劇場公開日 2022年11月11日

「伝承と自然との繋がりを今作でも」すずめの戸締まり NAOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0伝承と自然との繋がりを今作でも

2022年11月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

新海監督は間違いなく私の一番好きな監督
今作は彼の集大成と銘打たれていますが、初期の頃の静かで言葉が少なくても、風景や天気で感情の揺れを表現されてた作品から、空や景色の圧倒的な美しさは残しつつ、エンタメ作として台詞やキャラを増やしてきてわかりやすく受け入れやすく、感動を呼ぶ作品になっていると感じました。
ダイジンというネコのキャラ、予告を見た時こういうのは大衆向けのキャラを出して来たのかなって少しモヤモヤしたんですが、あんまり可愛くないw当初は憎たらしいというかイラッとします。徐々に見え方が変わってきて最後は泣けてしまった。
妖怪とかって人間とは感覚が違うと、他の作品などでも描かれることがありますね、そういうものもあったのかなとかんじました。
ネタバレになりますのであまりいえませんが、日本の脈々と語り継がれる伝承とか自然との関わりを今作でも描いています
人柱もので天災を抑えたり人と自然と人ならぬものを信じてきた人々の文化をすごい感じました。
途中鹿島神宮の事を思い出しましたw
テーマにあのことを持ってくるのはまだ少し生々しい。子供が泣いてるのはかなり辛いね。。
今回主人公の草太の男友達役の芹沢は声優さんが演じているのだと思ったらまさかの神木くんでしたw
わからなかったwいい声だなぁ

NAO