「なぜミミズ←わかりました❗️」すずめの戸締まり りかさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜミミズ←わかりました❗️
地震という自然災害をくい止める為に九州から東北まで奔走する鈴芽と草太。
本来なら家業の草太一人でする仕事らしいが、猫のダイジンに小さな椅子にされて仕方なくというか、鈴芽本人は望んで同行というこじつけなストーリー。ただ、鈴芽が望む理由は二つあり、ラスト近くでわかる。
また、何でナマズではなくミミズなんだろう?
グレシャムの法則さんのレビューを拝読してみて謎は氷解した。村上春樹さんの作品『かえるくん、東京を救う』から新海誠監督が発想を得られたらしい。私のように疑問に思う方は、グレシャムの法則さんのレビューをご覧になっていただけたらと思う。一目瞭然。共にいいお話も仕入れられるだろう。
多分、皆様のレビューにもヒントが散りばめられていたのだろう。知識不足かつ鈍い自分には気づくことができなかったということだ。
草太が呪文を唱えていたのも古くからの日本に伝わる災害忌避への祈りなのだろうか。
現在において地震の予知は無理である。本作では、鈴芽に見える"ミミズ"近くの戸を早めに締め鍵をかければ地震を防ぐことができる。何と素晴らしいことではないか。だからファンタジーなのか。
大分、愛媛、神戸、東京、東北とダイジンが写っていたり、"ミミズ"が出現したところに場所は移って行く。この繰り返しが話を単調にした所以だろうか。
故に最後の東北の話に於いても鈴芽の幼い頃の記憶が盛り込まれていても鈴芽程も衝撃も受けずただ辛くて悲しい記憶のある人々にとっては、架空のファンタジーではなく現実に引き戻されてしまうのではないかと危惧する。
(余談)
ずっと公開作品として紹介されていて目にしていた、ほぼ半年。ロングランなので最終日に観に行った。
映像での舞台挨拶もあったが、やはり、生でないと魅力半減。
コメントありがとうございました。
自分と合わないというだけで、こういう言い方をするのは不遜だということを承知の上で言語化すると、すべてが薄っぺらく感じてしまうのです。いわゆるセカイ系の展開で、お子様の判断力しかない主人公の選択に全部背負わせることで、観客の感情を動かそうというやり口は、おぞましさすら覚えます。
りかさん、共感&コメントありがとうございました。ご自分で”鈍い”と書いてらっしゃいますが、そんなことはないですよ。私なんかは一旦気に入らないとなるとあれこれマイナス点ばかり挙げ連ねてしまうんですが、りかさんはとても冷静で客観的に観ておられるなと思います。
共感&コメントありがとうございます。すずめの戸締りから広がるコメントの応酬に驚きました。一つの世界観が出来上がりつつありますね。自分の拙い文章力では伝えずらい事もありますが、またレビューも楽しみに見させていただきます。
共感そしてコメントありがとうございます。
やっとレンタルに昨日からなりました。
なんか昨年の11月が劇場公開だったようなので、10ヶ月、
記憶の中で一番レンタルが遅かったです。
世界中で公開して、ようやっと観れました。
新海誠監督の「戸締まり」とか「閉じ師」とか柔らかい言葉が
とても素敵でしたね。
本当に災害を防ぐ事に全知全能を掛けて、被害者の出ない国に
なりたいですね。心からそう思います。
こんばんは❗️村上春樹さんはあの短編集を30代前半に書いてるんですが、そういうことを言い始めたら、尾崎豊や宇多田ヒカル、あいみょんなんかは10代からアレですからね。言葉を大切なものとして真摯に向き合っている人を、私は無条件に尊敬しちゃうんです😆
直近で、注目しているのは、辻村深月さん。映画化も多くて、ツナグ、ハケンアニメ、かがみの孤城など、だらけることなく飽きずに読めて、結構深いです。
りかさん、コメントありがとうございます。
>なぜミミズ
なのかについて、どなたかのレビューで触れていたなぁ
という記憶が頭に残ってはいたのですが、どなたの
レビューだったか思い出せず、悶々としておりました。
グレシャムの法則さんのレビューでしたか。
※全てのレビューをしらみ潰しに探すには、"すずめ"の
レビュー件数が1000を超えていて、日和ってました…^_^;
村上春樹さんの本はほとんど読んだ記憶がなく、かろうじて
「羊をめぐる冒険 」を昔読んだかな、という程度です。
今回のグレシャムの法則さんのレビューとコメントで紹介されて
いた村上春樹の本、折角の機会なので読んでみようと思います。
「神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)」
「カンガルー日和 (講談社文庫)」
# 買ったけど未だ読んでいない本が増殖中・_・…頑張れ自分
おはようございます。
負担なんてとんでもございません。
自分の凝り固まった頭には、新たな角度で考え直すきっかけができることは大歓迎ですし、なるほど❗️そう考えたほうが説得力あるな、という気づくこともたくさんあります。
りかさんのおかげで、ホコリをかぶってた本を久しぶりにみることになったのもとても刺激的なことでした。
こちらこそ感謝申し上げます。
色々とありがとうございます。ただ、新海誠監督に確認したわけではないので、村上春樹さんの作品からの影響があるのか、ただの偶然なのか、本当のところは分かりません😅
〝想像力による恐怖〟については、同じ短編集の中の『鏡』にその答えらしきものが含まれていると思ってます。
もしご迷惑でなければ、もう一度立ち読み?していただけると…😅
なんだか申し訳ないです。
それは、運命だったのかもしれないし、本人たちのちょっとした気まぐれがきっかけだったのかもしれないし、両方だったのかもしれない。人生はそれほど自分ではコントロール出来ないもの。それでも、いつも想像力を働かせて、自分なりの物語を用意しておけば、いいことだってきっと起こる。
新海誠監督は、もし自分が原宿の裏通りで彼女に出会ったら、こう声をかけよう❗️と思ったのです、きっと。
『ねえ、君の名は?』
村上春樹さんの長編小説の主人公は、多くの場合、妻や恋人や友人について、大きな喪失を経験します。
その理由は、主人公だけでなく読者にも最後まで明確には語られないまま、何が起きたのか、どこにいるのか、行き先も知らされないまま、登場人物と一緒になって読書という旅を続けることになります。
彼女の心変わりなのかもしれないし、外部要因によるのかもしれない。いずれにしても、主人公にとっては、〝理不尽〟としか思えない。
りかさん、コメントバックありがとうございます。
重めのコメントを書いてしまったかも、と
upした後に気になっておりました。
最初は、りかさんのレビューの「タイトル」に
反応するつもりでいたのです。
( しかも、こちらは書き忘れてしまうという…)
「なぜミミズ」
うん。同感です。
なぜミミズなのか。はて。 ?_?
地震ならナマズなのでしょうけど
ナマズが飛び出しても怖くないかなぁ
なんて事を考えてます。
お尋ねの件、まったく問題ございません。新海誠監督が、村上春樹さんの作品からの影響についてどこかで触れているのを読んだことはないのですが、『君の名は。』も、私個人は影響を受けていると思っています。
もし、機会があったら、講談社文庫の『カンガルー日和』という短編集の中の『4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて』を読んでみてください。
(書店の人に叱られますが、立ち読みでもいけちゃいます😉)
りかさん、お邪魔します。
>辛くて悲しい記憶のある人々にとっては、架空のファンタジー
>ではなく現実に引き戻されてしまう
まさにこの感覚、鑑賞した直後よりも時間が経過してから
の方が大きく感じられるようになりました。
船がビルの上に乗り上げた場面が描かれます。
沿岸部の街で起きた、被害の象徴のように描かれていますが
作品の中で本当に必要なシーンだったのかどうか。
最近観た作品に「有り、触れた、未来」がありまして
こちらも東日本大震災(と言及されてはいないのですが)から
立ち直っていく街と人びとをを描いた作品です。
この作品では、被災した場面は一切描かれていません。
それでいて、伝えたいことはしっかり伝わってきました。
こういう演出もあるんだ と感心させられました。
え~っと
東日本大震災で「どの程度のダメージを負った人か」によっても
受け止め方が違うのだろうな と思います。
震災後10年以上経ちましたが、その10年は
ある人には「もう10年」であり
他の人には「まだ10年」でもある。
同じ東北の人間の中でも、受け止め方は違うと思いますし
とてもデリケートな扱いが必要な部分ですね。
(長くなってしまいました @_@; )
共感そしてコメント
ありがとうございます。
生きていることが
当たり前と思っていた頃と……
今は変わりましたね。
何時なにが起こるかわからないと。
特に震災はどこでも起きるので。
これからもよろしくです。☺
『きのう何食べた?』はドラマ版は観ているのですが、映画版は未見なのです。もし鑑賞することがあったら、松村北斗さんの姿を確認したいと思います!
またよろしくお願いします😆
りかさん、コメントありがとうございます♪
確かに、自分の好きなものが結構詰め込まれていた映画だったかも知れません。点数が辛めになったのはそのせいかもです💦
松村北斗さんはイマイチよく知らないんです😵💫歳と共にだんだんジャニーズのことがよくわからなくなってきました…。
『リトル・マーメイド』の件、期待に添えず申し訳ありませんでしたm(_ _)m