すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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お返し申す!
扉を閉めることで日本中を大災害から救っている青年と共に、すずめが抜いてしまった留石(ネコ)を捕まえる旅に出る話。
新海誠監督がずっとやってた、災害を止めるか自分自身の大事な人を選ぶか、という題材を、大震災という私達の誰もが記憶していて永遠に身近にあるものにしたのはめっちゃ偉いと思う。前作の雨が降り病まず東京が水没はあまりにもファンタジーでピンと来なかったけど、それが私たちの経験した大震災でも同じことが言えるのか?って想像しやすいもんね。
だから、それなりに納得のいく決着をつけてくれるのかと思いきや、ぬるっと流された。あのネコは何がしたかったん??私の理解能力が低いだけですか?
私は新海誠の少女の表現がまじで苦手で、特に『君の名は』『天気の子』の運命を背負った少女を神格化させているような感じがダメだった。でも今作は立場が男女逆転ともあって、比較的日々を生きる地に足の着いた女性や少女達を真っ当に描いていたと思う。
それでも、やっぱりなかなか起きない草太(イス)に旅先で出会う女の子にキスしてみたらと言われて、それを真に受けて本当にキスしてんのキモだわ。最後の1回なら許すけど、何回もやらすなよ。あとは、純真爛漫な田舎少女が都会に来てうわぁみたいなの、今どき朝ドラでもやらんぞ。
そして、ここからは私の妄想考察なんだが、あのミミズが私には男の象徴のアレに見えて、今作男性が脇に置かれていることも思うと、女性が男性社会や男からのセクハラ的なものに立ち向かうフェニミズム映画にも見えなくもなかった(笑)それか、純潔な少女を悪魔のような男に汚させないぞ!っていう描写にも見えた(それならそれでキモ)。
やっぱ綺麗な風景や街の描写のクオリティはどんどん進化していくけどSF描写は物足りなかったな。
すずめという名
以前観たドラマのヒロインの名前がすずめだったので、どうしても身構えてしまう。←個人的な意見です
うーん。
絵はとても綺麗だった。
劇場で観たので臨場感もあり、吸い込まれそうだった。
時々笑いもあり。特に芹澤君がよかった。神木くんの声とは気づかず汗
扉が廃墟と化した場所にあるのは何故か。
温泉街だったり遊園地だったり。
かつての活気を感じさせるはずの看板が、かえって切なさを感じさせる。
扉を閉める時、人々に思いを馳せるシーン。
その場所で交わされたであろう会話。
どうして廃れていってしまうのだろうね。
地震と繋げなくても、廃れた街と繋がる扉、というだけでもよかったのにな。
しかし、東京の扉はどこにあったのか。
スマホ1つで高校生が宮崎から上京できてしまう世の中。
叔母じゃなくても心配するよね。
怪我をしたソウタを家に上げるすずめ。
先に2階に行って、というのを不自然に感じたのは自分だけか。
普通は玄関先。せめてリビングでは?
↑細かくてすみません
会う人会う人良い人ばかりですずめはラッキー。
そこは突っ込むのは野暮か。
妙な自信から人のいうことには耳を貸さないすずめ。
やはりあまり好感が持てず。
ところでお父さんは…もともといなかったのかな。
テンポが悪いわけではないのに長く感じた2時間だった。
楽しく鑑賞、だけど、1回観たら満足です。
大学生の息子に「よかったよ」と勧められて、友人と平日に鑑賞。
2人そろって、泣いてしまった。
女子高生・鈴芽(すずめ)ちゃんと、閉じ師(祈祷師みたいな感じ?)の大学生・草太くんのロードムービー。
最初からリズムよく、映画の世界に入っていけるところはさすが。
映像は迫力あるし、飽きない展開で心に残るシーンもある。
子を持つ親としては、鈴芽ちゃんにも、旅の途中で鈴芽ちゃんに力を貸した人たちにも言いたいことは山のようにあるけど、今の子たちは、こんなに突っ走るのかな?我が子もか?と怖くなった。
環さんの気持ちを考えると、ホント胸が痛い。
鈴芽ちゃんには、母になった暁に、この時の自分の行状を猛烈に反省してもらいたい。
新海作品は、近年のアニメ映画の中では、一番好みに合う。
だからこそ、大好きな宮崎作品と比べてしまう。
宮崎さんは、舞台を現代日本にしないこと、恋愛要素を前面に出さないことで、作品のメッセージがまっすぐ届くようになっている。
「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」は、2年前映画館で鑑賞し(コロナ禍唯一の功労)、作品の力に改めて圧倒された。
各々複数回観て(ナウシカは、映画館鑑賞最多回数6回を記録!)、心が震えた。
この、キャパオーバーで受け取り切れないからもう1回観たいという感覚は、「君の名は」「天気の子」「すずめの戸締り」には、なかった。
有名になると、期待値も上がるし、創る側は、大変だと思う。
宮崎さんも、毎回私の胸を打ち抜くわけではなかったし、どちらかといえば、「カリオストロの城」や「天空の城 ラピュタ」などの初期の作品たちの方が好きだし。
新海作品の中では、「君の名は」を観た後、過去作観たくてブルーレイで観た「言の葉の庭」が心に沁みたなあ。
何回も映画館で観たいと思う作品に出合えるかなと思って、次回の新海作品も観にいくと思う。
これは面白いのか?
地震の話らしい・・・程度で観に行ったが、正直、良いのか悪いのかよく分からん・・・・
途中、土砂崩れで、ある居住区域をまるまる廃墟としていたが・・・
雲仙のような、ポンペイ的な災害でもない限り、日本の災害復旧というのは、そうそう町を放棄するようなことはないはず。新海誠も土木建設系に関わりがあると思うので、その辺のリアリティの無さが、(あえてやっているのだろうが)あんまり好きじゃないんだよなぁ・・・
地すべりで崩れたとなったら、また話は別になるだろうが。
現実の災害に題材を求めるのは、正直どうなんだろう、と思うが、データ記録はせめて分散しておいてほしい(実際やっているだろうが)と、東京の風景を見ていて思った。
遷都を言われて久しいが・・・・
どーでも良いギモン
後半部にかかる曲・・・オジサン世代に馴染みはあるが、今の世代に刺さるのか?
そもそもオープンカーで音楽流して聞こえるのか?
(あと、お前は歌わないでいいから)
叔母と姪・・・婚活するなら、ハイジのようにジジババがいなかったのか?
(3.11で死んじゃった?)
宮崎から四国経由で東京・・・高校生が随分金持ちだなと
叔母さん・・・姪を探しに行くのに、おしゃれしすぎ?
(逆に田舎もんが東京に来るんだから、おしゃれするのが基本か)
次回・・・
この画と音響であれば、東京大空襲とか、戦争モノで凄いものが作れそうですが・・・
どうせ女子高生の話なら、もうちょっと地に足のついた現実味のある話でも良さそうな。
テンポ良かった
緊迫感とかテンポは良かった。全体的には楽しめる映画だと思う
地震の経験者の私は地震の震動や警報の場面は怖かった(自分で思ってるより恐怖が染み着いてる)
あと?って思ったのは田舎の高校生だがスマートに電子マネー使いこなしてるし、お金も結構電子マネー払いして(結構使ってるからクレジット?)
でも高校生だから叔母さんのクレジット?学校は休みの連絡いれてるの?とかアホなお節介ジジイみたいな考えが…
まあまあまあ(汗)でもでも今回の作品は楽しめて終われましたよ
ただ苦言ですが新海監督は一人で考えて作り過ぎかな
なんか単調になり幅がなくなってきてます
頭は1つより色々な頭があったほうが幅も色も増えますし物語の主人公も窮屈な動きから解放されるかも
次回で色々ことが決まりそう
うーん、好きじゃない
今までよりはキモくないよ、という噂は聞いたんだが、残念ながらやっぱ随所に漏れ出てる視点がダメだった。
全てが物語の為だけに動いてるから、観てて気持ちが乗らない。その上震災追体験までさせられてもさあ、誰向けなのコレ?とか、これを企画で動かした大人がいるなあ、とかどんどん冷めて寧ろ腹立たしくなる。
直接描くことと追体験させることはイコールじゃない。アニメーションだからできることがあるはずなのにずいぶんと短絡的な。
秒速とか言の葉の時はもっと襞のあることやってたじゃん。
これが新海の商業利用ってやつですかね。
流石
今回は?
主人公や男性に魅力を感じない...
君の名は、天気の子と観てきましたが
相変わらず今作も面白かったです。
ストーリーも演出も魅せ方音楽どれも良かったです
正直ストーリーや展開にツッコミどころは多いですがフィクションなので目を瞑ります
ただ男性に魅力を感じませんでした。
これまでの作品はヒロインにもきちんとスポットライトが当たっていて魅力を感じる部分が何度もあり主人公が惚れるのも納得。
しかし今回は謎の多いただのイケメン。
主人公は果たしてどこに惚れたのでしょうか?
イケメンだからなのか?
自分を犠牲にしてまで助けたいと思うほどの恋心の過程。その過程が今までの作品と比べて少なかったのが残念でした...半分以上椅子でしたし。ただの一目惚れで助けに行きますか?私なら絶対助けに行きませんね
今までの作品は主人公の行動の理由もしっかり理解できて共感も出来ていたのに今回は共感できなかった
草太の事はただの一目惚れで命をかけて助けたのに
気に入られて飼い猫にしてほしいとすずめを助けに来てくれていた可愛い猫は見捨ててる。
正直ダイジンのことも助けてほしかった。
そこだけリアルに書かれても...。人類や一目惚れした相手は助けるのに猫の犠牲には目を瞑る
なんなら自分から日本救おうとするほど正義感が強い主人公だったなら自分が犠牲になるオチぐらいあってもよかったのでは?
今回は震災の話で家族愛を描かれてる部分が多かったので家族愛メインでラブコメ要素を無理やり詰め込まなくても良いのにと思いました
地震が人の行動で左右できるように描いてほしくなかった
映像や音楽は素敵でした。
でも地震が誰かの行動でどうにかできるものとしてほしくなかった。
異世界などのファンタジーならともかく、現実に起きた震災を連想させるならなぜこの描き方にしたのか。
以前、気仙沼の資料館で震災の映像にショックを受けて泣いてしまったときに、現地に住む被災者の方に「3.11は通過点だから、私たちはちゃんと進んでいるんだから泣かなくてもいいんだよ」と慰めていただいたことがあった。
こうして現実を生き抜いている人たちのことが頭をはなれず、個人的な気持ちや行動で大災害が起きるかどうかの瀬戸際になるストーリーがどうしても受け入れられなかった。監督の他の作品は好きだったので残念です。
天気の次は地震だ
後半でわかる震災孤児の話。
これで心動かない人はいないだろう。
はじめはイス?って感じで、後々の展開が不安になるが、ちゃんと回収してくれる。
映画という別のストーリの中でも、今後起こるだろう関東大震災の心づもりが必要なこと、東日本大震災は忘れてはいけないことが、はっきりと自覚できるいい映画だった。
美しさと恐ろしさのコントラスト
新海監督らしい幻想的で壮大な美しい景色が堪能できる映画館で観るべき作品。キラキラとした自然豊かな風景に差し込まれる禍々しい「みみず」とのコントラストや、何度も鳴り響く緊急地震速報の警報音が印象的で、ファンタジーでありながらも日常と隣り合わせの自然災害の恐ろしさを強く感じました。
すずめを中心にテンポ良く進むストーリーは、抽象的な表現も多く理解しきれていない部分も多くありますが、それでも十分に楽しませてくれるのはさすが。すずめが日本各地を旅する中で出会う人々との交流はとても心が温まりました。
不満点としては。個人的に今作は音楽の存在感が従来と比べて大人しめに思えてしまい、ちょっと残念。「カナタハルカ」がとても良い曲なので、監督らしい演出を見てみたかったです。また、すずめと草太の絆の積み上げがちょっと強引で、出会って数日ですよね⁈とツッコミがどうしても浮かんでしまいました。笑 まぁこれは運命の出会いとして納得するしかないか。
全体的には安定の面白さとエンタメ性で楽しく観れて満足です!
これは名作と言って良い映画である。
ショック過ぎてしばらくレビュー書けなかった
辻褄合わせがむずい
ズシっ!
圧倒的な迫力の映像美に最初から引き込まれていった!
災いの元となる「扉」を閉める旅。宮崎から、愛媛、神戸、東京、そして東北。
惑星の衝突による天災を描いた「君の名は」、異常気象を描いた「天気の子」そして、今回は「地震」をテーマに描く。新海誠監督の集大成だという。
「扉」を閉める…
それは、廃墟と化した集落や建物、大震災のあった土地で、無念にも亡くなった人々の怨念を鎮める意味もあるかもしれない。
壮大なストーリーがある一方で、走る椅子や喋る猫「ダイジン」などの、面白くかわいいキャラクターが心を和ませる。また、各地で出会う人々との触れ合いも、デジタル化が進んで生身の人間との接点が気薄になってきた現代には珍しい心温まるシーンだった。
そして、旅と共に膨れ上がる恋心にも惹きつけられる!胸キュンすること間違いなし!
これは、映画館で見るべき映画の一つですね!
映画の大ヒットをいわって今夜がやーまーだー
2022年映画館鑑賞72作品目
12月25日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット1000円
監督と脚本は『ほしのこえ』『君の名は。』『天気の子』の新海誠
呪いで椅子になった大学生の閉じ師と一緒に宮崎愛媛兵庫東京宮城岩手と要石のダイジンを追いかけ旅をするロードムービー
実写映画の『風の電話』に似ている面はある
鈴芽の地元に温泉街の廃墟がある
そこの水たまりに何故か扉が
鈴芽が要石なるものを抜いたら要石は小動物に変身
それはダイジンこと神のような存在
こいつのせいで日本のあちこちからミミズが出現
大震災で多くの犠牲者を出すことを防ぐためにはミミズが飛び出す扉を閉じないといけない
ちなみにこのミミズは鈴芽には見えるが閉じ師以外の一般人には見えないようだ
鈴芽がなぜミミズが見えるのかよく知らない
彼女も閉じ師の能力が先天的にあるのかもしれない
もしかしたら鈴芽の母親も実は閉じ師で要石になってしまったのかもしれない
もしかしてあの黒い大きな猫サダイジンが
まあ頓珍漢な邪推かもしれないけど
劇中大抵は廃墟にミミズの扉があるが東京は例外でトンネルの非常口の中にある立派な門
東京都内はあちこちで再開発が進み廃墟なんてあるわけがないというイメージはあるが決してないことはない
旧下谷小学校校舎だって立派な廃墟だし滝野川馬場商店街もシャッターを閉じたままの店が多く廃墟と言っても過言ではない
だがまあ色々と事情があったのだろう
資料によると宮崎は日南市で岩手は山田町らしい
宮崎の家は海沿いで高台からの海の眺めはとても良い
日南市というなら日南にちなんでせめてモアイ像の映像がほしかった
ちなみに道の駅の大谷海岸がある気仙沼市本吉町から山田町はおよそ100キロ以上ある
前半は『君の名は。』と『天気の子』の間をとって星3.5くらいが無難かなと感じていた
しかし道の駅大谷海岸が登場した辺りからグンと評価がアップ
わりと地元に近く親しみがありテンションが上がったのは事実
環が鈴芽に本音をぶちまけたり鈴芽が幼い頃の自分に会う場面は悲しくて泣けてきた
星4.5は与えたい
伊藤沙莉だけははっきり伊藤沙莉だとわかる
とはいえ決してそれは悪くない
歌声は思いのほか悪くなかった
聖地巡礼という言葉は嫌いだしオタクはもっと嫌いだ
せめてくれぐれも地元住民に迷惑をかけないでほしい
悪質な撮り鉄みたいなトラブルは起こしてくれるなと強く願いたい
あとかなり昔から知ってはいたが愛媛も今では関西弁で「菜飯となもしは違うぞなもし」などと言う人は現在ではいないという事実は坊ちゃんファンとしてはやっぱり悲しい
岩手県出身宮崎県在住の女子高生・岩戸鈴芽に原菜乃華
家業で閉じ師をしている教育学部の大学生・宗像草太に松村北斗
目が大きい白い小猫・ダイジンに山根あん
鈴芽の叔母で亡くなった姉の代わりに鈴芽を育てあげた岩戸環に深津絵里
漁協に勤める環の同僚で眼鏡をかけている岡部稔に染谷将太
神戸でスナックを経営しながら幼い男女の子供を育てている二ノ宮ルミに伊藤沙莉
民宿で働く愛媛の女子高生・海部千果に花瀬琴音
東日本大震災で亡くなった鈴芽の母・岩戸椿芽に花澤香菜
草太の友人で教育学部の大学生で懐メロが好きな芹澤朋也に神木隆之介
草太の師匠で祖父の宗像羊朗に松本白鸚
ルミがママを務めるスナック「はぁばぁ」でアルバイトとして働いているミキに愛美
宮﨑駿のように声当て専門ではない人たちが中心だが僕は声オタではないので全くといっていいほど気にならなかった
オーディション落ちまくっている声当て専門の若手には悪いけどこれは現実として仕方がない
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