「設定やキャストを活かしきれてない感あり」女子高生に殺されたい waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
設定やキャストを活かしきれてない感あり
女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人。 “理想的な殺され方”の実現のため、9年間も密かに綿密に、“これしかない完璧な計画”を練ってきた。明るく平和な学園内で、静かに着実に男の計画は進んでいく、というストーリー。
原作未読でタイトルと予告に惹かれて鑑賞。
サスペンスで多重人格ものはちょっと食傷気味。しかも予知能力者が出てきたりなど、タイトルがぶっ飛んでるのでもう少しリアリティを持たせてほしかった。
更に主要登場人物の女子高生4人の内、二人は後半存在感なしでかなりもったいない。
緻密な計算…という触れ込みもガバガバで偶然に頼り過ぎてる感が否めない。
色々活かせそうな設定があるのに…という感想になってしまう。
これは好みだが、最後は変態野郎と罵られて友情に負けてしまうのも個人的には非常に残念。
キャスト陣は全体的にあたりだったと思う。
田中圭の倒錯表現はかなりいい味が出ていたし、女子高生4人もキャラが立っていた(それだけにもったいない)
特に茅島みずきが雰囲気があって良かった。
その中に割って入るには大島優子は荷が重いように思う。
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