めると意見はまとまらない。それぞれの過去のことや宗教が絡むともっと厄介だ。 トムの妻マリアンが遅れてくるということで7人だけのパーティになってるのがミソで、最後にベルを鳴らす彼女は画面には現われない。誰かが悪者になれば解決するのか?世の中の色んな皮肉が70分という会話劇に詰まっていた。
影の大臣に任命された女性、それを祝う為に訪れた人々の複雑な関係。まさにカオス。皆んな結構自由にやってるのかな?イギリス医療は大変らしいしどこまで影で力があるか知らないけれど頑張って大臣やって下さい。結末のその後がどうなったかによるけど。