劇場公開日 2022年11月11日

すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価

全1264件中、21~40件目を表示

4.0ザ・オールスター感謝祭

2025年1月9日
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鑑賞方法:VOD
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ほいす

5.0今回は、忍び込ませた切なさ

2025年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

最近新海誠監督に興味が出てきたので、この作品をもう一度見返した。
やっぱり胸が熱くなる作品だった。
この作品の根幹的なテーマは「人の想い」だと思うが、それが物質化するとどうなるのかを想像した物語なのだろう。
この人の想いというものを群像化することに挑戦したのがこの作品なのかなと思った。
ただ、現世と常世とうしろ戸の設定に微妙な疑問は残ってしまった。
また、主人公の名前がスズメ 漢字では鈴芽と書くようで、母の名前がツバメ?
この名前の設定の意味も謎だが、もしかしたら巣立ちを象徴しているのかもしれない。
このあたりの細かな想いの散りばめも彼の作品らしいところ。
さて、
人の心という謎
タマキのように本心というか、腹の奥にある想い、ネガティブな感情
時にそれは決して言ってはならないと封印されていて、おそらく誰もがその封印した想いを持っている。
巨大な黒猫の左大臣はタマキのそれを解き放った。
それが、時には解き放たれるべきなのかどうかについては、私にはわからない。
タマキのように直接本人に向かって言うのが正しいかどうかの答えも出そうとは思わない。
おそらく一般的にそうだと思うが、この物語のように時と場合によっては本人に言うべきケースもあるのかもしれない。
この作品は東日本大震災をモチーフにして、日常というものがどれほど大切な宝物なのかを再確認させてくれる。
幼いスズメが母を探し回る光景は、あの場所で生き残ったすべての人がしていたことだ。
亡くなった方々の想いは、要石になったソウタによって代弁されていた。
「もっと生きたい」
廃墟に佇む「うしろ戸」
かつて賑わっていたいた場所のいま
忘れ去られて取り残されてしまった場所に残る人々の想い
物質はすべて形成された直後から崩壊に向かって進むが、人の想いは崩壊することはないのかもしれない。
エントロピーの法則
遊園地のうしろ戸もまた、当時の人々の思いが詰まった場所
楽しさや喜びというエネルギーとネガティブな感情のエネルギー
この物質世界では見ることはできなくても、それは確実に存在するというのがこの物語の設定だが、それを現世と常世で表現している。
魂 人の想いが行きつく先 常世
3本足のイス
スズメの母がこさえたイス
「いつまでだったかな、ずっと大事にしてたのって」
この言葉にこの物語の核心が隠されているように感じた。
消えるはずのない思いが、いつの間にか忘れてしまうこの世界。
捨てられる「想い」
忘れられる「想い」
当時感じた感情は、本当に失われてしまうのだろうか?
これが監督が彼自身に問いかけた言葉だったのかもしれない。
閉じて封印する本心
誰もが日常的にするこの行為
しかしそれは消えることなくずっと封印された場所で燻り続けているのだろう。
そして何かの時に、それは一気に爆発的に噴出する。
それが人で、それをタマキに代弁させた。
束ねられたその封印されたネガティブな想いが、常世の中にあるというこの物語。
閉じ師
陰陽師的存在によって、人間の心の秘密を暴き、現世と常世を隔てるうしろ戸を封印する仕事。
さて、、
要石にも「想い」があるのだろう。
この作品の原動力
ソウタのセリフ「気まぐれは神の本質」の一言で、ダイジンの不可思議な行動を説明してしまっている。
左大臣は、ダイジンが引き抜いたから出現したのだろうか?
左大臣が大人の猫であることと彼が「人の手で元に戻す」と言っていたので、小さなダイジンは子供で、この騒動は子供の神のいたずらということなのだろうか?
神であるが故、すべてがお見通しというふうに考えることもできそうだ。
封印された世界とこの世界は違う。
その均衡を守るための要石
では、
うしろ戸とはいったい何だろう?
現世と常世 この世と死者たちの世界をつなぐ扉
災いを現世に引き込む場所という設定
もしそうであれば、3.11との因果関係を描く必要があり、それがないのでこれがファンタジーの域を超えない。
さて、、、
物語はスズメが母を探し続けた夢と、そこで出会った未来の私も忘れてしまったことに起因するのだろう。
これはすべての人がすることで、それに正邪はないはずだ。
正邪はないが、常世とうしろ戸の存在を明らかにする。
ダイジンによってイスの中に入れられてしまったソウタを見たことが、否応ない状況を作った。
二人を追いかけフェリーの中に入ってしまったこと。
冒険物語の鉄板の型
しかし、
スズメが踏切でUターンしたのは、友人に赤くなった顔を指摘されたこと。
それが彼女の初恋となったのだろうか。
この行為が全ての始まりだが、、、
例えば線路にあのカギが落ちていて、それはきっと彼のものに違いないとスズメが思って行動したというのでもよかったかなあと思った。
彼に対する描写 速度を緩めた自転車 すれ違う瞬間に感じた彼の雰囲気 そしてその彼が持っていたであろうカギ それらの展開があった方が自然だと思う。
また、廃墟でソウタを探すスズメ セリザワ そして学校の友人たちの雰囲気は「君の名は」「天気の子」とまったく同じというところが少々気になったが、これが彼の作品だと匂わせているのだろう。
更にセリザワが車で登場したシーン
そこにタマキとダイジン
その後の展開は良かったが、、、セリザワがソウタのアパートから出たスズメを見かけたシーンだけでも挿入してほしかった。
また、
スズメが「死ぬのは怖くない」と何度か語るシーンがある。
彼女は幼い頃に東日本大震災で母親を失い、自身も生死の境をさまよった経験がある。
この経験が彼女の死生観に大きな影響を与えたのだろう。
彼女にとって、死は突然訪れるものであり、避けられない運命の一部と感じ、そのため、死を恐れるよりも、受け入れる姿勢を持っているのかもしれない。
ただ、「私が要石になる」と言ったのは少し共感しにくい箇所だった。
幼い頃からの彼女の心境から、誰かのためにという思いは多分にあっただろう。
閉じ師の片鱗とも思えるあの行動で、小さな神様は「仕方ないなあ」と思ったのだろう。
彼女のあの言葉がなくても、おそらくダイジンは元に収まったと思う。
猫 愛し、愛されるのが彼らの使命
神が肉体を持った猫に化けたのは、愛し、愛されたかったのだろう。
少々憎たらしい猫の本質
スズメがソウタへ向けた愛をほんの少しだけ分けてほしかったのが、彼の本心だったのかもしれない。
少しやり過ぎたことで、ダイジンは目的の愛を受取れなくなってしまった。
この部分に新海監督の真骨頂である「切なさ」が忍ばせてあった。
仙台の地で、幼い時にくぐってしまったうしろ戸の中に入る。
全ての記憶が蘇った。
「行ってきます」扉の鍵を閉めながらスズメの言った言葉。
もしかしたらスズメは、ずっとあの場所にいたのかもしれない。
拭えない思い 忘れられない出来事 刹那的になること
彼女は「大事なものはもうずっと前にもらっていたんだ」ということを思い出した。
だから彼女は、過去を収め未来に向かって旅立ったのだろう。
月日が経ち、やがてソウタが戻ってきた。
「おかえりなさい」
この言葉は、彼女がさらに新しい未来を迎え入れる準備が整ったことを指し示した言葉かもしれない。
冒険の旅と成長の物語
そしてそこに忍ばせた切なさ
切なさは監督にとっての重要なアイテムなんだなと再確認した。
最高でした。

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R41

5.0地震ネタを軽く流した感じ

2025年1月6日
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楽しい

幸せ

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おいおい

4.0古傷がえぐられるような強い感情の揺さぶりがくる映画だった……

2025年1月5日
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閑

4.0綺麗な風景、面白い設定、よく分からない教訓

2025年1月5日
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映像美や設定がよく作り込まれていて素晴らしいです。
ただ結局何を伝えたいのかがいつもよく分からないです。

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スン

1.0感情の盛り上がりを計算して組み立てただけの作品

2025年1月5日
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あふろざむらい

3.0よくわからない

Kさん
2025年1月4日
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何が伝えたかったのかわからない。要石とか結局ダイジンがまた代わりになってしまうし、

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K

4.5強いパワーのある作品が好き

2025年1月4日
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秀逸な作品は演出やストーリーなどすべて素晴らしいものと,
ストーリーがおざなりだけどそれを超える”何か”が択一したものが素晴らしい作品だと思ってる.今回の作品は間違いなく後者だと考える.

序~中盤は構成上キャラクターへの感情移入が難しく,並な印象を受けたが
最後が素晴らしかった.
実直なメッセージ性,伏線が回収される開放感,映像美,演技,演出にただただ失語.

天気の子は混沌とした"先の見えない世界でも光は差す"を
一つのメッセージにしたかったとインタビューで述べていた記憶がある.
おそらく今回も同じであろう.テーマ性に違わない強い作品だった.

こういうパワーでそれまでの評価を塗り替える作品...私は大好物です.

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山下プレデリカ

4.5新海監督のスタジオジブリ最新作

2025年1月3日
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オプオプ

5.0二度目で!

2025年1月3日
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映画館で観た時に感じなかった作品の内容が、改めて確認出来て、更に素晴らしい作品であった事を再認識出来た。
老人の判断能力は低下していて、一度観ただけでは作品の内容が理解出来ていなかった。
今回Amazonプライムで鑑賞して良かったとつくづく思いました。

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kentenpura

4.0災害・家族愛・心をキーにした社会問題をも考える作品

2025年1月2日
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泣ける

興奮

幸せ

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ひまわり

0.5手抜き

2025年1月1日
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冒頭からエンディングまで一貫して意味不明。雑なストーリー展開を、作画と楽曲と音楽で誤魔化している。登場人物も物語を進めるための駒でしかない

似たジャンルの「君の名は」は理解できたしそこそこおもろかった。「秒速5センチメートル」は何回見たかわからないくらい好き。

それだけに残念
何がしたいのかわからない

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ひ

1.0登場人物全てに共感できない

2024年12月19日
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鑑賞方法:その他

単純

タイトル通り。そして肝心の主人公とヒーローにも感情移入が一切できなかった。
そもそも命をかけられるぐらいスズメが草太を好きになる要素がなかった。極端な話、イケメンだったから突然命をかけて行動したようにしか見えなかった。そんなわけないのだろうけど、それ以外のきっかけというか要素がなかった。

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たま

5.0繰り返し観ていきたい

2024年12月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

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ももえもん

2.5お友達が気の毒過ぎて

2024年12月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

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松竹

4.0見たい、見ようと思いながら、やっと見た。 1日でも、1分でも、1秒...

2024年11月17日
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鑑賞方法:TV地上波

見たい、見ようと思いながら、やっと見た。
1日でも、1分でも、1秒でも、生きたい、一緒にいたい、いたい。痛いほどの気持ち。
良い作品だと思う。

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hato

4.5スッキリした

2024年10月28日
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kiritohyx

4.0「戸締まり」が指す意味とは。。

2024年10月26日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

興奮

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中野祐治

3.5世界観が素晴らしい

2024年10月22日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

声優陣が素晴らしかった。どの声も魅力的。
そして隕石、天気、地震、スケールの大きいテーマを、
一番身近にある、人が人を想う気持ちと合わせて映画にする新海誠作品に拍手。
そして新海誠監督作品には欠かせない存在となったRADWIMPS。
今回も素敵な楽曲ばかりで、すっかり映画の世界に入り込みました。

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畠山央至@飲食コンサルティング

3.5皆で協力して障害を乗り越えていく様が見ごたえありです!

2024年9月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

知的

いろいろな障害を乗り越える中で、チームとしてまとまり、真実を追求していくような展開の映画です。
人や物事の本質を捉えることの大切さを学べます。

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