「縦割り行政でもやれば出来る」生きる LIVING リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
縦割り行政でもやれば出来る
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原作のほうは知らなかったのですが、良さそうだったので見てみました。
人生の最後にやる気を取り戻して1つのことをやり遂げる姿は良かったんですが、
何も無断欠勤しなくてもいいのに、とそこだけ残念でした。よく1か月以上無断欠勤した人をまだ課長のままで居させるな〜と、民間の会社でなく官の役所ですが、組織として2、3日程度はともかく、デスク確保したままってちょっと現実味がなくてそれは残念でした。
あと列車の中で「課長の遺志を継ごう!」と新課長は宣言したのにやっぱり教育課との陳情書のたらい回し、そしてとりあえず預かるだけで何もしないパターンになってたし。。まぁ、結局はそうそうすぐには組織の体質って変えられないのかもしれませんが。
課長は最後にやる気を出してくれましたが、毎回余命宣告受けるくらいの重大事項が発生した時だけしか、公園ひとつ整備するのも誰かの命と引き換えにしなきゃ出来ないのか。。?と、どの国も縦割り行政なんだな、と思い。
ともあれ、何も考えずに同じことの繰り返しをしてゾンビのように生きるのではなく、
生きている実感と情熱を持って生きていかなきゃ、と思いました。
あと街の噂ってこわいな〜〜と思いました。
息子さんに余命宣告のこと話せないままだったようですが、ミスハリスさん、「息子には息子の人生があるから言い出せない」と課長が言っていたこと、息子さんが尋ねてきたんだからそこは教えてあげたほうが良かったのにな、とは思いました。
せめて後からでも理由が知りたいと思う息子さんの苦悩が、凄くよく分かりました。
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