「映画ファン必見! 偉大なる映画音楽家が残した大いなる遺産に感動!!」モリコーネ 映画が恋した音楽家 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
映画ファン必見! 偉大なる映画音楽家が残した大いなる遺産に感動!!
60年以上に渡り500本以上の作品を手掛けてきた映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネさんの生涯を綴ったドキュメンタリー作品
その監督を唯一本人から許された「ニューシネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督がまとめあげ、想像を超える感動巨編として仕上がっています
2020年に享年91歳で亡くなるまでに撮り終える事ができたモリコーネさん本人の豊富なインタビュー映像と共に誕生から紆余曲折を経て映画音楽に関わるようになり、2016年に「ヘイトフル・エイト」で悲願のオスカー作曲賞を受賞するまでを語った濃密な2時間37分
過去に観たドキュメンタリー作品群に比べ群を抜いた完成度の高さに心から感動しました
元々映画音楽は世の中的にそんなに重要視されていなかったけど、モリコーネさんの独創的で強烈なインパクトを残す映画音楽に作品にとっての重要性や大いなる芸術性を見出だし世界中の映画関係者が魅了され、映画音楽という一大ジャンルが生まれ現代に繋がっている偉業を成し遂げたというストーリーでもあります
私が初めて出会ったモリコーネ作品は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」でした、当時高校生だったため、作品自体は非常にエモーショナルで難しかったのですが、音楽が印象的で心に強烈に焼き付き、忘れられない体験になったことを覚えています、モリコーネさんの名前はその時に覚えました
以降、あまり意識はしていなかったけど、この映画の音楽いいなと思うとやっぱりモリコーネさんか、という事が結構ありました
私の大好きなモリコーネさんの音楽作品たちが以下、
「ウェスタン」
「ニューシネマ・パラダイス」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
「アンタッチャブル」
本作ではこれらを含む沢山の名画の名シーン、名曲が次々と綴られ、心に染み渡り目頭が熱くなりました
そして
同じく映画音楽作曲家の巨匠ジョン・ウィリアムズさんとハンス・ジマーさんのインタビュー映像も印象的だし、モリコーネさんと言えばのセルジオ・レオーネ監督やベルナルド・ベルトリッチ監督、ダリオ・アルジェント監督、そしてクリント・イーストウッド監督やクエンティン・タランティーノ監督などの巨匠・名匠といった人達の貴重なインタビュー映像も見応え満点です
映画ファンなら一度は観ておく事をおすすめします