「アンネ・フランクの Imagenary Friend が世界を変えようと現代で奮闘する切なすぎるファンタジー映画」アンネ・フランクと旅する日記 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
アンネ・フランクの Imagenary Friend が世界を変えようと現代で奮闘する切なすぎるファンタジー映画
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アンネ・フランクのことはあんまり知らないおじさんですが、この映画を支持します。
いまウクライナで起きていることが80年前の世界と何ら変わらないことに人類として情けない気持ちで一杯です。
秋田犬返せ❗
難民の問題は戦争や内紛、無能な統治者の問題と直結します。難民がめざす国に選ばれたオランダにも限界はあるでしょう。しかし、救いを求められるだけマシ。この素晴らしいファンタジーに敬意を表したいと思います。
過去の映画へのオマージュも感じられました。
たとえば、飛行船を作る場面では船の帆を縫う職人が気球を作って東ドイツから西ドイツに亡命した話とか。
ツェッペリンはドイツですが、ナチスとは関係ありません。I am here. と書かれた飛行船は輝く未来への希望とキティの覚悟の象徴です。
アンネの日記を商標などに使うことへの抗議もありました。
難民問題に話をすり替えたとは全然思いません。戦争や内紛と難民問題は切り離せないからです。
キティを支えたいと頑張るスリの少年ペーターには悲しすぎるエンディングでした。それだけに、アンネがキティに託した思い=キティがアンネを想ってやり遂げようとしたことはとても尊いことだった思います。
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