すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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まさかの良作ロードムービー
前作"天気の子"では所々1.4倍速にして見てぇ..と思う箇所がありましたが本作はテンポが良く没頭できました。
序盤まさかロードムービーになるとは思いませんでした。
Twitterで猫追いかけたり、急な家出でも電子マネーでなんとかなったりと時代を感じます笑
序盤、イスになってしまったのだから流石に素直に協力してもらえよ。。とか、
石引っこ抜いたお前のせいやんけ!とか、
ローファーは不向きでは?とか、主人公の幸運っぷりとか所々突っ込みましたが、
テンポが良かったのでわりとスルーできました。
靴無しで警察によく引き留められなかったな..とか靴がとにかく気になりました。まさかの伏線?だったとは。
①封印が経年劣化?で弱まる
②東北の扉の裏戸が開きかけて、その影響で要石を抜くことができた(抜けてしまった?)
③猫が東北の扉まで案内、封印
といった流れでしょうか。もう一度観なくては。。
男がイケメンじゃなかったら成り立たななかったじゃんと思う人もいるかもですが、大抵のボーイミーツガールはそんなものです。物語の大半はイスだったので目をつむるのです。
閉じ師ならもっと休みやすい仕事就いたら?とかって突っ込みも野暮でしょう。
というか東日本大震災からもう11年なのですね。。フラ・フラダンスを思い出しました。
震災が伏線というのは"はいからさんが通る"でもありましたが、このての伏線は子供が観てわかるのでしょうか。そういう作品は結構多いですが。
がっつりとしたファンタジーSF映画
予告編を見た時からSF寄りの映画だとは分かっていましたが、想像していたよりもスケールの大きいがっつりとしたファンタジーSF映画でした。
天気の子よりは面白かったと思う。
心の闇を描くのはどんな優秀な監督でも難しいというのが良く分かりました。
無理筋はあるものの見る価値は大いにある
兎にも角にも画が強い。美しい。タイトルクレジットなんて特に感激してしまった。
「かつての人々の営み」という焦点も新海作品らしくなんともエモである。
今は廃墟でも、かつては誰かのために作られ、誰かが生きていた場所。「いってらっしゃい」、「いってきます」、「ただいま」。それらに想いを馳せながら成される「巡礼」のロードムービーとして、心底から揺さぶられるものがあった。
ただ今作で残念だったのは、(売れっ子監督としての責務故か)キャラクターが説明的すぎる点。
本来であれば、新海監督はキャラに多くを語らせずとも、日常の光景、動作ひとつを巧みに切り取り、その美しさを最大限引き出す演出、画力でもって語ることができるが、今回はやや大衆に分かりやすく作られ過ぎており、持ち味とも言える抒情性が薄れてしまっているように感じる。
また、物語を作るためにやや無理筋かつドラスティックな展開があったことも気になってしまった。悪く言えばご都合主義、よく言えばテンポが良い。スケールの大きいセカイ系よりも、二人の人間の等身大の関係性を描くことの方が「らしい」な、と。(秒速ファン故の拗らせ方かもしれない)
しかし詳細は省くが今作はあの災害以後を生きてきた私たちにとって大いに意味のある作品だったし、新海監督の作品は、観賞後の喪失感と、何気ない日常の美しさを感じられる点でやはり素晴らしいものである。
正直、見る側があの災害に直接的な経験があるか否かで評価が大きく分かれる作品だと思う。細かいところや設定の詰め込みでミソがついたし、「完璧な傑作」という作品ではないとも感じる。
それでも自分はまたこの作品を見に行くだろうし、今もこうして作品について文字を打ち込まずにはいられない、自分にとって忘れたくない映画となったことは間違いない。
万人に受け入れられる作品であるとは断言できないが、ぜひ一度は見ていただきたい。
圧倒的な絵力
ストーリーとか展開、音楽とか、絵にでさえ、見つけようと思えば粗はたくさんあるように感じましたが、その全てを凌駕するくらいの絵に見入りました。
常につきまとう影のようなもの、弱く健気で純朴な核、悲劇の中に見いだす希望・・・ここ最近終始一貫した作家の思いみたいなものを感じることができる良き映画だと思いました。
災害をたくみに作品に組み込んでいるので、必然的に興味を覚えましたが、それが追憶とか追悼、あるいは慰めになるのかどうかは分かりません。でも、避けなれない試練を生き抜いていくために、こういった作品もあっていいのではと─。
期待どおりでした。
スケールの大きさは過去一
題にスケールと書いたが、身近なこの現象がどの程度の規模で起こればこうなってしまう、と具体的な恐怖に新海ワールドが張り巡らされた見ごたえのある作品であったことに間違いは無い。
物語の始まりも、割りと核心を得た所から始まったが故に高揚感から最後まで楽しませてもらえた。
新海先生も思い入れがあってくれるのか、また東北が出てきてくれたところは、地元民ながら大変嬉しいものでした。
すずめと草太が鍵を使う表現に気持ちの良い腹落ちが出来た。
丁寧で流れの良い新海作品!
転換点、ポイントがとてもわかりやすいお手本のような綺麗な映画。
持って来たい流れがわかりやすい反面、見る人を選ぶエグいトラウマ発掘作品。
テンポがとても良いので個人的には、長くても楽しめました(*'▽'*)
新海誠監督によるロードムービー
高校生の鈴芽は登校途中に廃墟を探す青年の草太と出会い…。
新海誠監督によるロードムービー的な作品。これまでの作品で批判されてきた部分の改善が目立つが、違和感を覚える設定やキャラの動きが多くなった気もする。ただ物語の雰囲気や伏線回収はとても好みで楽しめました。
疎外感だけが残った
私にとっては 2016 年の「君の名は。」、2019 年の「天気の子」に続く3作目の新海作品である。結論から言えば、「君の名は。」を 100 点とすると、「天気の子」は 60 点、今作もまた 60 点で、かなり期待外れというのが率直な感想である。
まず、この世界のルールが最後まで観客に明かされないのが何より不満で、見終わった後にも疎外感だけが残された。何もかも謎だらけであり、その答えは見終わっても謎のままなのである。まるで犯人を明かさない推理ドラマのようであり、このため、終始観客は当事者意識が持てず、ただ画面の中で繰り広げられることを傍観させられるだけである。
魔物を封じる方法が戸を閉めて鍵をかければいいというだけではないらしいし、そもそも異世界への出入り口が魔物が出現した後でなければ分からず、予防できないのでは毎回ギリギリの対処が求められることになる。草太の姿を変えられた理由も方法も不明であり、そもそも術を解いて貰わなければ元に戻れないのであれば、上からの命令口調などはあり得ず、ひたすら低頭してお願いするしかないはずである。
魔物の姿も既視感があり、「もののけ姫」のでいだらぼっちのイメージが終始抜けなかった。魔物に飛びかかる巨大化した猫は犬神のようであったし、姿を変えられた主要人物というのは「千と千尋」の坊のイメージであり、終始猫が付きまとうというのは「魔女の宅急便」を想起させた。何だか何事にもこうした既視感がまとわりつくのを持て余してしまった。鈴芽が草太に惹かれるのも「ミステリアスなイケメン」という以外の理由が示されておらず、まるで「生きろ、お前は美しい」という差別意識丸出しのアシタカの台詞を彷彿とさせた。
世界のルールが不明なままでは、主人公の行動が良いのか悪いのかも判断できないということであり、全てが事後評価に頼らざるを得ないことになる。また、この監督は、目的を達成するためには多少の違法行為は許されると思っている節があり、「君の名は。」の変電所爆破、「天気の子」の実銃の発砲など、非常に気になっている。これは 1970 年代の共産主義思想を匂わせるもので、嫌な思いをさせられる。今作では、留め石を抜いてしまったら巨大地震が起きて 100 万人規模の犠牲者が出てしまう「かも知れない」のに、草太を救うためだけに抜こうとするのは、草太が救えるなら 100 万人が死んでも構わないという意思表示に他ならなかった。非常に不愉快な行動である。
声優は何と言ってもヒロインが素晴らしく、原菜乃華は容姿と同じくらい声も美女オーラが全開であった。草太役の北村北斗はもう少し切羽詰まった時の緊張感が感じられれば良かったと思う。
「君の名は。」ではビル街に静かに降る雪など、ハッとさせられるシーンが多かったのだが、見る側の馴れのせいであろうか、息を飲むというところまでは行かなかった気がする。特に星空と天の川はアニメにするには難易度が高過ぎると思った。人間側のドラマも深いものを含んでいただけに、疎外感のせいで十分入り込めなかったのは、つくづく残念としか言いようがないものであった。
(映像5+脚本1+役者4+音楽2+演出3)×4= 60 点。
新海誠作品は必ず観るとなっています!
先ずこの発想が凄いと思いました!
意味不明的ですが速攻引き込まれました!
見逃すシーン無し!
懐かしくもあり嬉しいくなる!
まあ泣きますよ!感動して!
また観に来ると思います!!
私はバイク好きなので黄色いカブがまたすずめの戸締まりバージョンとして発売されると勝手に期待しました!
とにかく良かったです!
期待に十分応えられたと思う
ご都合主義的な事そりゃあるけど声優を含め納得のいく作品に仕上がっていると思います。
全世代がその年代なりに楽しめると。
原菜乃華がとてもいい。
松村北斗の辿々しさ⁈をカバーして余りある出来栄えだとw
伊藤沙莉は『映像研には手を出すな!』のようなわちゃわちゃアニメには良いと思ったけど今作のような落ち着いた?キャラの声には向かないなと…
集金要因?って穿ったみかたしてしまうorz(嫌な大人)
確かに新海作品にお金出してでもちょい出しさせて!って声多そうだけどね。
観て損は無いと思う。
各館の上映回数ハンパ無いのも仕方が無い(笑)
パンドラの箱を開けてしまったら、あなたはどうしますか?
2016年「君の名は。」は、250億円。
2019年「天気の子」は、100億円の興行成績でした。
知的好奇心から「パンドラの箱を開けてしまったら、あなたはどうしますか?」
きっと多くの方は、「スルーする」「無かった事とする」のでは?
でも、すずめは、責任感と正義感から、真正面から向かい合います。
新海誠作品は、過去もそうですが、序盤は「なんじゃ、こりゃ?」と
感じさせますが、終盤になると、ちゃんと筋が通ったストーリーに変化します。
ただ、車中でのBGMは必要なかったと感じた。
ちょっと、安っぽくなってしまったのが残念。
私の母は、87歳で10年前に他界しました。
私も高齢者となり、久しぶりに、会って話したくなりました。。。
Michi
あの日の出来事を過去のこととして忘れないために観るべき名作
かつて人が住んでいた場所は、いつから廃墟という言葉で括るようになってしまったんだろう?
あの大震災のことも、私達は過去の出来事として忘れようとしてない?
抱えた喪失感の行き先はどこへ?
それらの疑問に一つの回答を提示してくれた名作。
間違いなく後世に残すべき作品。
安定の新海誠作品
公開日にグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXで鑑賞してきました。
映像、脚本、キャラクターなどは安定といってもいい最高のクオリティ。
ただ今回は地震がテーマなので、トラウマがある人は観ない方が良いでしょう。
公式Twitter、スクリーン前のポスターに注意喚起もされてるので大丈夫だとは思いますが。
注意喚起されてるのに、観に行って文句を垂れてる意味分かんない人もいましたが(笑)
「君の名は。」、「天気の子」が面白いと感じた人なら観に行って損はないでしょう。
次回作も楽しみです。
鑑賞前後の感じ方(鑑賞前含む)
【鑑賞後】
なんだろ。率直にあんまり面白く無かった。
絵が綺麗で迫力あるバケモノが出てきて、やっつける。
自然現象とバケモノを関連付ける。鎮めるために出てくる扉を締める。それだけ。
大きな驚きも無かった。
そこで共に旅するヒロインとイスの浅い人間関係。なのに命を顧みないヒロイン。
うーん、、、乗り切れない。
タネと仕掛けも途中でバレバレ。あ、そういう事ね。けど結局そうなるよね。そうなるきっかけ簡単すぎない?!
もう一捻り、もう一つ驚きの仕掛けがあって良いのでは?という物足りなさが残った。
最後の台詞→タイトルドーン!はやっぱりね。でも、そう思われるだろうと捻くれたね。
【鑑賞前】
まずあまり期待してない。というのは天気の子が駄作と感じたから。君の名は。の劣化コピーを見せられた気分で今回も同じ事になると予想しているから。
ただし、ハマれば素晴らしい作品になるとも感じている。
やりそうな事
1. RADWIMPSの軽快な音楽に乗せてストーリーの短縮又はダレそうな諸々の説明を簡潔に
2.異常にこだわって何か1つについて映像表現を突き詰める。天気の子では雨。
3.あれから○年後からのラストシーン。
4.肩に力が入りまくった最後の台詞、からのタイトルドーン→エンドロール。
さあどこまで当たるかな?
3と4がハマらないと悲惨な事になりかねない。名作か駄作か?以上、プレビュー。
災いとは?考えさせられる作品(早朝、IMAX版にて観賞)
災いを織り交ぜ、それに独特な和風な
幻想的なストーリーを織り交ぜ作り上げた最高の作品!
◯◯師という架空の人物を作り出すことで災いというものの怖さを知らせてくれる、
素晴らしく、途中クスッと笑える場面も(とうとつに懐かしい曲のオンパレード)もあり、手助けする人たちもなかなかに癖が多いひとたちですが、優しい。主人公もけんきに気丈に振る舞っているところも素晴らしい。ファンタジー作品と言ってもいいと
おもわれ。震災の記憶を思い出させてくれる作品でもある。(震災警報がなりますが映画的演出ですので携帯を見ないように。)
演出、ストーリー、作り方、声優さんと俳優さん、全てにおいてパーフェクト!
今回、IMAX版で見ましたが、是非ともIMAX版でみて頂きたい作品。是非とも劇場に足を運んで頂きたいです。
ロードムービー的な良さがある
ロードムービー的に全国を巡るが、前半と後半でキャラと雰囲気が変わって楽しめた。特に芹沢の雰囲気が非常に良かった。
アクションパートの多さ、話の流れなどより分かりやすくなっている印象。話のテーマは人によってはまだキツいかもしれないが自分はよく描けていると感じた。
更に進化した新海作品
試写会で鑑賞しました。
"新海誠監督集大成にして最高傑作"という宣伝は、大袈裟ではなかったです。ストーリーは終始隙がなく面白いし、映像美は更に進化しているし、音楽も過去作とは全然別物で、非常に満足感のある内容でした。
『君の名は。』ではエンタメ性が印象的で『天気の子』ではメッセージ性が印象的でしたが、今作は両方しっかりしていたのでどの作品のファンも楽しめると思います。トラウマを抱えた方々には辛い描写もありますが、どうか最後まで見届けてほしいです。
戸締まりをして、一つ区切りをつけ、それによって前を向く。"終わらせること"と"進むこと"を織り交ぜた傑作です。一度観たことで公開日が更に待ち遠しくなりました。
どんな作品でもストーリーの好き嫌いに個人差はあるとしても、でもあの映像美やカメラワークを堪能するためだけでも映画館で観る価値は絶対にありますよ。
私は『星を追う子ども』を観て新海誠ファンになりましたが、新作が公開されるたびに「この時代に生まれてきて良かった」と思わされてしまいます。これからもずっと追い続けます。大好きです。(愛の告白)
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