ツユクサのレビュー・感想・評価
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隕石が当たったとしたって、いつもの日々が続くだけ……
突然、主人公の乗る車に小さい隕石がぶつかり転倒する。普通に生きていて、隕石に当たる確率は1300万分の1といわれており、宝くじに当たる確率よりも高い。
本作は別に、隕石が当たったからどうする~というような物語ではない。
では本作が隕石を使って何が言いたいかというと、隕石に当たるような奇想天外な出来事があっても、特別、日常が変化するわけではないし、またいつもの日々が続いていく……ということであって、人と人との出会いも隕石に当たるようなものだということ。
ほのぼのとした風景、どこかにありそうな物語を淡々と描いているテイストから、監督・平山秀幸や脚本家・安部照雄の作家性というより、小林聡美主演の『かもめ食堂』や『めがね』といった、荻上直子作品風にあえて寄せていっているような感じがする。
少年との友情や、大人になってからの甘い恋愛など、エピソードひとつひとつとしてはフワフワしたものをまとめて凝縮したような作品であって、「だから何だ」と言われると、何でもない。
そんな作品を目指しているのだから、それで良いのだろうが、日常とは違った物語を映画に求める人にとっては、退屈な作品に思えるだうろ。
中年の爽やかな恋
キス、ブレーカーが落ちる、カメラがはねあがるという演出が素晴らしい。
ただちょっと子供がわざとらしくて、鼻につく。そこは演出としてどうだろう。ずっとわざとらしいので周りの大人の責任かな。小林聡美の爽やかな雰囲気に合う松重が良い。他のおっさんだともっと脂ぎった感じになるような。同僚の女性陣かそれぞれで面白い。
落語家さん出るので拝見
鯉昇さんと白酒さんが、出ると聞いて。。。
実際と真逆の役どころで!ウケました。
つゆくさの題名の意味が、後半にいくにつれて
しみじみと、実像の人間模様が手に取るようにわかり、とても良い後味☆彡
特にエンディングの曲が良かった❣️
色々経験してきたからこそ出せる穏やかさ
熟年男女の恋愛モノってピンとこなくて昔は受け付けなかった。「マディソン郡の橋」とか。自分もそれなりの年齢を重ねた今は違和感なく受け入れてしまう。むしろ共感どころが多いくらい。
この映画も、草笛を吹いている男性に惹かれていくって展開なのだが、その魅力が全然わからない。松重豊の魅力があるからまだましなんだけど。でも、2人の会話や関係性の穏やかさや温かさはとてもいい。いろんなことを経験してきたがゆえの温かがあったり、逆に距離を縮めることに躊躇してしまうところは共感してしまった。
あの町並みで住んでる人も風景も含めてとてもよかった。3人の女性が下着や洋服をどこで買うかと会話するシーンと気になる男性はいないのか問いつめるシーンが好きだ。彼女たちを含めて、主要な登場人物たちの旅立ちみたいなものが描かれている脚本もいい。万人受けはしないがいい映画だった。
「大人のラブストーリー」
エキセントリックな展開もなく安心して観られる「大人のラブストーリー」です。
序盤に隕石は落ちてきますが「大人のおとぎ話」といった要素はありません。
中年(初老?)になっても人は恋をするんですね。
悪い映画ではありませんが、私の場合お金を払ってまで観る価値は感じませんでした。お金と時間に余裕がある人はどうぞ。
後味はいい映画だが?
日本映画ツユクサを観たが後味がいい映画。主人公の小林聡美と松重豊のやりとりが面白かったし演技がうまい。小林聡美は久々に演技を観たがさすがにうまい!昔室井滋、もたいまさことのドラマを観たことがありそのやりとりが面白かった印象が強かったが健在。松重豊はどうしても孤独のグルメのイメージが強い中、NHK朝ドラマでの演技に驚いたが今回の演技でもいい味を出していた。また、脇役の泉谷しげる、瀧川鯉昇、桃月庵白酒の演技がよかった。これだけでも合格点を上げたたい。ただ、惜しむらくは子役。航平君はよかったが、航平君のクラスメイトの男の子と航平君のガールフレンドだった女の子のキスはなぜデイープキスの演技をさせたのか?せめてホッペタにキスまでだと個人的に思う。いくら何でも子役の男女のデイープキスはモラル的にありえない。平山監督に聞いてみたいぐらい。せっかく後味がいい映画だったのにここだけは残念だった。
こういう話はあるんだろうな…
ただ一つ、隕石に当たるという以外は…。
登場人物の子供が宇宙好きという流れから隕石が出てきたけど、別に隕石が無くても成り立ったのでは?
まあ、それがなければ、本当に、どこにでもある話なのかも知れないけどね…。
どこにでもある話ゆえに、特段感動することもなく、物語は淡々と進みましたとさ。
あまりツボにはまりませんでした。
自分から動かないと、幸せはやってこない
ひまつぶしに見に行った映画ですが、思いのほか引き込まれました。
退屈な時間はなかったです。
日常のありふれた出来事から展開していく・・・というほどの展開ではないですが、無理のない自然な展開が心地よいです。
でも確かなことは「自分から動かないと、幸せはやってこない。」ということですね。
・フミに真剣に怒られたコウヘイが自分から義父が釣りをしていくところに行った。そして義父の人生の話を聞いたところから打ち解けていく・・・
・フミが虫歯の治療をしてもらおうと東京まで出かける。そして・・・
そうならなかったかもしれないけれど、自分から動かなかったら、絶対にそういう展開はなかったでしょう。
作者の言いたかったことはココかな?
映画を見る人への押しつけがましくない教訓だと思いました。
邦画のダメな部分を盛り込んだ映画
完全に予定調和な演出で、キャラクターの問題やそれによる変化が見えてこない。
小学生の友人に対して、父親を否定したことを叱責する部分も、父親と主人公の関係性がいまいち描かれていないから、いいセリフを言おうとしか見られない。
製作委員会の横槍が色々入ったのかなんなのか、邦画のダメな部分がふんだんに入り込んでししまっていた。
草笛を吹けるようになりたい
寿限無を唱えてる外国人が気になって仕方ない。。
日本語の勉強にしては高度な!
松重さんのキャラが良い。
「~~したら迷惑ですか?」って、一旦退いたのにやっぱり来る、とかキュンです(あえて若者の流行語使ってみた)。
若気の至りではない、責任感のある行動に見えるのだ、この人が演ると。
小学生のキスは、それとは対象的。若気の至りにもならない、儚い感じ。それはそれで良い。
でもキスに責任を感じるような妙齢の大人が主役の映画も、ときめくものです。
ラストのふみちゃん、良かった!
出会いは奇跡⭐️
「隕石がぶつかるぅ!?」のっぴきならない設定でありながら何だ何だ!この自然感は…
海や山に囲まれた小さな町に1人で暮らす主人公の芙美
彼女を取り巻く友人達やツユクサ笛が得意な警備員の篠田…それぞれが悲しい過去や喪失感を抱えながら日々を丁寧に、懸命に生きている
皆が自身の人生を良き方向へと進めて行きたい
そんな想いや暮らしぶりが観手にも伝わり身近に感じられるからだろう
目に見える強さでは無くともたくましく生きる人達へのエールに当てはまる様だ
日々のちっさな奇跡に感謝しこれからの生き方を考えさせて貰えた優しい作品でした
…小林聡美さんの佇まいは自然でありながらも
説得力が強く圧倒的!
彼女こそ唯一無二の「サプリメント女優」ですね⭐️
人生いろいろ
館内はかなりシニア層が多かったです。
この映画アラフィフ以上向けという感じで、若い子が観てもあまり面白さはわからないかも。
そうそう、人生色々ありますよね。
歳を重ねてからの純な恋もいいですね。
短く評価/観てみて
歳を重ねると過去が増える
抱えきれ無くった時
少し忘れて 降ろしたい
お酒? 奇跡? 恋?
人は人に寄って
酔ってよりかかるのかも
いつの時代も事件は
男と女の技
素直な気持ちのままで
ずっと愛し合いたいね
今も昔も歴史は
男と女の技
ひけめなんて感じないで
ずっと一緒にいようね
期待し過ぎてしまった…⭐︎
小林聡美と松重豊が主演ということで、期待しての鑑賞。
悪くはないが、正直思ったほどではなかった。
そんな中、子供のナレーターは苦手だが齋藤汰鷹がナレーターも
平岩紙の子供の役どころも、すごく上手く演じていて印象に残る。
物語は、他の方と同じく大人のお伽話かなぁ…
もう、一捻り欲しかった。
小林聡美の湿度の低さがいいですね。
半世紀近く生きてれば辛いことの一つや二つはあるものですよね。
そして、その乗り越え方も心得たもんです。
いや、10年そこら生きてても(こうへい君にも)辛いことは降りかかってきます。
思い通りになんかならないことの方が多いけど、それでも人は日々を送っているんですよね。
乗り越えるのは、ちょっと踏み出せばいいのかな、そんなことを考えました。
よかったなー
正直あまり期待せず観にいきましたが…いやっ、よかったなー。特に航平くん。時にはお母さん、時には親友。そんな2人の関係にほっこりしたり、ぎゅーっと苦しくなったりと忙しかったです。いくつになっても、どんな過去を背負っていても幸せになる権利、誰にもあっていいんですよね。
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