「地味ですが面白いですよ」オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
地味ですが面白いですよ
描かれる事実はすごく荒唐無稽でワクワクします・・・事実は小説より奇なりとはよく言ったものです。しかし・・・地味なんですぅぅぅぅ。
作戦内容が地味。
準備も仕掛けが地味。
作戦遂行時も地味。
これ、大丈夫なのかぁ〜?感が漂う序盤ですが、頑張って乗り切りましょう。組織内の思惑やら、人間関係のあれやこれや、作戦の練り練りなどなど中盤以降で大事になること(人名、役割含め)がたっくさん散りばめられているので、序盤はまったりとしつつ、しっかり情報を頭に叩き込みながら乗り切ってください。そーすると中盤以降のアップテンポになりきれないスパイ大作戦を楽しめます。おー、こういう作戦だったのか?と。確実な作戦遂行のための対処を楽しめます。しかし・・・・・・地味です、地味なんですーーーー(笑)。例えるなら、事務作業です。事務作業作戦なんです・・・地味なのです。致し方ないのです、そういう作戦なのですから!
ですが、ラストのテレックスを心待ちにしていた自分がいました。ちょっとだけですけど・・。
勘違いしていただきたくないのですが、地味ですが面白いですよ。もっとヒリヒリ・ハラハラできたんじゃぁないかなぁ?とか、人間ドラマやスパイ(二重、三重の)のドラマを厚くしたらもっと面白くなったかなぁ・・・?とは思いますが、派手にしちゃうと嘘臭さ全開になっちゃうんだろうなぁ、きっと。
真面目に史実に従った作品ってとこなんでしょうかねぇ?
コメントする