劇場公開日 2023年1月13日

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「誘惑し、包み込んで、頭の中で響き続ける‼️」モリコーネ 映画が恋した音楽家 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5誘惑し、包み込んで、頭の中で響き続ける‼️

2024年6月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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映画音楽のマエストロ、エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー‼️トランペット奏者にしたかった父とのエピソードや、映画音楽が異端とされていた時代の物語など、興味深い生い立ちなんですが、まずモリコーネの人柄を語る豪華絢爛な面々がスゴいですね‼️イーストウッド、タランティーノ、ウォン・カーウァイ、テレンス・マリック、ブルース・スプリングスティーン、ベルトルッチなどなど‼️特にモリコーネと並ぶ映画音楽のマエストロであるジョン・ウィリアムスがモリコーネについて語るのがヒジョーに興味深かったですね‼️そしてやはり全編を彩る代表曲による珠玉のメロディーに胸を踊らされますね‼️作品内で大きく扱われるのは「ドル箱」三部作をはじめとするレオーネ作品、「ミッション」、オスカーを獲得した「ヘイトフル・エイト」‼️ただやはり私が好きなのは「ウエスタン」のジルのテーマと「ニュー・シネマ・パラダイス」‼️特にジルのテーマはレコーディング風景か歌唱シーンが観れたのはヨカッたです‼️そしてモリコーネの音楽なしでは映画として成立しなかった「ニュー・シネマ・パラダイス」は言う事ナシですね‼️このドキュメンタリーを観ていると、映画という芸術に、これまた音楽という芸術がいかに必要不可欠なものであるかという事が痛感させられ、胸がアツくなります‼️最後に私がこよなく愛するジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」が完全スルーされてたのは悲しかった‼️あの無調をベースとした不気味なサウンドは、モリコーネのキャリアの中でも異質なものだと思うので‼️

活動写真愛好家