すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
全828件中、781~800件目を表示
もう一度観たいと思える作品
今は廃れてしまったその場所にも、色々な人達の想い出で溢れている。
当たり前の事だが、普段忘れている事
そんな事をついと思い出す作品でした。
音楽、映像、シナリオどれも素晴らしい。
サスペンス特有のスロースタート
【イマイチなところ】
・前半の没入感が微妙
→次から次へと新しい伏線や設定が出てくる
・主人公をあまり好きになれない
→特に前半は、良くも悪くも子ども
(過去が判明した後はかなり好きになれる)
・万人受けはしない
→設定が複雑で子ども向けじゃない。地震の描写がリアルでかなりキツい
【良かったところ】
・設定がめちゃくちゃ凝ってる
→考察の余地が沢山あり、何度も見返したい
(名作ホラーゲームの「Cat in the Box」を思い出す)
・圧倒的な背景と音楽
→これだけで見る価値あり
・サスペンスとしての面白さ
→ジャンルが”サスペンス”となっている通り、「君の名は」「天気の子」と比べ、あっと驚く展開が多い。途中で何度も伏線回収がある。緊張感のある展開も多い
・心情描写が良い
→主人公の過去の心情描写がとてもいい。
前半では好きになれない主人公も、過去が明らかになった後はかなり好きになれる
・メッセージ性の強さ
→作品の芯の部分がしっかりしている。泣ける
【まとめ】
サスペンスに主軸を移した。少し年齢層が高くなった
ただそれだけに前半は準備段階で、あまり楽しめない。
しかし駆け上がるような後半は圧巻!!見て損はない。オススメ!
スズメのオーバーリアクションがちょっと無理
新海誠作品の中では一番まともだった
今までみたいにご都合主義感も自分達さえ幸せなら街が消えてもオッケー!みたいな感じでもなかった
神様とか出てくるし千と千尋やハウルの動く城を意識してる感すごい既視感すごい
スズメのハワワァみたいな少女コミックバリのリアクションはちょっとイラッとする
ただ3.11まんまだから苦手な人はアレかもだけど相変わらず空と街の美しさはヤバい
あとスポンサーの使い方がうまい
いってらっしゃいの大切さを噛み締めた
「君の名は」の完成度がいかに高かったかを感じさせる作品
「新海誠」という高すぎるハードルのせいで、前作2作と比較すると少々ガッカリ感のある作品。
通常基準のファンタジーアニメであれば、映像、迫力、音楽、どれをとっても文句なし星5の良作である。
しかし、「君の名は」、「天気の子」に比べると、ファンタジー要素を全面に押し出しすぎたような気がする。
さらに、「君の名は」では、美しい田舎×美しい都会の綺麗な映像のコントラスト、「天気の子」では東京メインの綺麗なビル街の再現度×綺麗な空、と言った「映像美」の面が評価されたこともあり、今作も同様に、日本の中の都会と田舎のコントラストを意識した映像美に力を入れた模様。
映像は前作以上にハイレベルなものが見れたと評価する。
しかし、ストーリー面を見ると、今作の浅はかさが露呈する。
まず第一に、前2作で感じられたキャラクターの絶妙なバランスに欠けていた。
ソータが終始イスの状態ですずめと同行することには少し驚いたが、叔母であるタマキさん、セリザワ、ルミさん、チカあたりのキャラクターが、主人公とその場凌ぎの関係であり、気薄に感じられた。
前作、前々作のように、仲間で協力して問題解決に取り組む、それぞれができること、自分の役割を明確に持った上で本作に登場するなどのことが本作ではできていなかった。
終始ヒッチハイクでの冒険旅のような雰囲気が漂い、感じ的にはクレヨンしんちゃんの宇宙人シリリやラグがキングダムの冒険旅と同レベルと評されても過言ではない。
また、本作は前2作に比べ、感動シーンが決定的に欠如していて、メッセージ性に欠けていた点が指摘できる。
また、前2作では、RADWIMPSの劇中歌と共に描かれていた主人公と周りのキャラクターの関わりの日々が今作にはなく、すずめがソータを想う気持ちに違和感を感じざるを得なかった。
歌の点でも原点要素が垣間見え、前2作であった、劇中のRADWIMPSの曲と共に流れるスキップシーンによる流れ造りがなく、ただ次々に扉に鍵を閉めていくという、単調なストーリー展開に感じられた。
後半部では少しシリアスなシーン(叔母の駐車場、突然の左大臣など)や、セリザワによる、ドライブの曲選、車の崩壊シーンなどのコメディ要素が加わり、前半の単調な展開を少しは払拭できたよう。
だが、全体的に見るとやはり構成のバランス、感情移入、キャラ設定と役割といった面で減点が見られた。
改めて言うが、普通にファンタジーアニメとして評するならかなりレベルの高いものだが、涙腺崩壊シーンはなく、「君の名は」や「天気の子」のレベルの高さが垣間見える作品だと感じた。
前作よりは良かった
前作天気の子よりは面白かったけど、君の名は。が、個人的には一番良かったです。
エンディングテーマも透き通った歌声で何度も聞きたくなりました。
映画の感想は他の方々に譲り、ストーリーとは関係のないことですが、
すずめのおばさんの岩戸環の方言について。
宮崎の方言、イントネーションではないですね。博多弁メインで北九州と熊本の方言も混ざった感じの話し方や言葉遣いでした。出身はかかれていないけど、そこが気になってしまいました。
きっと聖地巡礼で宗像大社に行く人いるんだろうな。
むなかたと呼ぶのはあそこだけだし、三本足は宗像三女神をモチーフにしているだろうから。
一言では表せない作品でした。
胸が締め付けられたり涙したり恐怖を感じたり
ほんとに一言で表すのは難しい作品でした。
でも1つだけ言えるのは家族とか何気ない日常に
感謝をしなきゃってこと。
けして当たり前ではないと思わされた
最高の映画です。
これはリピ確定ですね😯
泣いてしまった…
新海ファンではないけれど、子供の頃はアニメオタクだったのでそれなりに話題作はチェックしないとね、くらいの心構えで。
ただ、日本の古い伝説や、それとは相反するかもしれない自然科学も大好きなので、前2作品がヒットした事実から、日本人の多くがそういうテーマに惹かれるのかなと思えてきた今日この頃。
そしてそれを狙って今回もその種の題材で作品を作った監督…お主も策士よのぉ〜
映像も生活背景のリアルさも相変わらず素晴らしく「あ、うちのと同じアイリス◯ーヤマのハンディクリーナーだ!」等と萌えてました。
後半クライマックスで「やっぱりコレに繋がるんだ…」と思ったら、もう両眼からポロポロと…
先日テレビでイタリア人観光客が『君の名は』の聖地だとして都内の神社を感激しきりにお参り(観光?)してましたが、この映画でも聖地巡礼者が増えそうです。
頑張れ!日本の観光業!!
(あれ、何の話?)
今度は地震か、、、このテーマを扱う勇気
ようやく公開です。
週末や夜は混みそうなので、仕事の合間にIMAX鑑賞です。
あまり言うとネタバレになってしまうのですが、今回は地震がテーマです。
前作は豪雨、その前は隕石だった。
音は違うけど、緊急地震速報のような表現や震災の話も絡むので、苦手な方は注意が必要です。私も、地震となると身構えてしまい、余計に心がかき乱されます。いろいろな感情が出てくるので、涙が、、、とくにこのシーンは涙が止まらない、というシーンが3つほどありました。
地震をテーマにすれば、もちろん批判が出てくると思いますが、あえてそれをメインテーマにしつつ、とても明確で感動的なメッセージだと思いました。
また新海誠監督の得意な?夜空と星と朝焼けが沢山見れました。雨のシーンはすくなかったですが、ちゃんとあって嬉しいですね。
オープニングから黄色い蝶々が二匹出てきますが、、あれは何の暗示なのか。1匹ならお母さんと思えますが、二匹目はお父さんかな?
あと、御茶ノ水の雑踏の中に、彼がいましたかね?
新海誠監督の作品ではお馴染みの隠れ演出ですね。
単純にアニメーションとして映像も綺麗ですし、ストーリーも大満足。音楽も完璧です。前日からサントラダウンロードして楽しみでした。
基本的に声から顔が想像できるので、声に俳優さんを使うのは苦手ですが、そんなことはどうでも良いと思えるほど良かった。
新海誠監督が描きたいもの
「君の名は。」は新海監督が自身のインタビューで「大衆受けを意識した」(超意訳)と仰っていましたが、天気の子、そして今作と、ターゲットを幅広く設定しつつも、監督が描きたいものをそのまま描くというバランス感覚が徐々に上手くなってるな、と感じる作品でした。
ファンタジー要素が強く、好みは分かれそうですが僕は楽しめました。
テーマは凄く重いですが、それを上手く映像作品としてまとめているのではないでしょうか。
君の名は、天気の子、共にアーティストのMV的だ!と評価されていることも多々ありましたが(私はMV的な作品も好きなのですが)、今作はストーリー、世界観、作画で勝負!という強い思いが伝わってきました。
良くも悪くも集大成
「君の~」「天気の」は風景が写実的であることとテンポの良さだけが売りでつまらなかったが、本作はそこに非現実を明確に加えることで「もののけ~」のようなジブリ風な面白さがありました。ただし写実描写によってのリアリティーで魅せる方法が、今回現実に起きた災害を組み込んじゃうことで、究極のリアリティーを獲得する反面、ある種の禁じ手に手を出してしまった感がありました。日常的な風景の写実描写もですが、実際の災害に手を出すということは、画面の中だけではなく視聴者の記憶に大きく依存します。当事者であったりなかったりで見る人によって大きく印象が変わってしまうでしょうし、作者の表現の限界を感じました。メインキャストの声の表現力はこれまでで一番よかったです。ここが新海誠の頂点で、限界との印象。
日常に埋もれた日本人のトラウマ
ちょっとジブリっぽい雰囲気をただよわせつつ、日本人の深いトラウマに訴える映画。
軽い登場人物と結構重いテーマの融合。うまいよなあ。
君の名は。天気の子もそうだった。いろんな天災とともに生きる日本人の過去現在をうまくつなぐストーリー展開。西洋かぶれの宮崎駿と違う面白さ。
しかし外国人はどう感じるのか興味ある。背景も世界観も知識でしかないだろうから。
これが今、監督の目指すところの集大成だとしても、グローバルに受けるテーマやキャラクタはまだまだありそうに思う。
【新海監督の現代日本を憂える映画降誕。災害を防ぐ為に若き男女が、日本各地の廃墟の扉を必死の想いで閉めるロードムービー且つ、ピュアな恋愛映画。過去に悲しき想いを抱えた少女の成長物語でもある。】
- 今作品は災害を防ぐ二人の若き男女のロードムービーであり、恋愛物語であり、哀しき過去を抱えた、少女の成長物語である。
映画の面白き要素をキチンと盛り込んだ、瑕疵無きストーリー展開に観入られた作品でもある。-
◆感想
・新海監督は、人知の及ばない自然災害をテーマにして来た事は周知の事実だが、今作品では、日本人にとっては喫緊の問題である地震をテーマにしている。
勿論、3.11も描かれている。
これを批判する方もいるだろうが、私は”是”とする。
・何故ならば、自然災害の理不尽さから目を背けていては、日本の未来はないからである。
新海監督は、そこに批判覚悟で斬り込んだのである。
その心意気を良しとしたい。
・そして、観る側は自然災害の理不尽さを、新海監督ならではの美しき自然描写の裏側から読み取る事に依り、日本で近年多発する、気象の激甚化を含めた、自然災害の恐ろしさをリアルに感じるのである。
・全国の廃墟に現れる"地震を呼ぶ扉"を必死に閉める旅をする、すずめと椅子に姿を代えられた草太の、自らが要石になってでも地震を防ごうとする崇高な姿には心動かされる。
又、各地ですずめを助ける、善性に溢れる人々の姿も、素晴らしい。
- 但し、草太はすずめに恋心を持った為か、生にも執着する。自然な事である。すずめも又・・。-
・そして、すずめが東北の哀しき地に、多くの人の善意により辿り着き、幼き時に見た小さな女の子に寄り添う女性が誰であったかを知った時、すずめは過去の悲しきトラウマを乗り越えたのであろう。
<今作品は、自然災害と向き合う事の必要性を、観る側に問い掛ける作品である。
だからこそ、私はこの物語から自然災害に負けない備えの必要性(BCP&BCM)を改めて感じ、それを多くの人が実践する事で、気象の激甚化が進む現代日本に生きる中で、 私達が新たなる未来への希望を見出した作品なのである。>
■2022.12.31追記
・私の第二の故郷である山形県、鶴岡市で土砂崩れが起きてしまった。
年の瀬に非難されている方々、行方不明の高齢のご夫婦の方が一刻も早く、救出と安寧の日々が戻る事を祈念する。
そして、新たなる年は、全世界の数多の紛争が終結し、自然災害も最小限になる事を願う。
1回目より2回目
2023/01/02 (新宿バルト9)
鑑賞2回目
1回目鑑賞後いろいろと考察して
2ヶ月後の今日、改めて鑑賞
やっぱ泣けてきます
旅中で出会う人達の優しさ
叔母への気持ち
叔母の気持ち
災害への想い
恋
喪失感
自己犠牲
そして前進…
震災がテーマとはなっているが
とても普遍的にも捉えられます
そんな時、自分だったら
過去の自分に
何て言ってあげられるだろう…
と考えさせられます
とても良かった
才能が早くも枯渇しちゃったの?
あまりにも手垢がビッシリこびりついた、陳腐すぎるストーリーで、驚きました。
同じような話、何度も観たことがあります。
現実に起きた悲劇の力によりかかることによって、なんとかストーリーらしきものを作るって、新海監督の才能が終わってしまった証ではないのか、と、哀しく観て帰って来ました。
絵の美しさはいつもながらですが、これも新たな進歩は見られず、残念。
それと、東日本大震災で被災した東北沿岸地方の出身の方は、古い悪夢が賦活されると思いますので、観るのは避けたほうがいいでしょう。
映像美と音楽
初日行ってきました。
東日本大震災は色々と思い入れがあり、ラストは自然と涙が溢れていた。
一番最初にタイトルが表示されるまでの演出が良く、心地よく映画に没入できた。
全体的にストーリーは濃くなく、「まあこんなもんか」と言った感じ。
映像、音楽は本当にお見事!
気持ち程度に0.5を添えて。
P.S.
新海誠本読了。とりあえず、もう一度観に行きます。
かつての人々の営みを想いながら扉を閉じる
かつての人々の営みを想いながら扉を閉じるということに、哀悼を捧げる的な何かを思わせた。新海誠って人の中で「家族」とは、親族を指していうのではなく、「世間」であるように感じるのは私だけだろうか。震災ネタは、現地の方々にとって心苦しいのではないか。かつて、震災の後、傾聴ボランティアに向かった。政府に対して、被災者が生活できるだけ多くの資金を迅速に布ばるべきだと進言したが、結果はどうだろうか。為されていないように思える。所詮役人になるべきでない人間たちが政治家や公務員をしている。震災に備えることが大切であると思うとともに、あの火の海となった街の風景は、実は、今普通に生活している人々の生活が、火の車であることを表しているとするならば、それは私の考えすぎと言うものだろうか。毎回思うんだが、新海誠の物語の恋愛に至る経緯がなんだかチョロすぎる、お粗末に感じる。無駄に恋愛をテーマにしているようで、流行る要素を研究して無茶苦茶に集合成しているのではないかと思う。「君の名は」が最高作で、その他諸々は駄作であると思われる。
お子さまへの注意も含まれている。
すずめ、そりゃねーぜ。
すずめきっかけで色々起きちゃう。
戸は開けたら閉めましょう。
ほんとそう、こんなことになっちゃう。
最初から最後までずーっと、ハラハラ。
けど、猫らしきものたちがイマイチわからず。
いつの間に役割変わった??
いきなり出てきて何??
これは、二度みないとわからないタイプだと思った。
伏線回収は明確に説明されてないからよーく振り返ってみてあ、あそこか。みたいなかんじ。
涙もさほど出ない。
キッチンペーパー1枚で十分。
ごはん描写はジブリさんの勝利だった。
声、浮いて出ちゃってる人がいた。若干1名。比較的皆さん本人像がちらつかず役で見れた。
欲を言えばイケメン草太さんもっと出て欲しかったなぁ、ほぼイスで。。。
そしてもっと関係、突っ込んでもらいたかったなぁ。
LOVE要素は薄めでした。
全828件中、781~800件目を表示