「昔から情報戦が大事だったんだなぁ…」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
昔から情報戦が大事だったんだなぁ…
こんなトンデモ作戦が実際に実行されたということがまず驚きだ。チャーチル首相が許可したとは… 古いけど、へぇ〜ボタン10回だよ。ノルマンディー上陸作戦は知っているけど、ハスキー作戦、シチリア島への上陸作戦のことは知らなかった。かなり大規模な作戦だったらしい。「事実は小説より奇なり」イアン・フレミングがこの映画のナレーションだというのもおもしろい。この作戦の原案を考えたのは彼なのだそうだ。まず、死体を手に入れる。次に、死体の身分偽装を完璧にする。そして、自然にドイツ側の手に渡るようにする。といった困難な課題をひとつずつクリアしてゆく過程が興味深かった。現在のロシアのウクライナ侵攻を見ていると、情報がどんなに大事かがわかる。今も変わらない。そんなに張り詰めた緊張感が感じられるような映画ではないが、史実を再現した物語として楽しんだ。
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