劇場公開日 2023年3月31日

「質感が懐かしい」生きる LIVING あすパパさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5質感が懐かしい

2023年4月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

自分にはとてもよかったです。
現役を退いて、しみじみほのぼの観るには
ピタリとハマりました。

ビル•ナイさん、とてもいいです。
とても無理だけど、できることならああなりたいです。
顔立ちが綺麗だし、背も高いので絵になります。

時系列に進まない展開もよかったです。

オリジナル版は観ていません。

画面の質感やロゴが1960年代くらいの映画を観ているようで
とても懐かしい、柔らかい感じでよかったです。
全体的に落ち着いたトーンで
その中の光がとても暖かく感じます。
眺めているだけで心地よいです。

主人公の市民課に配属された新人のピーター役の俳優さんが
若い頃のジェームズスチュワートさんに似ているんです。

主人公が劇中で観る映画がケイリーグラントさんの映画だという設定
とかもいいですね。

エンパイアオブライトもそうですが、
昔を懐かしむ作品が最近続いてとても嬉しいです。

可能ならば、若い世代の方にも観ていただきたいですが
還暦過ぎた世代の方には特にお勧めしたい作品です。

自分の母が
オリジナル版の生きるを観ているので
ネタバレなしで、
聞いてから行ったのですが
あ〜、そういうことね。
というエンディングでした。

お気に入りの1作になりました。

あすパパ
みかずきさんのコメント
2023年4月16日

共感ありがとうございます。

私は、原作の黒澤明監督作品も観ています。
本作は、ほぼ原作に忠実ですが、イギリスが舞台なので、
原作とは雰囲気が違いますね。イギリス風味ですね。
原作もGoodでしたが、本作もGoodですね。

原作は、オリジナル脚本だと思ってしたのですが、
トルストイのイワン・イリノッチの死という小説が原案のようです。
どんな小説なのか、機会があれば読んでみたくなりました。

では、また共感作で。

ー以上ー

みかずき