すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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結局、『君の名は』を超えられず。イケメンに翻弄される少女。
人生何度も何度も名作は生めない。
深海さんは毎回毎回、最高傑作を求められる。
けど、とはいえ、
なんですよ。
深海さん、アニメじゃないとダメですか?
この路線で行ったらジブリとの戦いです。
クリエイターとしての幅。
アニメにこだわる必要はない気がします。
だって、、、
すずめの動機薄くない?
こんな使命感持たないでしょ。
あなたなら行きます?
普通ははいかない。
どさくさに紛れて、ありえない主人公すずめ。
巻き込まれたおばさん。
毎作品そうかもしれないけど
『無茶がすぎる』!
リアリストには響かない。
戸締りして今日は寝る。
面白かった
すずめの戸締まり、観終わった直後の感想は「東日本大震災の話を物語にするにはまだ早くない?大丈夫なんやろうかこれ」でした。
とは言え、その辺りも含めたメッセージ性が高いように思いました。
その土地の人たちの祈りや想いが薄れるから廃墟や人がいなくなった場所で土地を護る神様は廃れて【災い】になるという形にすることで、新海誠は震災や気持ちの【風化】を問題視したんじゃないのかな、と。
あったことや死んだことや辛さとか【忘れるべきじゃない】というメッセージをひしひしと感じました。当事者からしてみたら早く忘れたいことでしょうし、なんとも言えないのですが、“大丈夫になる”って、つまり“風化する”と同義語だとも思ったりはしますので。
それでもまず、東日本大震災の描写があるという注意書きは初めに必要だったと思いました。
個人的には新海誠の映画の中ではいちばん好きな話でした。面白かった〜
最初の15分とラスト15分があればよいかな
なんかパッとしなかったなーという印象でした。
草太の声演技が違和感あるし、設定がファンタジーすぎて、重く難しい題材とのアンバランスさと、なんか話が進んでいかない、観ていて飽きるなぁと思ってしまいました。
相変わらず景色や空の描写はピカイチにキレイでした!
ラスト15分を観れば、きっと伝えたい事凝縮されていて、それで良いと感じてしまうくらいの内容だった。
1番納得できないのが、たった5日間でしかも人間状態が数時間なのに、どこに好きになる瞬間があったのか?またすずめがいつ草太を好きになったのか?が全然伝わなかった。思い当たるのは一目惚れ???
共感ができなくて、命かけるほど、どこで好きになった?と心の中で突っ込んでしまいました。
新海ワールド全開
冒頭から新海ワールド全開。
期待を裏切らないよね。
圧倒的な映像美は言うまでもないが、ストーリーが秀逸だし、そもそも発想が凄い。この新海誠さんの頭の中は、一体どうなってるんだろうね。
着想はなるほどと思うけど、観る人によってはつらいかな。
行く先々で関わる人々がみんな優しすぎるんだけど、箸休め的な意味合いもありそれがまたいい。
声優さんの演技もいいし、キャスティングもバッチリで違和感なく観ていられた。
重ね重ねだが、新海誠恐るべしだ。
どんなに今が暗くても○○○○○○
どんなに今が暗くても、日本は震災大国でありながら、今は世界でコロナウィルスや内戦が広がっており、その中でも明日はやってくる。今は目先が真っ暗やこれから真っ暗になることもある。しかし、いつかは必ず明るい未来がやってきます。
明日からまた頑張りたいとき、大切な人や大切な事を思い出したいときにぜひおすすめしたい映画です。
良かったです。
ハザードをテーマにすると、今がどれだけ大切な時間なのかを再認識できる。震災の記憶は乗り越えなければならないが、忘れてもいけない。自分のメモリの片隅に入れておかなければならない。
芹沢さんが震災後の町が人が住まず緑に覆われているのを美しく見えるといったことに、すずめさんが驚くシーンがありました。何事も多面的に捉えなければ、本質を見失うのかもしれないと気付かされました。
メッセージの強い映画で見応えがありました。
新海監督のルーツに触れた気がした
まずはじめに、これは自分の勝手な思い込みかもしれない。
新海監督の作品は風景描写に引き込まれる。過去に何かのインタビューで、「田舎で育って、人のいない風景が好き」みたいな記事を目にしたことがある。その記事を読んだせいか、自然に対する思いが強い監督なんじゃないかと感じるようになった。
おそらく地震をテーマにすることには監督として特に覚悟が必要なことなんじゃないかと思う。でも、映画を観終わったあとでは「なるほど、これは新海監督にしか作れない。何かしら特別な思いがあるからこそこのテーマと向き合って来たんだろう」と感じた。ただの娯楽としてアニメと向き合えば何も感じられずにいただろう。でも災害大国ともいうべき日本において、自然はとても脅威で、見慣れた日常でさえ一瞬で変えてしまうほどの力がある。なぜ自然災害が起き、人はそれに向き合い、なぜ人は人と協力しないと生きていけないのか。この世界はみんなの手で作られて、支えられて、時には人の犠牲の上で生き、多くのことを学びながら成長していく。だから、目を逸らしてはいせない作品だと感じたし、新海監督の中で一番メッセージ性のある作品だと感じた。
新海誠の集大成と聞いていたけども...
前評判ほどの面白さは感じられなかったですね。
映像美や音楽の使い方はとても良かったけど、肝心の物語がイマイチでした。
『非現実的な事象が起こる』『主人公が好きな人を助ける為に周囲を振り回す』
君の名はがヒットしてからこのパターンに味をしめたのか物語に新鮮味がない気がします。
また、主人公が悲しい過去を持っているのはいいんですがわざわざ3.11の震災を絡めてきたのには少し嫌悪感を覚えました。
過去の作品はとても素敵な作品があるだけにこれが集大成なのだとしたらとても残念。
新海誠作品お決まりの天変地異×神話性作品3作目。相変わらず映像・音...
新海誠作品お決まりの天変地異×神話性作品3作目。相変わらず映像・音楽が素晴らしい。自然描写を描かせたら右に出る人は居ないんじゃないだろうか。音楽も今回は民話?のような劇中歌が凄く印象的だった。”戸締り”と”災害”がテーマの今作。しかも今回は地震を扱うとのことで劇中、地震アラートが頻繁に流れた。音に拘っているのか怖いくらい緊迫感があって賛否両論あったみたいだが、個人的には臨場感があって良い演出だと思った。キャラデザイン、特に男性陣が何故か凄く拘っていたのもまぁ良かった。(後話で当初は女性同士の2人旅ストーリーだったらしい)
ただそこまで拘っていたのにやっぱり脚本というかストーリーが今ひとつな感じ。草太含め、閉じ師関連の設定の雑さや主人公の共感出来ない身勝手さ、せっかくの神話性テーマの薄さなどあと一歩、感を強く感じた。あと個人的には好きなキャラ芹澤だが、この作品自体に関してはあまり重要度が無かった気がする。閉じ師仲間でもなくただの一般不憫キャライメージが強く残った 笑
草太が何故主人公にそこまで強く気持ちを傾けるようになったかも微妙だし…ネコキャラダイジンは可愛いだけだった感。キャストに関してはもうどこまで行っても不毛なのでノーコメント。ジブリ・細田・新海作品はもうそういうもんだと思って観ることにする 笑
地震テーマ作品としてはそこまでだったがファンタジー作品としてはまぁまぁだった。映像・音楽は感嘆レベルなのでそれだけでも満足。
.追記
私個人も当時東北在住だったがそこまで大きな被害は無く、今回の作品はあまり気にせず鑑賞できた。ただどちらかというと地震に重きを置いて被災地描写があまりなかったからかもしれないと後から感じ劇中の芹澤とすずめの会話と合わせてそういう違いがリアルだと思った。
震災、震災孤児を扱ったデリケートな作品であるが ゆえなのか 『君の...
震災、震災孤児を扱ったデリケートな作品であるが
ゆえなのか
『君の名は』に比べてファンタジーな要素が多く感じた
ダイジンの猫にしてはリアルではないファンシーな容貌
ソウタのロン毛な王子様的な容貌
そして美しすぎる背景などの描写
特に紫やピンクの多い夜空はセーラームーン?プリキュア?などの少女アニメを思い出した。
地震アラートなど、確かにリアルで苦しい場面も多いので中和させているのかもしれないが
新海誠作品のファンが大人から子供まで幅広いので
どっちつかずになっている様に感じた
すずめとソウタの恋も
人間のソウタに会ったのはほんの数時間なのに
そんなに好きになるかな?
リアリティにかける。
よくある 震災を裏 切り口に した映画
新海監督作品なので、観に行きました。
これまでの作品創りから、大衆受けする 色彩感 や BGMの扱い は手馴れたもので、
悪く言えば、この映画に新鮮さはまるでない。
本作は企画書映画なので、超ご都合主義で、リアリティもない。
よって、個々のあまりにも"選ばれしひと"設定には興ざめした。
脚本も全体的に甘き進行に ごり押し気味多々ある ロードムービーになった。
ダイジン・ウダイジンは 主人公 鈴芽(すずめ)を どうしたいのか?
彼らは旅の青年 草太を邪魔にし
逆に、鈴芽を呪縛=裏扉まで導くことで、鈴芽を閉じ師にさせない様に仕向けたようだ。
この映画を観たら、「君の名は」「天気の子」を もう1度鑑賞しなおして、見比べると良いでしょう。
けっこういいぞ
実はあまり期待していなかったのだが、結構いい。
導入部はちょっと強引で、もう少しすずめの行動力の理由付けが欲しいところなんだけど、
駄目ってわけではない。
そこから高校生にしてみれば大冒険と呼べるものを繰り広げていくんだけど、
この辺は新海節。いつものノリです。
震災がテーマということなんだけど、その取り上げ方、触れ方はかなり良いセンスをしていると思う。はぁぁぁぁぁすずめちゃぁぁんってみんな思える。登場人物の描き方の良さも相まって、強く感情を感じられるのだ。この点のみを考えてみた場合は新海作品史上一番の出来と言えるかもしれない。涙の出る作品になっている。
あとは、、車内でかかる懐メロが微妙に時代をハズしているところなんかが面白い演出だと思いました。ちょっと古すぎるんだよね。
あと苦言を言うとすると、絵、音、ノリのいわゆる新海節が型にはまり過ぎていてマンネリ感が出ていると思う。キャラデザを別の人にやってもらうとか、劇伴をRADから代えてみるとか、なにかするとまた新鮮な印象がでてくるんじゃないかなあ。
ともあれ、面白かった。
松村北斗くんの声が良かったです。
君の名は、と、天気の子と。どうしても比べてしまうけれど、どちらの要素もやはりかなりありましたね。
それ以前の情緒的なナレーション多めのものより、君の名は以降は、最終的にかなりどっかーんとくるって感じですがまあ映画としてはそちらの方がエンタメ的に見応えはありますよね。
で、そういった同じ要素を詰め込んでいるというレビューもみて行ったけど、確かにとは思いました。ですが音楽でも作った人の色や傾向が出るのは当たり前だしそれを叩こうとは思わない。
私的には不気味な空に出てくるものが鬼滅の刃の無限列車のグロいのとかぶりました。
神社と、空高く舞い、落ちる、スペクタルアクション的な動きはアニメで堪能できる楽しさ。過去と未来、身近なひととの関わり、新海監督の描くところ、宇宙的なファンタジーになっていますね。
でも嫌いでないし、相変わらず美しくて。
そしてボーイミーツガールの要素。
終始私は松村北斗くんの声がよくて、イケメンて声もイケメンなんだ…と感心しちゃってました。表現力も素晴らしかったと思います。
やはり愛する人との出会いって、全てに象徴される、運命ですもんね。んー、でも正直今回の女の子は、愛するイケメンのためならって何も恐れないってところ、監督の理想なのかな?とかちょっと思いました。だとしたら女性に夢を見過ぎかと?若いから故の純粋さを描きたいのかな。
まあ、でも恋するふたり、そこに行き着くのも悪くないと思います。最後ほっとしますもんね。
結局一回観ただけだと整理できてないけど最後ウワーっときて何か揺さぶられて感動して泣いていました。
責任感と思いやりの強い主人公が良かった☆
かわいらしい名前のタイトルを見て、本作は主人公すずめが自分自身の幼少期のつらかった記憶を閉じるための旅であり成長物語だと思った✨🍀
すずめは旅を通して様々な人とふれあい人の温かさに触れ自分も成長していきながら中途半端に心の奥に閉じ込めていたおばとの関係もよくしていってるなと😌🌸
またすずめ、だけの問題ではなく、関わった人誰にでも心の奥に閉じ込めている思いがあり
出会いやきっかけで思いを表現していたり生活もたくさんあるのだと思いました😊✨
すずめという1人の少女だからこそ、きっかけを与える存在にもなれるし自分自身が一生懸命であることで相手に影響を与えられるのだとしりました🍀
考えさせられる作品です☆
映像、音楽は素晴らしいが...やはり脚本能力...
個人的な好き嫌いになってしまうのかもしれないが、登場人物の性格(喜怒哀楽があることでわかる部分)の設定が非常に浅く感じてしまう。全て喜怒哀楽が前フリもなく突然やってくるため登場人物の情緒がグワングワンしてリアリティに欠ける印象を受ける。リアリティに欠けるため登場人物への感情移入もなかなか出来なかった。
そして、前半中盤と和やかなシーンとシリアスなシーンが交互に訪れるが、会話のスピードや映像の展開のスピードが一定のため飽きを感じてしまう。(和やかなシーンもシリアスなシーンもずっとドタバタしてる印象だった)和やかなシーンには間を多く入れ、シリアスなシーンは早くして疾走感を出していくといった工夫があればもっとよくなる気がする。
新海監督作品を秒速5センチメートルから見続けているが、美術、キャラデザ、景色そう言った映像美は一級品だ。そしてそれにマッチする音楽やその音楽を入れるタイミングなども非常に心地いい。がしかし脚本という点に関してはかなり弱点だと感じる。シリーズ構成さんといった脚本の専門職を付けた方が安定するのでは?と思う。ただそれをしたら新海監督らしさが消えてしまうというのならもしかしたら自分の好みにはあってないのかもしれない。
プロデューサーなど製作陣に実力のある方々がいっぱいいるので、次の作品からは大きく改革してみてはいかがだろうか? 「日本の長編アニメと言えば新海誠である!」 「ポスト宮崎駿である!」 脚本を改善しない限りなかなかそういった国民的アニメ監督にはまだなれない気がする。
無理なら退出も視野に入れて。
2011年に西日本にいたか東日本にいたかでも評価が分かれる気がします。
映画を見に行ってカサブタを剥がされた人にとっては、とてもじゃないけど冷静にレビューできる作品ではないと思います。
ずっと西日本に住んでた人間の個人的な感想です。
よく分からないタイトル。すぐ配信されるだろうと映画館に行く気はなかったのですが、行ってみると期待値の10倍楽しめました。
新海監督は、野田さんと出会ってからハッピーエンドにしてくれるなぁ...
歌がグイグイきてた今までより、作品の中に溶け込む劇中歌らしさが出ていた気がします。
いってらっしゃい、ただいま、おかえり、いただきます、日常的に言う言葉の有り難さを噛み締められる作品です。
扱う題材が重いことと、経過している時間が短く、経験した人にとっては瘡蓋に剥がされて痛いような、
だれかに薦めていいのかどうか、難しいなと感じます。
そういうのを「娯楽作品見にきて瘡蓋剥がされて痛い」「震災をネタにしてる」と捉えた瞬間見てられなくなるんだと思います。
そういう場合は無理せず退出しましょう。
草太はちとイケメン過ぎる。あとハウルっぽ過ぎる。
ダイジンの声が終始可愛過ぎる。かわいい。
芹澤。君が噂の芹澤か!本当いい奴だな幸せになってくれ。
環さん。今からでも遅くない。好きなことして幸せになってくれ。
良質な現代ファンタジー
九州の田舎で暮らす女子高生 岩戸鈴芽は通学途中にミステリアスな青年 宗像草太に「この辺りに廃墟は無いか?」と奇妙な質問をされる。素直に答えて別れたが、青年のことが気になり後を追うと――
『君の名は』でブレイクした新海誠監督最新作。
今作品でも『君の名は』で描いた淡い恋模様や現代を舞台にしたファンタジーの要素は健在。
今作はファンタジー色が更に強く物語の核心となる展開に見ていて引き込まれていった。
行く先々で鈴芽が出会う人々も個性的でストーリーにアクセントをつけている。
新海誠監督作品は初めて見ました。 まず、色鮮やかな色彩に目を引かれ...
新海誠監督作品は初めて見ました。
まず、色鮮やかな色彩に目を引かれました。森の緑、水の青、ミカンの黄色などどれも印象に残る色でした。また、放棄され荒廃した場所が日本でありながらファンタジックな世界観を強めていた印象でした。それが徐々に見慣れた都会の風景となり、想像力が収束して一気に2人の行く末に焦点があった気がします。
多くの人の助けを得られたのも、すずめにひた向きな心があったからこそだと思います。それは親切心や好奇心からくるもので、どんな高校生でも持ち合わせているものだと思います。
とにかく、すずめも草太も純粋で見終わった後も心地よかったです。人や物など過去のものを忘れてしまわないように、改めて思い起こさせてくれた作品でした。
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