すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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女子高生の行動力すげえ
絵がとても美しく、音楽も心地よい
それだけで映画館で観る醍醐味があった。
中盤は単調なところがあって、少しだけ寝てしまったのが残念だ。
ストーリーは女子高生の鈴芽が、青年の草太に出会って廃墟に向かうことから不思議な悪霊退散の物語が始まる。
人々の怨念が集結して巨大な悪霊(ミミズ)となって起こす災害を未然に防いでいく二人。
なぜかミミズが見えるのは限られた人だけなのだ。
悪霊退散がドアを閉めて鍵を掛けるのだが、そのアクションが気持ちいい!
草太があるタイミングで悪霊を封印する石になってしまったが、好きになった草太を鈴芽はなんとか助けようと奮闘する。
また、鈴芽は震災で母親を亡くしていたが、叔母の環さんがその後の生活を支えていた。
環さんと鈴芽の想いが互いに交差する。
鈴芽をなんとか止めようとしていた環さんだが、ネコの守神の力で心の奥にあった鈴芽への本音を鈴芽にぶちまけてしまう。
お互いに本音をぶつけ打ち解けあい、環さんも鈴芽を協力するようになり、草太の友達と3人で目的に向かう。
草太を無事に救出して、悪霊も派手に退散した。
鈴芽は小さい自分と触れ合うことになり、震災で母親を亡くしたが環さんにずっと支えられていたことに気づく。
震災で傷ついても、前を向いて生きていこうというメッセージと南海大震災などこれらか来るであろう震災に備えようという思いを感じました。
希望に満ちた映画
この映画は「前へ進もう」というメッセージ性の希望に満ちた映画だと思う。
誰が見てもこの作品は東日本大震災について扱っていることがわかるだろう。震災から12年たとうとしている今、あの日のことを改めて考えさせ、前を向き明るい未来ヘ進もうとエールを送っているような素晴らしい映画だと思う。
すずめは幼い時に東日本大震災にあい、母親を亡くす。彼女はその後叔母に引き取られ、楽しく暮らしているように見えたが、実際は過去にとらわれていた。幼いころ母親を探し常世に迷い込んだときのことを、何度も夢で見るほどだ。
物語の終盤彼女は草太を助けるために、故郷である岩手に帰る。そこで彼女は今まで心の奥底に封印していた記憶を思い出すことになる。つまり震災と向き合うのだ。
ミミズを要石で倒した後、すずめは幼い自分と出会い、母親だと思っていた女性は自分だったと知り、やはり母親を亡くしていたと彼女は再認識し泣きそうになる。しかし彼女は幼い自分を前に我慢し、幼い自分を励ます。「未来はこわくない」と。「光の中で大人になっていく」と。2回目の鑑賞では個々の場面でボロボロと涙を流した。
ここら辺の話はいい意味で運命論を信じているのだなと感じた。あと小説を読んだほうがより感動する。
そして彼女はこれから前を向いて生きていこうと、「行ってきます」と言って扉の戸締りをする。
つまり「すずめの戸締り」とは、震災のつらい過去と向き合い戸締りをし、前を向いて未来へと歩んでいく映画なのである。
次はサダイジンとダイジンについて考えたい。
最初映画でサダイジンを見たとき悪役にしか思えなかったけど、小説を読んで、彼は二人の本音を引き出すために、すずめに自身の余裕のない突っ走った姿勢を気づかせるために登場したのだなと感じた。
またサダイジンは役割を放棄したダイジンを要石に戻すためにも表れたのだと思う。そんな彼の姿は我儘な子供を叱る親のようだった(小説でも親子のようだという描写がある)。
しかしダイジンがそんな我儘な態度を取ってしまうのも分かる。何年間も石の姿でミミズを止め続けるのは、ひどく孤独で退屈なことだろう。実際、すずめは草太が要石となって、孤独のなか地震を抑えていることに涙を流している。
すずめはそんな悲しい要石の役割を和解したダイジンに再度任せることになり涙を流す。感動的な場面ではあるが、結局人間中心主義で物語は進んでしまうのだなとも感じた。
最後に何故草太はすずめに魅力を感じているのかが少しわからなかった。彼女が自分のことを鑑みずに彼のことを助けてくれたからだろうか。しかし大体草太が悲惨の目にあったのは、すずめが原因だ。すずめは草太との出会いによって、本当の意味で前を向いて生きられるようになったが、すずめの存在は草太にどのような変容をもたらしたのだろうか。
新海誠の作品は神話と結びついていることが多いので、その辺の設定も今後新海誠本を読みながら考察していきたい。
神木隆之介君が素晴らしい
新海誠監督は
なかなか日本で取り扱いが難しい
地震をテーマにしたアニメ映画
3.11のことを絡めていて
被災した人達のメッセージ、今を死にたいと思った人への応援と捉えている
子供のすずめと現在のすずめのシーンには泣いた
ダイジンとウダイジンの二人の関係がわからない。最初あんなに威嚇していたダイジン、でもそのあとは家族にみたいに寄り添って協力していてよくわからない。
ダイジンがセキイシにあっさりなる展開がえっ?あんなに拒んでたのになるんだとなんかあっけない笑
すずめがセキイシになるって言うからなんだろうけど、、、
主人公の恋愛要素はわたしはいらないなぁ
10代の観客の方はあった方が良いんだろうな
タイトルカットがカッコよくて好きですね
新海誠監督のスタッフ達は素晴らしい映像美を作り上げる優秀な人が多いんだなぁと
松村北斗君、深津絵里さんは好きな俳優なんで、声優だと物足りない😂三次元で観たい☺️
神木隆之介君はさすがですね
声優でも素晴らしい😉
ただ、この映画、実際津波を経験した人たちは観れないかもしれないと思いながら観ていた。経験した人が、観たらまた違う感想になるだろう。
ゴメン、何が良いのかわからん…
沢山の方に支持されてる作品を酷評するのは、すごーく気が引けるのですが…何が良いのか私にはさっぱりわかりませんでした。
すみません、ファンの皆様。
私の感性の問題なのでしょうかね…?
でも、あのストーリー、あまりに都合良すぎません?
会う人会う人、みんなスズメに親切過ぎるし。
御茶ノ水だったっけ?とにかく東京で都合よく芹沢君と環叔母さんに会うなんてあり得ないでしょ?
1匹の猫をSNSで追いかけてるなんて、いくら何でも有り得ん!とも思ったし…。
何より、あのミミズ…あれはなんなの???
意味不明で、私にはさっぱり…。
ちなみに私も「君の名は」は素晴らしいと思いましたよ。
だから今回も見たんですけど…。
うーん、やっぱ私が悪いのかなぁ…?
このテーマに触るならもっと真剣にやって欲しかった
映像、演出と声優さんは良かったと思いますけど…脚本で言いたいこと多すぎる。
細かいつっこみしたらキリがないから大枠だけあげます。
・テーマが多すぎ
テーマが多すぎて何が言いたかったのか全然わからなかった。災害に対する向き合い方、恋愛、家族愛、全部掘ろうとするから全部途中になっちゃって無理やりまとめられてるように感じた。やりたいことがたくさんあったのは伝わるけど…。
・実際の震災使う必要あった?
ここが1番気になるというか腹が立つんだけど、実際の震災を持ち出すならもっと真剣に向き合って欲しかったし、ファンタジーを入れるなら現実から少し離してほしかった。
テーマとして明示されている以上、被災者に対してセンシティブだとかは全然言わないけど、
あの時、私たち自身が真剣に災害や人々のことを考えたからこそ、そんな簡単に答えが出せたり割り切れる話ではないことはわかっているのに、変にファンタジーが入った状態でうまいこと言ったみたいにまとめられても全然響かない。
災害に抵抗できる世界感なのに、理不尽に家族を亡くした人へのメッセージがメインテーマというのも違和感…。(朝は来るとか長々語るんじゃなくて、映画ならセリフにせずともそう感じさせてくれってのは置いておいて。)
・尺が足りてないのか、十分な描写がない
設定や描写をカットしすぎていて、感情移入が難しかった。キャラクターの行動もろもろの動機付けが弱いし、いつの間にか恋愛になってて、?って印象。いやいやだとしてもそうはならんやろってところも多くて気になった。
・ファンタジーの入れ方下手くそ
この監督さんの癖な気がするけど、ファンタジーの入れ方が雑。というか既視感すごい。
ヒーローのデザインもそうだし、あと扉の向こうで過去の世界と接触するとかハウルでしかないやん…
君の名はが綺麗に組めすぎちゃってるかもしれませんね。
すずめという名
以前観たドラマのヒロインの名前がすずめだったので、どうしても身構えてしまう。←個人的な意見です
うーん。
絵はとても綺麗だった。
劇場で観たので臨場感もあり、吸い込まれそうだった。
時々笑いもあり。特に芹澤君がよかった。神木くんの声とは気づかず汗
扉が廃墟と化した場所にあるのは何故か。
温泉街だったり遊園地だったり。
かつての活気を感じさせるはずの看板が、かえって切なさを感じさせる。
扉を閉める時、人々に思いを馳せるシーン。
その場所で交わされたであろう会話。
どうして廃れていってしまうのだろうね。
地震と繋げなくても、廃れた街と繋がる扉、というだけでもよかったのにな。
しかし、東京の扉はどこにあったのか。
スマホ1つで高校生が宮崎から上京できてしまう世の中。
叔母じゃなくても心配するよね。
怪我をしたソウタを家に上げるすずめ。
先に2階に行って、というのを不自然に感じたのは自分だけか。
普通は玄関先。せめてリビングでは?
↑細かくてすみません
会う人会う人良い人ばかりですずめはラッキー。
そこは突っ込むのは野暮か。
妙な自信から人のいうことには耳を貸さないすずめ。
やはりあまり好感が持てず。
ところでお父さんは…もともといなかったのかな。
テンポが悪いわけではないのに長く感じた2時間だった。
テンポ良かった
緊迫感とかテンポは良かった。全体的には楽しめる映画だと思う
地震の経験者の私は地震の震動や警報の場面は怖かった(自分で思ってるより恐怖が染み着いてる)
あと?って思ったのは田舎の高校生だがスマートに電子マネー使いこなしてるし、お金も結構電子マネー払いして(結構使ってるからクレジット?)
でも高校生だから叔母さんのクレジット?学校は休みの連絡いれてるの?とかアホなお節介ジジイみたいな考えが…
まあまあまあ(汗)でもでも今回の作品は楽しめて終われましたよ
ただ苦言ですが新海監督は一人で考えて作り過ぎかな
なんか単調になり幅がなくなってきてます
頭は1つより色々な頭があったほうが幅も色も増えますし物語の主人公も窮屈な動きから解放されるかも
次回で色々ことが決まりそう
うーん、好きじゃない
今までよりはキモくないよ、という噂は聞いたんだが、残念ながらやっぱ随所に漏れ出てる視点がダメだった。
全てが物語の為だけに動いてるから、観てて気持ちが乗らない。その上震災追体験までさせられてもさあ、誰向けなのコレ?とか、これを企画で動かした大人がいるなあ、とかどんどん冷めて寧ろ腹立たしくなる。
直接描くことと追体験させることはイコールじゃない。アニメーションだからできることがあるはずなのにずいぶんと短絡的な。
秒速とか言の葉の時はもっと襞のあることやってたじゃん。
これが新海の商業利用ってやつですかね。
主人公や男性に魅力を感じない...
君の名は、天気の子と観てきましたが
相変わらず今作も面白かったです。
ストーリーも演出も魅せ方音楽どれも良かったです
正直ストーリーや展開にツッコミどころは多いですがフィクションなので目を瞑ります
ただ男性に魅力を感じませんでした。
これまでの作品はヒロインにもきちんとスポットライトが当たっていて魅力を感じる部分が何度もあり主人公が惚れるのも納得。
しかし今回は謎の多いただのイケメン。
主人公は果たしてどこに惚れたのでしょうか?
イケメンだからなのか?
自分を犠牲にしてまで助けたいと思うほどの恋心の過程。その過程が今までの作品と比べて少なかったのが残念でした...半分以上椅子でしたし。ただの一目惚れで助けに行きますか?私なら絶対助けに行きませんね
今までの作品は主人公の行動の理由もしっかり理解できて共感も出来ていたのに今回は共感できなかった
草太の事はただの一目惚れで命をかけて助けたのに
気に入られて飼い猫にしてほしいとすずめを助けに来てくれていた可愛い猫は見捨ててる。
正直ダイジンのことも助けてほしかった。
そこだけリアルに書かれても...。人類や一目惚れした相手は助けるのに猫の犠牲には目を瞑る
なんなら自分から日本救おうとするほど正義感が強い主人公だったなら自分が犠牲になるオチぐらいあってもよかったのでは?
今回は震災の話で家族愛を描かれてる部分が多かったので家族愛メインでラブコメ要素を無理やり詰め込まなくても良いのにと思いました
地震が人の行動で左右できるように描いてほしくなかった
映像や音楽は素敵でした。
でも地震が誰かの行動でどうにかできるものとしてほしくなかった。
異世界などのファンタジーならともかく、現実に起きた震災を連想させるならなぜこの描き方にしたのか。
以前、気仙沼の資料館で震災の映像にショックを受けて泣いてしまったときに、現地に住む被災者の方に「3.11は通過点だから、私たちはちゃんと進んでいるんだから泣かなくてもいいんだよ」と慰めていただいたことがあった。
こうして現実を生き抜いている人たちのことが頭をはなれず、個人的な気持ちや行動で大災害が起きるかどうかの瀬戸際になるストーリーがどうしても受け入れられなかった。監督の他の作品は好きだったので残念です。
天気の次は地震だ
後半でわかる震災孤児の話。
これで心動かない人はいないだろう。
はじめはイス?って感じで、後々の展開が不安になるが、ちゃんと回収してくれる。
映画という別のストーリの中でも、今後起こるだろう関東大震災の心づもりが必要なこと、東日本大震災は忘れてはいけないことが、はっきりと自覚できるいい映画だった。
その場所を悼むこと
通常スクリーンで鑑賞。
原作は既読。
ボーイ・ミーツ・ガールと圧倒的クォリティーの映像美、そして情緒を増幅させるメロディーの劇伴。新海誠監督作品ならではの要素を押さえつつ、本作はロードムービーの面白さがプラスされ、心にバシバシ刺さる物語に引き込まれました。
打ち捨てられた土地の記憶を悼むと云うことは、今過ごしている日常がかけがえの無いものであることを認識することに繋がり、この日常を守るためにこれからも生きていかなければならないなと、とても前向きな気持ちになりました。
そして、その土地に起きたことを絶対に忘れないことが大切だな、と…。語り継ぎ、記憶を次の世代へ渡していくことも鎮魂に繋がる行為ではないかなと感じました。東日本大震災をストレートに描いた意義はそこにあるのかもしれません。
戸締まりの旅を通して成長した鈴芽が幼い頃の自分に言い聞かせた言葉に感動させられました。人は誰かとの出会いと別れを繰り返しながら、どんなことがあっても生きて生きて生き抜いて、大きくなっていく。苦しみの先に必ず希望があると信じて、これからもこの命を生きていきたいと思いました。
※修正(2024/04/05)
始めは映像がキレイで引き込まれる。 震災が作品の大きなテーマとなっ...
始めは映像がキレイで引き込まれる。
震災が作品の大きなテーマとなっており、考えさせられる作品。
新海誠映画作るのうまくなった?
個人的に新海監督に感じる押し付けがましい、くどい感じが抜けた?観やすかった。
映画としてクオリティ&熱量は『君の名は。』のがすごかった気がするけど。
ダイジンは長い間、要石として身を賭してきたのに、ラスト、、、。
それを受け入れるすずめちゃん、、想い人と共に生きる道を選びたいのは分かるけど、結局人柱は必要なんだ、、。
皆をハッピーにしろとは言わないけど少しモヤモヤ。
神木隆之介、絶妙に下手くそに歌うの上手。笑
観てきました、、「すずめの戸締まり」 いろいろ言いたいことはありま...
観てきました、、「すずめの戸締まり」
いろいろ言いたいことはあります!!!
しかし、結果的には【面白かったです!!!!!】
個人的には、「君の名は」と同等の面白さでした♪
内容的には
主人公の「すずめ」が日本に地震を起こすために、日本各地にある扉から出てくる「巨大ミミズ」を
出さないために、扉を閉めにいく物語です( ´∀`)
ざっくり、、
今回の映画を観て思ったことは【答えがない】です
映画に出てくる様々なキャクターや人間模様
様々な展開が起きる中で、【?】と思うことが多々ありました、、
「え?なんで?」
すごいモヤモヤします笑
でも、今ままでの映画以上に
物語が進む中での、キャラクターの気持ちの変化がすごいです!
特に個人的には
【ダイジン】とよばれる猫、、、、、、、
ネタバレですが
最後までお前は何がしたかったん?となると思います
でも、映画見終わってから、考えると納得できること多く
ダイジン=主人公の想い
と思っています
主人公は「自分」にされたことを、「ダイジン」にしてしまいます
これ以上は書きませんが、めちゃ【なるほどなー】となる映画です
見終わってから、様々な考察動画をみましたが
結構、みんな意見違います笑
でも
最後まで、鳥肌立ってた映画でした!!!!!!!
※僕の中で鳥肌立つこと大事なんです笑
是非、観てみてください!
今まで観た映画で1番感動した
「君の名は」「天気の子」に続いて新海誠監督とTOHOシネマズがタッグを組み災害三部作の制作の最終作。今回はちゃんと災害と向き合わせるためか劇中のRADWIMPSの歌詞付き曲は無かったが、それが作品の世界観の邪魔をせず今回は無くて良かったと思った。
音楽関係で言えば、今回それぞれ立ち寄る地域で後ろ戸を閉めていくが、そこのBGMも神秘的な感じと災厄の底知れない恐怖を煽るような鬼気迫る感じでとても良く、思わず見入ってしまうような感じであった。特に東京上空は神。
また、鈴芽の境遇にも心くるものがあり、それゆえの環さんの心配も痛いほど分かるため物語的にも素晴らしい。
また、災害に人間関係などと重いテーマだったのを道中の人だったり、草太が椅子になって走りまくるというコミカルな描写で上手くバランスを取っていたのが良かった。それによりシリアス展開のギャップが生まれて作品にのめり込みやすいと個人的には感じた。
改善点としたら、新海監督はファンタジー系に慣れてないのかもう少しミミズを倒した時の描写(特に東京や常世)をもっと派手にした方が良かったのではないかと思う。ミミズのほんの一部しか出てない扉を閉めた時にはあんなに弾け飛ぶのに、全身が出てくる東京やミミズの本拠地である常世で要石を刺す時も割とパッといなくなった印象。
もう少しタメを入れたり、エフェクトを派手にした方が良かったのではないかと思う。
また、廃墟の学校を閉じた時にガラスが割れると思うが、もっと勢いよくバーン!と鈴芽の髪や服が揺れたりなどの勢いを表したりしたら押さえ込んだ感というか戦いに勝利した感じを出してくれると良かった。
せっかくBGMがとても緊張感溢れる素晴らしいものだったのでそこは勿体ないかなと思った。
でも全体的に面白く、「君の名は」のような難しさは無く、「天気の子」の様な意見が分かれるラストでもない。ただただ草すずのカップルが推せる良い作品でした。
これ、めちゃめちゃ好きだなー。 君の名は。と天気の子のふたつの要素...
これ、めちゃめちゃ好きだなー。
君の名は。と天気の子のふたつの要素をちゃんと活かせていて感動した。
「好き」と「嫌い」「いってきます」と「おかえりなさい」「生」と「死」これらは全く違うようだけど「扉」くらい僅かな隔たりで隣あって存在している。
闇深い部分は心に締まって、でもそれを忘れないように、今を生きようっていうメッセージの映画だったと思う。
そちらへ展開して欲しくなかった、気がする。
地震を起こしているミミズを抑えている「かなめ」があって、それを抜いたことから物語が始まって。怪しい猫がいて、椅子にさせられて、そこから震災が起きないように猫を追いかけて…それまでは面白かったけれど。
結局は、いい猫で?不本意にもかなめになったけれども、それを主人公が助けて?その主人公が小さい頃の自分を助けて?うん?ちょっと待って、無限ループ?で、かなめは置いたけれどまだまだ地震を起こす扉はあるから締めに行く?
納得が行ったような行かないような。後半から置いてけぼりにされた感じがあって頭が弱い私にはもう少し色々とつなげる何かが欲しかった。全部が中途半端な気持ちになったのは私だけかしら。
それでも震災に遭った人たちには響くものがあるんだろうな、と思う反面、それをファンタジーに丸められた部分は憤りを感じる人もいるかもしれない。「天間壮の三姉妹」はそれなりにこういう世界があったらいいな、という夢があったけれど、今回はどうかな。
個人的には前半は新海さんの世界観を期待させた分、後半で色々と現実に絡められて無理があったように思ってしまう。もっとオリジナリティ溢れる世界観オンリーで勝負したほうが夢を持てた気がする。声優さんたちは素晴らしかった。
中盤からの詰めの甘さを感じる
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、古ぼけた扉。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる、というストーリー。
君の名はや天気の子より個人的には好み。前2作は雰囲気重視で感情が描かれてない部分が多かったが、だいぶSF寄りの作品となってすっと入ってくるようになった。…中盤までは。
新海作品で常に引っかかるのはどこで彼、彼女達はお互いを好きになったのかという点である。新海監督の頭の中では年頃の男女が一定の日数ともに過ごすと好きになるのだろうか??しかも命をかけられるほど。
また、すべての元凶はどう考えてもすずめである。不用意に要石を抜かなければ誰にも迷惑はかからなかっただろう。なので感情移入がかなり弱くなってしまう。
サダイジンの登場や、たまきさんの感情の吐露も非常に急であのシーンは浮いて見える。
やっぱり新海作品は相性が悪いようだ。
最後は良かったかな。
なんか重要人物が終始イスになったり、ネコが喋ってまどマギっぽい感じ出してきたり、やたら昭和の歌を押し付けてきたり、気になる点は多々あって途中飽きかけたけど、クライマックスは感動しました。
個人的に天気の子越え、君の名は未満といった感じですね。ただ周りには天気の子を一位に推す人も何人か居ますので、これが1番という人も居ると思います
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