「酢飯にサバ缶」サバカン SABAKAN sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
酢飯にサバ缶
1986年、長崎。小学5年生の久田は、両親と弟の家族四人で暮らしていた。同級生の竹本は、家が貧しくクラスでは孤立していた。そんな竹本が、なぜか久田をブーメラン島への遠出に誘い出す。道中、いろんな目にあった二人は、夏休み中すっかり仲良しに。
ゴーストライターばかり任せられている大人の久田が、ひと夏の思い出をオリジナル小説に書き留める、という体裁で描かれています。当時の風景が懐かしいです。また、少年の夏の思い出を扱ったものはたくさんあるけど、またどれも良いんだな。親しくなっていく過程だけでも十分楽しいのに、悲しい事故と別れ、そして最後おとなになった二人のやり取りも加わり感動できました。酢飯にサバ缶は、やっぱり合わなそう。
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