すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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ラストでタイトルが腑に落ちた
新海誠ワールド。
半ばまでファンタジー感が強くてついていけないかなぁと思いました。
でもラストで、タイトルが腑に落ちました。
震災で傷ついた心を癒す旅だったのかと。
涙が溢れて仕方ない場面も数々ありました。
表現の仕方は自由だが。。。
めちゃめちゃ良いと会社の後輩が言ってたので観に行ってみた!!
何も情報を得ずに観に行ったので。
初めからあの嫌な音であの時の恐怖や光景がもぉ〜11年も前の事なのに思い出してしまって。。。
普段、平気な顔をしてるけど。
やっぱりあの音を聴いてしまうと体がこわばってしまうんだなぁ〜ってある意味気づかされた。。。
途中〜逃げたしてしまいたい気持ちになった。
でも何とか最後まで見れました。
宮城のあの風景、忘れてたのにまた思い出してしまった。
作品は良いと思うけど。
その表現しか無かったのかな?って思った。
自分達も止められるもんだったら止めたかったし。
あの光景がめちゃめちゃリアルすぎて。
あの時の気持ちがフラッシュバックしてしまって。
皆とは違う涙が溢れた。
もう〜11年!?まだ11年!!?
まだ自分には観るの早かったのかも?
素直に感動する余裕すらなく。
恐怖にしかなかった。
扉を締める時のその時の人達の想いを感じながらってそんな綺麗なもんじゃないよ。。。
良い想いばっかりじゃないし。
何であの時の出来事とからめたお話にしたんだろぉ〜!?
自分達は吹っ切れてるからOK的な??
違う話しやったら素直に感動したのになぁ〜。
同じ出来事やシュチエーションであの時の恐怖が蘇る。。、
忘れていたあの頃
アニメを映画館で観たのは何年振りだろう……というくらい久しぶり。
なんていうか、絵が綺麗だった。
忘れたくて、忘れたわけではないけれど、なんとなく覚えていて、でも、全てを覚えているわけではない。そんなことと自分が向き合わなければならないこともある。と、言われたような気分になったなぁ……
私も、向き合わなきゃならないことあるなぁ……
2022年 207本目(劇場 22作目)
久しぶりに映画を観て鳥肌がたった作品。
内容は是非劇場で。
君の名は、ほどの感動はなかったけど天気の子よりは良かったです
流石 新海監督
ただ、RADの曲はそろそろ飽きたかなぁ
新海監督の最高傑作の誕生!
是非是非、映画館での鑑賞をオススメします。設定からストーリー性、冒険とアクションと全ての要素をうまくまとめ上げた最高の映画でした。映像の素晴らしさも含めスタンディングオベーションでした。
芹澤くんと曲の趣味が一緒
『芹澤くんと曲の趣味一緒だったさ!』
見終わった後友達に感想伝える時に出る言葉これでした。
最高だった!めっちゃ面白かった!ではない
いやフツーに面白いんだけど、なんでいうんだろうなあポスト宮崎駿と言われつつも宮崎駿を追い越せる姿が想像できない新海誠の作品のままといった感じでした。
ストーリーは全国各地にある後ろ戸と呼ばれる地震を引き起こす魔物が出てくる扉を閉めに行くストーリーだったから新海誠作品の最大の強みのリアルな街並みが存分に堪能できました。特に東京を描かせたらお手のもの。
で、今回は地震というのが題材のひとつになっていて、すずめの生まれ故郷は実は東北で、幼い頃に震災を経験してたってのが分かるんですけど、恐らくこの作品観てる人は途中でそれが簡単に推測できちゃって、あんまりそこの部分明かされるところで驚かないと思うんですよね。
しかし、僕めっちゃ驚きました。すずめが昔の自分の日記めくってって例の黒塗りページが映った時の日付、3月11日。ここのシーンで僕は「ああ!すずめは幼い頃震災経験してたんだ!それでお母さんいないんだ!だから死をそこまで怖がってなかったんだ!」って。
ではなぜ僕はあのストーリー展開から容易に推測できるはずのこの展開が分からなかったのか。
それは東京から芹澤さんの車ですずめが環さんと出発するシーン。まずあそこで北の方に向かって7時間くらいかかると言うことが分かり、そこからルージュの伝言が流れるんです。
まずルージュの伝言のイントロ最高すぎ、魔女宅思い出しちゃうし。僕の頭の中懐メロで埋め尽くされました。
そして!東京から車でずーっとドライブして北に向かって行く。ドライブマイカーじゃないですか!しかも九州から始まり全国各地回ってくし、北海道来るんじゃね!僕北海道に住んでるもんで、新海誠がやっと北海道描いてくれるんだと思ってテンション上がってニヤニヤしちゃってたんです。
つまり、神戸とか東京とか震災があった場所がたくさん出てきたのにも関わらず、ルージュの伝言などの懐メロで思考停止からのドライブマイカーのオマージュだと思って勝手に北海道を期待。というわけです。
というわけで僕はあの日記のシーンで安易に驚愕してしまったわけです。なので結果とても楽しめました。
PS 終始気になってたのが、すずめの髪を光らそうとしてるカットがいくつかあって、僕にはそれが白髪にしか見えませんでした。
作画は良いし目立ったアラは無いけど
主軸の話と恋愛要素が両方中途半端で感情移入できなかった。
話と恋愛要素が上手く混ざり合ってる感じもせず、その上両方ちゃんと描こうとして結局どちらも物足りないって感じなのかなと個人的には思った。環さんとの家族問題まで入れようとしてたから余計に。
一目惚れでそこまで好きになるか?な感じだったからすずめと草太のふざけあいもなんだかしっくりこず…。
命をかけるほど好きになるようなことあったか?という感じだったから、命をかけてまでの好きな人に会ってくるというセリフも響かず…。
草太がすずめをそこまで好きになるとこあったっけ?という感じだったから草太の石になるのにあたって1番の悔いのような感じで、せっかく君に会えたのにというセリフもいまいち響くこともなく…。
話と恋愛の共存をさせることができないのなら、いっそ最後の最後で両思いくらいにしたら良かったんじゃないかなと思った。
あとダイジンがかわいそうだった。最後に一言でも良いからありがとうとか、ごめんねとかせめてすずめが声かけしてくれてたならと思ったけど草太にはあんなに必死だったのにダイジンには何の言葉もかけないって要石になるのは当然でしょとでも考えてたのかなすずめは。
そう思うと特別にすずめは優しい子でもないのかなと感じてしまった。
それでも通しての感じは悪いということもなく、酷評するほどのものでもないとは思う。
可もなく不可もなく。
あと、芹澤はなかなか良いキャラで好きだった。1番キャラ立ちしてたんじゃないかな。
前2作と比べると…
「君の名は」はストーリーが秀逸だった。「天気の子」は挿入歌のタイミングが最高だった。みたいな、この作品のウリが見当たらないのが欠点かな?
特に、前2作はRADWIMPSの挿入歌が効果的だったのに、今回はエンディングまでRADWIMPSの挿入歌なし…
鳥肌ものの演出が無かったのが残念です-
“ダイジン”は、結局何が目的だったのかが、よくわからなかったし、最後はイマイチ盛り上がらないで終わっちゃったし…
まぁ悪くはなく、良いんだけど、特別良かったっていう訳でもないみたいな(^_^;)
そんな本作。テーマは地震。
あの、日本人なら誰もがトラウマを抱えているような、あの出来事を描いています。
こんな大衆向けのエンタメ作品で、あの出来事を題材にしていいのかという思いはあるけど、それに挑戦した新海監督に拍手を贈りたいです(^^)b
覚悟がすごい。
「君の名は。」「天気の子」と自然災害を描いてきた新海監督だけど、今作にはとてつもない意思を感じました。3.11東日本大地震を忘れないために踏み出した、表現者としての覚悟がすごい。
日本の様々な土地を巡るロードムービーで、忘れられかけた廃墟の生活に想いを馳せ悼む。そんな地にもかつては幸せと活気に溢れていたことを丁寧に紡ぐ。重いテーマを、素晴らしいアートとファンタジーで、見事に描いてました。
声優陣もすごい。原菜乃花華さん、松村北斗くんは初声優とは思えないくらいの安定感。深津絵里さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、神木隆之介さん、皆よかったなぁ。
あの日を忘れないで、未来を生きていく。リアルに振ったことで賛否あるみたいだけど、日本人が見るべき語り継がれる秀作だと思いましたよ😊
面白いが、ハードルは上げすぎない方がいいかも
普通のファンタジー映画として見れば面白いです。
しかし「君の名は」「天気の子」に比べると微妙だと感じました。
登場人物の関係性も希薄で、よく意味がわからないシーンもいくつかありました。
あと前の2作に比べて感動シーンもあまりありません。
普通に面白いと思いますが、「君の名は」と「天気の子」特に「君の名は」には遠く及びません。
響かない
週末公開の別の映画を観に行くつもりだったが、思いの外上映回数が少なくタイミングが合わず。
その代替で観ることにしたので、初めから期待値は高くなかった。
そして、その通りの結果。仕方ない。
全く期待していなければ、代替でも観ようとは思わない。
観ようと思った一番の理由は予告編で流れた歌。
某アニメ映画の歌よりもずっと心に染みて魅了された。
なのに本作中ではほぼ流れた記憶がない。
少なくとも全く効果的ではない。
ヒロインにもあまり感情移入できない。
そもそもの発端の場面もあの場所に行ってあの行動に出る合理性が感じられない。
その後の行動にも違和感ばかり感じられ、叔母さんに同情してしまう。
猫(神?)の行動も最後まで腑に落ちなかったし、
ヒロインを津波被災者にすることも必然性に乏しくモヤモヤが残った。
無論、断片的に涙してしまう場面はあったが、全体としてライトテイスト。
深みに欠けた。
じじいには理解できない感性なのだろうと推察する。
涙腺がどこかへ。
災害ものが出てきた瞬間
映画に書かれていたものは、
熊本地震の事ではなかったが。思い出して泣いてしまった。
亡くなった家族の事、すずめの位置が昔の私と同じだった事。
また、最後の内容のどんでん返し。
まさか、
ダイジンは言い方が悪かったけど(最初悪役かと。)
ちゃんといい事をしてた事、
愛が欲しかった、
必要とされたかった、寂しかった、
ただ遊びたかった。
だけだった事に涙腺が死にました。
極めつけの『すずめの子になれなかった』
はもう、ダイジンの声を担当した子に賞賛です。
言葉に表すのは難しいけれど
これは見に行くべき。
でも地震等体験した方で、亡くなった家族がいる方
トラウマがある方は見ない方がいいかもしれません。
2022/12/11 @MOVIXさいたま テーマとして扱うにはま...
2022/12/11 @MOVIXさいたま
テーマとして扱うにはまだ早かった気がする(時間が経過すれば良いという問題でもないが)
特に最後の最後の幼いすずめと現代のすずめが出会うシーンは、まだ震災の傷が癒えずにいる人も多くいる中で、良い話として書きすぎていると感じた
気になる点、納得いかない点も多くあり、
・自分の命よりも相手を大事に思うには出会って五日間は短すぎるのでは
・家出少女を誰も親や警察に連絡せずに匿う
・関東と関西にいなければならないはずのウダイジン、ダイジンが東に集結しちゃってるけど大丈夫?
・すずめの叔母にウダイジンが乗り移ったわけは?
・草太の両親は?
・スナックで働いていた女性がダイジンについて問われた時に答えた見当違いな答えについて
・戸締師って他にはいないの?
・「戸締師だけでは食べていけない」ということは少なくともどこかからお金出てるの?
など
このうちのいくつかは入場特典の冊子で解明されていたのだが、出来れば映画本編で説明してほしかった
良かった点は災害を風化させないためにアニメ映画という形で後世に残していける点、映像が綺麗、演技に違和感がないなど。
せめてキャラクターを好きになりたいと思って見に行った作品だったが、キャラクターはテンプレートに当てはめたような誰もが好きになる普遍的な魅力しかなかったのは惜しかった。もっとオリジナリティがあればなお良かった。
またしても『大災害モノ』大作か◦◦◦◦◦
この監督の映画の題材は常に悲劇、悲哀、悲恋モノをテーマにしている。次作もきっとそうなんだろうなと思う。
星を追う子どもが1番良かった。ジュブナイルアドベンチャーSF系路線で頑張ってオリジナルストーリー練って進めてもらいたかった。
宮崎駿監督率いるジブリ映画とこの監督の違いは子供の模範となる様な明るい未来と希望と光輝く夢が、こちらの監督には無いところかな。
この監督の作品は常に暗い闇から始まるおぞましい災害ストーリーを練って物語をなんとかラッキーハッピーにもっていく展開していくお決まりパターンです。お涙頂戴を誘う悲劇悲運の大作系。
そのダークなテーマにしかスポットをあてない、フィーチャーしないのが実に残念で悲しいところ。落としといてから上げるマッチポンプ手法はそろそろ限界ですよ。
今作から本格的にこの監督の題材する作品は叩かれるべきターンに突入していると思いました。
次作はどんなお定まりの大災害モノをテーマにしてくるのでしょうか。とても楽しみにしてますね。(こーゆープレビュー書くと消されちゃうのかな)
映画の本題は母子家庭
なにかの心理学の本で読んだのですが、
親が離婚などすると子供はいい子を演じるようになるそうです。
ちょっとワケありの家庭ですよね。
この映画、主人公の共感ポイントを探すのが目的となります。
1年前の映画「そしてバトンは渡された」を思い出しました。
ストーリーですが、今は話せないという設定がイライラしながら観てました。
そこがひとつ残念です。
映画の予算などたっぷりあるのでしょうかね。
映像はめちゃくちゃ綺麗でした。
個人的にはすごい観やすかった
新海監督は君の名はと天気の子しか観てない。
個人的に天気の子は主人公の心情に寄り添うことができず、展開に気持ちがついていかなかった。
監督の主張が強いなとちょっと苦手意識を持っていた。
今作は扉を閉じるため日本を巡る。その土地その土地での暖かい交流も観ていて気持ちよく、ロードムービーとして色々な景色を見せてくれるから楽しい。
それと、キャラの心情も理解しやすいし、ストーリー上の謎、違和感を後半ちゃんと解決してくれるからかなり観やすかった。
主人公の行動も最初大胆だなぁと思っていたが、観ていくことでその理由もわかってくる。
ラッド味がかなり薄くてこれも万人受けする要素として個人的にはプラス。
それと、震災を描くからかなり辛い感情を持ってしまう人もいるかもしれない。
心に大きな傷を負った主人公が立ち直るきっかけとなった出来事。その真実がわかった時の感動はひとしおだった。
ちょっと既視感あったけど。
地続きである日常
「君の名は」「天気の子」と鑑賞してきた中で1番今作が良かったと感じました。
賛否が分かれている作品ではありますが私は圧倒的な"賛"を送りたいと思います。
この話は被災して重く苦しい日々を変える、変えたい物語ではなく、被災したことで変わってしまった日常をかっこ付きではあるが普通に過ごしている主人公の心にある、たまに夢にでてきてしまうようなつっかえをタイトルどおり、戸締まり(心の整理)する話であると感じた。
このことは主人公と主人公を支えてきた叔母が過ごしている冒頭のシーンや、物語の道中のやり取りからもお互いがそれぞれの思いやりをもって生活していることからも感じられた。
物語中盤から終盤にかけては物語に登場するキャラクターの能力のせいではあるが、被災した親族の子どもを引き取ることを選んだ叔母の心に閉まってある誰もが考えても決しておかしくはない、考えてしまった自分を嫌悪してしまうような言葉を主人公に吐露してしまう。主人公にとってもあの出来事がなければ、叔母と生活することもなく、災害から時間が経つごとに積もる心境を表すとても重いシーンであった。
この作品が良いと感じる点にエンタメとしてのバランスがあるかと思う。
今作はとても重いテーマを取り扱っているが、道中登場する、主人公を助けてくれる人達や男主人公の友人が物語のトーンを上げている。実際、車内でかける曲には笑いが止まらなかった。
こういう作品に、笑いは不謹慎という考えももちろん間違ってないと思うが、ただただ重く苦しい作品にすればいいということではなく、災害が起きてから今日に至るまでが地続きであり、主人公のように日常を過ごしている大勢の人がいることを感じられる作りになっているのかなと感じた。
大災害を知らない世代がこの映画をみて、聞いたことはあるが、身近に感じない歴史の教科書の一文ではなく、あの出来事の日本からそれぞれの時代の日本が地続きに思ってもらえたらいいなと感じた。
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